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序章
…今、君は周りに何もない草原に居るとしよう。
この草原には勿論、終わりがある。
終わった先は街や村かもしれない。森や林かもしれない。
可能性は色々あるだろ?
それを確かめたいと思う、思わないは別としても、とりあえず君はいずれかの方向に歩き出すだろう。
…何かを、求めて。
自分が進んだ先にある、未知な何かを求めて。
怖がりもせず、怯えもせずに進むだろう。
それじゃ、君がその草原を歩いているとき、ある女の子に会ったとする。
話しかけたところ、彼女は喋れないらしい。
地面が土なら地面を使って筆談ができるが、生憎ここは草原だ。そんなことできない。
かといって、一度話しかけてしまった身。喋れない彼女を放置して行く、という選択肢も無いだろう。
そんなとき、君はどうするだろうか。
俺は、ただひたすらに、そのまま彼女の腕をとって草原を抜けようと歩いた。
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