〈憎悪〉を燃やして。
また予定がずれましたです。
下書き無しなものでしてスイマセン。
しかも面白くないし。
どうか生暖かい目で末永く見守って下さい。
感想や意見、指摘などありましたらよろしくお願いします。
もちろんリクも大丈夫です、現に試着室の場面は友人の要望です。
それでは今日も駄文を読んで下さる方がいることを願って。
「…………」
何がしたい、何がしたい。
私の中で渦巻く憎悪の気持ちは行き場も無く心を侵食する。
会長が何をしたというのだ。
静かになった辺りを睨み付け、何も出来なかった自分を恨んだ。
会長は何としてでも取り戻す、そのためなら鬼になろうと構わない。
「鈴……ちゃん?」
「……何?」
「死んだら駄目なんだよ?会長さんは私を守って、死ぬなって庇ったの……」
あの会長はいったい何なんだ、人を襲う癖にホントに嫌がることはしない。
妙に優しいところもあって、嫌いになれない。
お人好しにも程がある。
「……会長、助けてくる……」
「駄目だよ、死んじゃうよ」
「……目を瞑って」
「嫌だ、鈴ちゃんがいなくなっちゃう。戻ってこれなくなる、そんな気がするの」
私は嫌がる雛宮さんの目に手を置いて眠るように念じた。
「い……や……鈴……ん」
必死に眠らないように抵抗する彼女はやがて私を掴んでいた手を放し、意識を失った。
雛宮さんは保健室に送られ、今から一時間前までの記憶を失う。
そうなるようにして私は綺麗な粒子になって目の前から消えていく雛宮さんを眺め続けたーーーー。
「何やこりゃ……」
「へえ、学校の三階って森になってるんですね」
「いや、違うから!!」
間違って認識しようとした姉様を連れ戻す。
「ようこそーーーーズドンッ」
「あれ、何かいませんでした?」
「き、気のせいやろ」
あたしは突然登場したせいで反射的に撃ってしまった老人を蹴っ飛ばして茂みに突っ込んだ。
周囲には上に続く階段は見当たらない。
先に鈴たちが行ったはずなのだが柔らかな地面にはそれらしき足跡は残っていない。
「さあ、ジャンケンを続けますよ♪」
「これからは無しや、何かおかしい。先に行ったはずの鈴たちの足跡がないやろ?」
「あ、ホントだ」
天井には見かけだけの空があり、その上から大きな威圧感を感じる。
何かが屋上で待ち構えている、そんな気がする。
ということは鈴たちは大丈夫なのだろうか。
足跡が消されているところも気になる。
霞は首を振って考えることを止める。
鈴と千代が心臓を抉られている場面などーーーー。
雛宮さんが消えていったのを見届けて私はゆっくりと立ち上がった。
体が焼けるように熱く火照っている。
階段はどこにあるんだろう。
三階の一帯を森林にするぐらいだ、きっと上の方にいる。
ああ、怒っているのは会長を拐ったから?雛宮さんを泣かせたから?それとも……。
私はぐるぐると回る頭の中、先程ドラゴンが現れた湖から真っ直ぐ続く道へと戻って来た。
「…………」
今考えるとドラゴンはどこから飛んできた?
羽ばたく音はしたが風は全く無かった。
この湖から離れていくにつれて、出現するモンスターは弱くなっていく。
つまりここが三階の中心部なのだろうか。
試しに一回目投げた石ころより遥かに大きな岩を浮かせて湖に突っ込んでみた。
すると湖は妙に青白く輝き、無数の小さな稲妻を生じ、その岩を弾き返した。
アタリのようだ、ゆらゆらと揺らめく表面には偽物の空とは違う空が映っている。
それを見ると私はためらうこともなく湖に身を落としたーーーー。
「〈混乱〉、来ましたよ」
屋上で暇そうに空を見上げていた〈転換〉は静かに呟いた。
「ヒヒ、分かった。守ってくれヨ?俺は弱いから強いんだ」
「そんな必要はありません。あなたは負けません。私はあなたさえいてくれれば良いんです」
「俺もさ、死なないでくれよ?俺だけのプリンセス」
〈混乱〉は〈転換〉に口付けをしてまた笑ったーーーー。
霞 「最近クオリティがさがっとるで」
作 者「最近は二時間で書いてるから仕方無いんです~」
リィナ「言い訳ですか?」
作 者「そりゃあ一話目みたいに何日もかければ少しはましになるけどね」
霞 「そうやって明日も明後日もごまかしとくと読者いなくなるで?」
作 者「う」
リィナ「さ、次回予告は」
霞 「チート崩壊するで、敵が強すぎや」
リィナ「いったいどうなるの?鈴」
作 者「さあ、気分で左右される」
霞 「どうせ駄文を作り上げるだけや」
リィナ「そうですね」
作 者「酷い」
霞 「ほな♪」
リィナ「また今度☆」