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7.誕生日会(中盤)

昨日2つ投稿するって言ってたのにすみませんでした(-ω-;)

今日は必ずします!

夜の10時予定です。

次に挨拶に来たのは、ミスラント公爵家だった。公爵は10歳と2歳ぐらいの男の子を連れて来た。


「クライム、エリナスはどうした?」

「エリナスは今、第3子を妊娠していてな。少し距離のあるここまで来るのが難しかったんだ。」 

「まぁ!エリナスが3人目を!?知らなかったわ。もう、教えて欲しかったです。」


クライム…ミスラント公爵の名前らしい。エリナスとは、公爵の夫人のようだ。


第3子を妊娠しているの!?えっ、公爵の年はあまりお父様と変わらないように感じたけど、10歳ぐらいの子供がいるのだ。公爵は30代なはずなのに若々しい。


そういえばお父様、公爵と話す時敬語じゃなかったよね。公爵の方が年上のはずなのに良いのかな?この世界の上下関係はまだよく知らないけど基本年上には、敬語のはずなのに。友だちだから…?


「それにしても可愛らしい子じゃないか。将来が楽しみだよ。そうだ!ルミルと婚約しないかい!?」


さっきまで公爵夫人の話だったのにいきなり自分の話に変わり驚く。


いや、今から将来とか言われても……


公爵の後ろに隠れていたルミルという子もいきなり自分の名前が出てきて驚いていた。ずっと私を見ていたサファイアブルーの瞳と目が合ってしまう。


実はずっと気がついていた。公爵の後ろに隠れて、公爵達が話をしている間もずっと私を見つめていた。そりゃもう、私に穴があくんじゃないかというほど見つめられていた。そんな視線に気がつかない訳がない。でも、目を合わせたくなかった。だって、目が合ったらその後気まずくなるに決まってる。赤ちゃんと幼児といえど。だから合わせたくなかったのに、いきなり指名されて驚いてそちらを見てしまい目が合ってしまった。


瞬間、体が金縛りのようにあって動かなくなり目が合ったその数秒をとても長く感じた。


公爵と同じ黒髪でサファイアブルーの瞳。健康的な肌の色に男の子というにはまだ華奢な体つき。あれ、私ルミルを知っている…?


瞬間、頭の中に映像が流れ出す。


『私がこの力を使って皆を助けるの、お願いルミル』

『だが、そうすると君が傷ついてしまう!』

『でも皆が傷ついているのを見過ごすのは絶対にできないわ!!ルミル』

少女の言葉にルミルは苦情の表情を浮かべる。その後、はぁと息を吐きその優しい少女、精霊姫へと向き合った。

『分かったよ。君は言い出すと止まらないからね。優しい君らしいよ。ま、そういう所に惚れたんだけどね。』

そう言ってルミルが少女の手を取り歩き出す。少女はありがとうと伝え、決意を込めた表情で前を見据えていた。



『精霊姫』のワンシーンだ。

そうだよ、ルミルは攻略対象じゃんか!?


ゲーム内の先輩キャラでしっかり者の設定だ。子どもの頃は見たこと無かったが可愛らしいな!って言うか、私、ルミルと一緒にいたらダメじゃないか!だってルミルルートでも私、死んじゃうんだよ!悪役アリスティアは主人公に嫌がらせをするが、ルミルルートではそこまでの事はしていない。だが、なぜかアリスティアは死を遂げるのだ。事故によって。何故殺されなければいけなかったのか制作会社に聞きたい!悪役はやはり死ぬ運命にあるのか!?だからルミルの周りにいると事故に会うかもしれない。後は特に注意点はないだろう。ルミルルートでアリスティアが人に殺されるというのはないから。主人公に嫌がらせしなかったら良い!


わずかその数秒で頭がフル回転し、結論が出た。


「婚約は早すぎる!アリスティアはまだ、1歳だぞ!」

「だが、大切な女の子だ。早めに守っていく事も必要だろう。」

「そうだが…。それでもまだ早い!」


守る?一体何から守るというのか。


ルミルをちらりと見れば当の本人はポカンと口を開け、呆けている。視線は私からようやく外れ公爵達だ。


「父上、婚約をはやるお気持ちは理解いたしますが、後ほどに致しましょう。アリスティア様にご挨拶をしたくてうずうずしている者も多いようですしね。」


公爵の隣にずっと立っていた少年が公爵をいいきかせる。レイトンと言う名だったはす。ルミルと同じさらさらな黒髪を揺らしながら公爵を連れて行った。公爵はぶつぶつ言っていたけど。


ほっと私を抱えるお父様から安堵の息が聞こえた。お母様はニコニコとそんなお父様を眺めていた。


まだまだ来客の挨拶は長い。侯爵、伯爵、子爵…………。仲のいい人だけって言ってたのに多いよ!!

作題と内容がかみ合ってないなって思い始めました。赤ちゃんの頃はあまりお転婆にすることが難しくてですね……

もうちょいしたら赤ちゃんを抜け出して成長するのでそこから、お転婆になっていきます!

もう少し、お待ちください!!

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