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最弱職と最強職の魔王討伐  作者: ヤマトシン
3/3

最弱職と最強職でスライム討伐

5日目の朝

とりあいず金が必要だ。

もう木箱の中は嫌だ。

よし、クエストを受けよう。

俺は木箱の寒さが残りながらギルドの

クエストボードに行く。

最初のクエストだから簡単なのにしよう。

クエストボードから探してみる。

ええと

「迷子のペット探してください」

冒険者がやることじゃないな。却下


「魔王討伐してください」

人類の目標だろうが。なんで初心者の国で

受けなきゃいけないんだよ。


「最強の人実験体になってください」

いやいや怖い。何されるんだよ。


俺はクエストボードを見て思った。

ろくなクエスト無いな。

なんで、こんなにろくなクエストが無いか

受付のお姉さんに聞いてみると

「1週間前に勇者が来てあらかたモンスターを倒して

しまったんですよ。」

俺はまだ見ぬ勇者に殺意が沸いたが・・・・

沸いたところで、どうにもできないので

俺は、ほかに、何かないかジックリ見ていると・・・・

あった。一つだけ簡単なクエストが。

「ビッグスライム討伐」

スライムって雑魚キャラだろ。

たぶんちょっと大きくなった。

くらいだろくらいだろう。

しかし何故、高難易度クエストになっているのだろうか?

まぁいい。今は金だ。

俺はバイトの余った金を全財産使って

木の剣を買い。

さっそうとビッグスライムのいる

国の門のすぐ前にある大草原に出た。

特にモンスターはいないが、

よく見ると、遠くのほうに、

水色の大きいスライムがいた。

俺は早速走ってスライムに新品の木の剣を

叩きつける。


ムニュン


え・・・・

その柔らかい音。

俺はスライムのほうを、見てみると・・・・

見事にスライムの体に剣が埋まっていた。

「もしかしてこいつ打撃無効とかしたり・・・・」

俺が言い終わらない内にスライムが突進してきた。

攻撃くらいは弱いだろう。

と思っていた俺は避けずに受けてみると

さっきまでは柔らかった、スライムが

超硬くなって俺に突進してきた。

俺は四メートルくらいぶっ飛ばされると

最強コマンドを発動した。


逃げる


逃げるのである。運がいいのか

スライムはとても遅かったので

いいくらいに国に逃げれた。

もう夕方だ。このクエストは、夕方までなので

クエスト失敗だ。

金も貰えるはず無く。

5日も木箱で過ごすことに・・・・


6日目の朝

仲間を集めよう。

一人じゃ絶対無理だ。

あの詐欺天使からもらった

≪全スキル≫も≪一度だけの幸運≫

も全然やくに立っていない。

俺はギルドに行き、

クエストボードに仲間募集の張り紙を張った。

あとは待つ。


1時間後・・・・

まだまだいける


5時間後・・・・

誰か絶対来る。


12時間後・・・

さすがに、心が折れました。

確かに俺は最弱職ですけど

ちょっとくらい仲間がきていいじゃないですか。

俺はクエストボードに

張っていた仲間募集の紙を剥がそうとすると

突然俺の体がピンクに光った。

俺はなんだと、おもいつつ

剥がそうとすると、

「その張り紙剥がすのですか?

もしよければ仲間にしてほしいのですが・・・・」

俺は聞こえた声のほうにバッと向くと

そこには、俺より身長が低く

右手に魔法の杖を持った、

髪の色が青色の子がいた。

「あの聞こえてますか?

仲間になりたいんですけど」

俺はさすがに思った。

「からかいに来たのか」

「違います」

「私はコガミ

魔法学校出身の人です」

とりあいず立ち話も嫌なので二階の酒場に

行って座ると

「ええとつまり仲間になりたいと

最弱職のパーティーですよ?」

「いいのです。私はパーティーに入りたいのです」

「それじゃまず名前と職業とかは?」

「ふふふはははは」

気味悪くその子が笑うと

「よくぞ聞いてくれました。

私の名はコガミ

そして驚いてください

職業はなんと≪マジックゴッド≫なのです」

ええと日本語にすると魔法の神か・・・・

「やっぱりからかいに来たのか」

「だから違いますって」

仕方がないここは試してみるか

「んじゃビッグスライムとか倒せるのか?

お前の体で無理だろう」

「言いましたね。余裕で倒せますよ

あんな雑魚それじゃ明日見せてあげますよ」

こんな、みえみえな挑発に乗るなんてこいつバカだな。

「よーしそれじゃ明日大草原に集合だ。」

俺はコガミとギルドを後にして

いつもの木箱に戻った。

寝ようとしたがステータスが気になったので

手の魔法陣を起動させると、同時に思った。

そういえば、ここに職業とかも載っているので

コガミのステータスを見ればよかったんじゃー

まぁ今考えてもあと祭りだし寝るか。

俺が魔法陣を仕舞おうとしたとき

スキル欄をパッと見ると

「無い、一度だけの幸運がなくなってる」

なんでだ。今日何かあったか?

まさか。あの体が光った時?

でも幸運なんて来てないし。まさかコガミが来たことか?

いやそれしかない。なんでだよ。

普通、物凄い力とかを手に入れるんじゃないのかよ。

俺は木箱の中でふて寝した。


翌日俺はビッグスライムのクエストを受けて

コガミに会い、大草原に行った。

「さーお前の≪マジックゴッド≫

やらを見せてくれよ」

「いいでしょう。それじゃあのビッグスライムに

魔法を撃ちますね。」

俺は期待しないで見ていると

コガミが何かを唱えだした。

空気がピリピリしているが無視だ。

「さーーしっかり目に焼き付けてください。

ライトニングロード」

コガミが言うと目の前に雷が来て

スライム目掛けて一直線に行った。

ものすごい爆音がした。

スライムの方を見てみると・・・・

ギルドの館より大きなクレームが出来ていた。

「なんだこれはーー」

「あなたが言う魔法ですよ。

さぁーこれで私を仲間にしてくれますか?」

「わかった。わかった。

仲間にす・・・・」

俺が言葉を言おうとしたとき。

さっきの爆音で集まったのか、もう一匹ビッグスライム

が出てきた。

「おいコガミ。スライムが来たから

もう一回魔法を頼む。あと、威力はもう少し

弱くしてくれ。じゃないと、ギルドに怒られそうだ。」

「何言ってるんですか。あれで結構、弱くしましたよ。」

「は?」

そんな声を上げると

「だって私は、マジックゴッドですよ。

魔法だったら最強ですよ。」

あーーわかった。なぜこいつが、ほかのパーティー

に入れなかったか。使い勝手が悪いからか。

俺が考えてる内にコガミが魔法を撃ち

ビッグスライムを倒すと・・・・

「よーしコガミ。今日は、ありがとな。

クエストの報酬は、コガミが受け取っておいてくれ。

それじゃバイバイ。」

俺が帰ろうとして後ろ向くと

頭に杖が触れる。

「仲間にしてください。

もうこれで10件ぐらい回ってるんですよ。

こんなに、かわいいのに

もし仲間に、してくれなかったら

スライムになりますよ。」

なんだこいつ。これどう見ても脅迫だよな。

「わかったわかった。仲間に入れてやるから

その杖を下ろしてくれ。」

「本当ですか。ありがとうございます。」

俺はとぼとぼ、ギルドに、行って久しぶりに、お金をもらう

ビッグスライム1匹4万

2匹倒したので8万

コガミと分けると4万

死にかけた割には安い気がする。

でも、せっかくの金だ。美味しいのでも食べて

宿に泊まろう。

俺が今日のプランを考えてると、

コガミが来た。

「おーーコガミ今日の報酬だ。」

俺が4万を渡す。

「あと今日、宿に泊まりたいんだけど。

いいとこしってる?」

「私が泊ってる宿がいいですよ。」

俺はコガミに案内されるまま、宿に行った。

宿だけど、日本のRYOKANみたいだ。

もちろんベッドじゃなくて敷布団だ。

なんだろう異世界感が、どんどんなくなる感じ。

俺はそう思いながらも、敷布団を敷き

寝ようとする・・・・

前に、一つ叫びたい

「あの詐欺天使野郎がーーーーー」

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