ハーレムに必要なのは、主人公補正
アーリー「成長速度アップとかどうなの?なろう小説じゃありがちだし。早く強くなれるじゃない。」
レイト「僕に戦闘の才能があると思う?仮に成長速度が0.1だったとして、倍になっても元から成長速度10の人には勝てないよ。仮に元の世界でトレーニングによる強さの成長速度が10倍になっても、ヘビー級の格闘家には一生勝てる気がしないもん。異世界でもそれは変わらないと思う。」
アーリー「じゃあ、魔眼は?厨二病のあなたが大好きそうなスキルでしょ。索敵とか鑑定とか相手の能力看破とか絶対役立つでしょ。なろう小説でも、強キャラがよく使ってるじゃない。」
レイト「僕が厨二病かどうかは置いておくとして、確かに魅力的な能力だね。でも、千里眼とか透視能力とかあったら、絶対女の子の裸を覗き見しまくっちゃうから。何でも見慣れすぎると価値が下がっちゃうでしょ。女の子の裸で興奮できなくなるのは勘弁だな。」
アーリー「情けない理由ね。じゃあセーブ機能は?もしもの時の保険として必要よ。初見殺しの敵とか状況でも、何度も死に戻りして状況を打破できるわ。」
レイト「セーブ直後に詰みの状況になったときが怖い。セーブ直後に大勢の敵に取り囲まれるとかね。何度も殺されるはめになる。ただ殺されるならまだマシで、拷問後に殺されたり、犯されてから殺されるのを繰り返すのは最悪だよ。よって、僕がモテモテになってハーレムを作るのに必要な主人公補正しか選択肢はないよ。」
アーリー「偉そうに得意顔で説明したけど、結局モテたいだけかい!」
レイト「でも、主人公補正があればエンディングまで死ぬ可能性は低くなるよ。」
アーリー「エンディングって、ゲームじゃないんだから。」




