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気付きたくない真実

「どうして俺がこんなこと言いだしたと思う?」


「分かりません」


「意外に察しが悪いんだね、君は」


「……。」


「ちょっと考えてごらんよ。明晰夢と世界五分前仮説」


回りくどいことは嫌いだ。

はっきりと答えを出してくれた方がスッキリする。


……。


「さすがに五分前にできたとは思っていないよ。そうだな、大体、15年くらい前かな?」


15年?

けれど、僕の街には歴史的建造物だってあるし、100年前の書物がある。

……でも、もしそれらが作られた記憶だったら?


明晰夢……夢、夢の中。


まさか……?いや、そんな。


「分かってきたみたいだね」


いや、そんなことありえない。


「気付いたんだろう?」


ありえない、ありえない、誰がそんなことを信じるんだ。


「輝久の住む、この世界が夢だってことを」


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