プロローグ
はじめまして。
初めて書くのでお手柔らかにお願いします(^^)
アパートとマンションごっちゃになってしまいました。気にせずに読んでください。
………。
ここ……どこ…??
とある日曜日、まだ日も出ない時間からいつものように2匹の犬の散歩をする。
地方に来て良かったと思えるような気持ちのいい風景だ。
いつもの河川敷の散歩ルートを目をこすりながらトボトボ歩く。
一人暮らしを始めて早5年。
地方で就職が決まり、最初はようやく親元を離れて楽ができるとか、遊び放題だとか思って満喫してたけど、いつしかつまらない日々を送っていた。
仕事が終わって家に帰れば寝るだけ。
朝起きたら仕事に行って帰ってきたら寝る。
そんなよくある日常だ。
うちのアパートはボロいが大家さんも優しく住み心地が良いところだ。ペットOKでどの部屋の人も何かしらペットを買っている。そのせいか、多少騒いでも文句は言われないし、みんな自分のペットを自慢し合う仲良さげなアパートだ。
そんなある日、近くのペットショップで、今一緒に散歩をしてるゴンとモモに出会った。
周りがみんなペットを飼っているせいか、自分だけ家に帰っても誰もいないのが寂しくなってしまったのか…。
最初は柴犬のゴン1匹だけだった。
男らしい眉毛と俺を見つめる熱い眼差し、何より触って見たらめちゃくちゃ気持ちいいし言葉では言い表せれなかった。
店員さんに声をかけ、迷うことなく一緒になった。
有り難いことに少なからず貯金はあり、店員さんに勧められるがままに色々買い込んだ。
しかしあれだ、、仕事中独りぼっちも寂しいだろうと、ゴンを迎えて1週間後には、ついつい雑種のモモを迎えてしまった。
涙目な瞳にやられてしまった。
あまりにも切ない顔をしてるもんだから……。
即決してしまった。
もちろん、また同じ店員さんであれやこれやと買わせてくる。
商売上手なのだろう。
2匹ともまだ生後半年のくせにデカかったけど可愛いもんだ。
すぐに懐いてくれて、家に帰るのが楽しくなっていた。
「ハァ、お前らを迎えてもう3年も経つのか…」
時間の流れる早さと、何とも言えない時間を無駄にしている感覚に襲われてため息が溢れる。
わんわん!!!
わん!!
? なんだ??
ゴンとモモが急に吠え始めてリードを目一杯引っ張る
おっと!!
おっとっとっとっとっっ!
え!
ちょっ!!!
まっ!!!!!!
足がもつれて勢いよく河川敷を下っていく
ズゴッ!
あ……
ドダダダ…勢いよく足を滑らせお尻は階段でバウンドを繰り返す
「あ、いたたたたた!
ちょ!!
お前らストップ!!!!
いたたたたたたたた」
草むらまで強引に連れて行かれる
「何だお前ら…揃って糞でも落としてくのか?頼むから草むらの奥でやるのはやめろよー、、回収すんの面倒くせぇんだから」
ガサガサと2匹が草むらを進み、クンクンとニオイを嗅いでいる。
わんわん!!!
わん!!
???
なんだ??
なんか転がってる?
布団か??
汚れてはいるが、ちょっと高そうな白い布団
ん?
なんだこれ??
不法投棄か???
全く、最近のやつらは…布団くらいこんなとこに捨てずに自分で始末しろよ…ッ
明日は資源回収日で、古い布団を捨てようと思っていたところだ
全く…なんか見つけちまったし、前日から置いといても文句言われないし……
「ハァ、しゃーねーわなー、見つけちまったし…」
そう言いながら布団を引っ張ると、妙に重い。。
「ん?なんだこの布団??最近雨降ったっけ??それとも川の水?いや、こんなところでそれはないか……。
まさか、野良犬とか猫の小便が大量にかかってるとかは勘弁してくれよーッ!?」
ぶつぶつ言いながらひっくり返してみた
……………………………………。
「すぅうううううっ」
大きく息を吸って伸びた
考える。
目の前には不法投棄された布団だと思っていたら、
なんかコスプレした女の子
しかもちょっとはだけてる。。
や、やべぇ
これってあれじゃね、何もしてないのに犯人にされて冷たそうな所にぶち込まれたり金をたかられたりする雰囲気のヤバそうなあれじゃね?!
焦る、とにかく焦る
触ってしまった以上、なんか指紋出てきたとか言われたら一貫の終わりだし、、、、
そうこうしているうちに、目の前のコスプレした女性が目を覚ます
「あ、……おはようございます…」
白々しくとりあえず挨拶してみた
挨拶するのかピーピー叫ばれると思いきや、わけのわからん言葉を話し始める。
「え?なに??パードゥン??」
適当に英語で返すが反応はない。
すると地面が白く光ったとおもったら…?!
え!なに!!?
なにこれーーーーぇえええええええええええええええ!
私の好きな物語を楽しんでいただければ幸いです。