9、三校時目
今回も会話だけです。そして、ものすんごく短いです
「じゃ、まずは地理から話そうか。今、私達がいる大陸は『アースヘル大陸』っていう名前で、別名『魔大陸』、まあ、魔人種や獣人種が多くいる大陸って覚えておけばいいよ。この大陸は縦に細長いひし形の形をしていて、中央に『逆大樹』を中心とする国家、『ゼルドルバル帝国』があって、その北の方に超危険ダンジョン『魔の森』がある。そこには、『逆大樹』の双子の『世界樹』を背負った『太古の巨獣』、まあ、いわゆる熊さんが闊歩してる。で、その『世界樹』には森人種『エルフ』が住んでる。ぶっちゃけ、あいつら他種族見下してるからね。降りてくることは全くない。それで、東の方は魔人種鬼人族の『ヒノボリ』っていう鬼人族しかいない珍しい国があって、西の方にはでっかい屋根に覆われた常闇の国『ムーンメモリアル』がある。南の方はちっさい国が乱立していて、毎日小競り合いが起きてる。ここまでで質問は?」
「いや、めっちゃ長かったけど、大体理解できた。でも、これだと読者が分かりづらいと思うんだが」
「読者………?まあ、もっと簡単に説明しろってことね。中央は『ゼルドルバル帝国』、北は『魔の森』、東は『ヒノボリ』、西は『ムーンメモリアル』、南は紛争地域って覚えておけばいいよ」
「ほうほう、だいぶ分かりやすくなったな」
「あ、あと国ごとに『シンボル・アトリビュート』ってのがあって、まあ、その国が信仰している神の属性だね。中央の『ゼルドルバル帝国』は無属性、北の『エルフ』は風属性、東の『ヒノボリ』は火属性、西の『ムーンメモリアル』は闇属性、南の小国家群は『水属性』が多いみたいだね」
「へぇ〜、かなり分かれてるんだな」
「そ、それぞれの特色があるからね。で、一応これで地理はおしまい。次は魔法ね」