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F·プロローグ：

北の首都《しゅと》への道のりで、ある旅人がこう尋ねた――

「なあ、おっさん! ちょっと聞きたいんすが、あっちにある大きな森。あれってなに？」

その旅行者の口調《くちょう》はかなりカジュで、もちろん、旅で会った人みんな礼儀正しなくだってもいい関係なので、彼のそのような口ぶりは不満を招かれなっかた。

むしろ、彼の問題自体が、他人の不満みたいな態度を引き起こした、大半は驚き。旅人がさっき口に出た「おっさん」もそだた。

「おい、あんちゃんよ！あんた、この大陸に来たの初めてでさっき聞いたけどよ、まさかあの『フォルクス大樹海《だいじゅかい》』のことも知らないかよ！こちとら、辺境で一生村から出てこない、毎日畑仕事しか知らない田舎もんでさえ知ってるんだぜ! 」

そして、旅行者はおっさんから、以下を知った：

『フォルクス大樹海《だいじゅかい》』

それは、かの有名な緑の海。

伝説によると、そこには多くな謎と宝物が深く眠りし、または、その樹木は天使の体で構築《こうちく》されたとも言われています。さらには、その木の海の最深部こそ、この世界の基盤《きばん》であること。

「へぇー！」

旅行者はそれらを聞いて、目を細める。

彼の視線は、あの緑と青が一線と繋いだ遠い遠くまで置かれた...