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幸福宣言!  作者: Fehli
20/27

老人には〈虐待〉を。

何か知らない間に二十話までやってきました。


誤字や脱字、意見等々ありましたらどうか連絡お願いします。


私が泣いて喜ぶと思います。


ではでは本日も駄文をお楽しみ頂ける事を祈って……。

「ゲームってさ、所詮プログラムの集まりなんだよね。だったらさ、それを現実に〈転換〉したらどうなるんだろうね」


「何ですか?私にそれをやれと」


「言ってみただけさ、面白いだろうなあ」


ふと呟いた〈混乱〉が眠そうに背伸びをした。


屋上を出る階段へと歩き出した〈混乱〉に〈転換〉は無感情な瞳を向ける。


「できる限りやってみましょう」


「ん、あんがと」


ヒラヒラと手を振って、笑った〈混乱〉はそう言って重い扉を閉じたーーーー。


「ようこそいらっしゃいました!!ここは校舎三階、モンスターも強くなっております。ご注意を」


「誰だお前?」


前回も同じこと言った気がするんだが……。


三階まで上がってきた私は変なおじいさんに会った。


「ようこそいらっしゃいました!!ここは校舎三「んなことは分かります!!」モンスターも強「良い病院紹介してあげましょうか?」意を」


何だその顎髭は、いつの時代の人間だよ、お前。


帰れ、過去に帰れよ。


「ようこそいらーーーーグフッ」


「よし、行くぞ茅ヶ崎」


会長がおじいさんに蹴りを入れた。


おじいさん、ゴメンね、きっと彼(彼女?)にも悪気は無いと思ーーーー。


「ウザいから沈んでろ!」


わないこともない気がします、はい。


少し遅れて雛宮さんが階段を上がってきた、むう、汗臭い。


「この人の体って結構重くて、何ていうか臭わない?」


「えと、まあ少しは」


すごく臭うとは言えないので適当に流すことにする。


それにしても何なんだモンスターって、おじいさんは揺すっても起きてくれない。


「オーイ、起きてくださーい」


私はペチペチと乾いた音をさせておじいさんの頬を叩く。


「んん……」


おお、起きたようだ、ラッキー。


「オヤジだってな……」


「?」


ん、どうしたんだろう、おじいさん。


「オヤジだって若い少女を抱きたいんじゃぞ!?」


「知るかっ!!」


警察行ってこい、てかとっととくたばって逝け。


「グギャギャギャギョゲェゲェエエ!!」


「普通にキモいんですけど!?」


飛び掛かってきたおじいさんはとても見た目通りの年齢とは思えないスピードで迫ってくる。


いや、普通に蹴り飛ばしたけどさ。


だって見た目以上って言っても結論的にはオヤジに毛が生えたぐらいなんだもん。


「グゲ……ゲ」


「茅ヶ崎、三階とは我の知らない内に荒れてしまったのだな」


「ハア?何を言っ……」


振り返った私は思わず絶句してしまった。


そこには見たこともない森林が広がっている。


挙げ句ねの果てには鳥すらが飛び回っている。


ここ、学校だよな。


事切れたおじいさんを蹴り飛ばして、もう一度だけ起こしてみた。


「ん、やあさっきの君かい。私の役目は終わっーーーーヘブッ!!」


「これはどういうことか説明してもらいましょうか」


おじいさんの顔を叩いて、無理な方向に頭を回す。


「イタタタッ!無理っ、無理っですってねぇ」


「どういうことですか?」


「説明は自分たちで飛ばしたじゃないですか!」


まあ、そりゃあそうだけどさ。


おじいさんも悪かったと思うんですけど。


「渋ってないでさっさと言え」


「RPGですって、スライムとか魔王の世界です!!イッツ、ファンーーーー」


「あ、もう良いです」


今度は殴り飛ばして意識を飛ばしてやった。


老人虐待?


常識が通じる世界だったらそうですね。


「さ、行きましょうか♪」


「茅ヶ崎、お前、人権って知っているか?」


「会長さん、もう良いですか?」


会長は雛宮さんの目を手で覆って、今のやり取りを隠していた。


「私がいつも迫害されているんですから、良いじゃないですか」


「会長もやって欲しいんですか?いつでも縄で吊し上げて蹴って差し上げますよ?」


「……遠慮しておこう」


顔が青くなった会長は雛宮さんもといキモオタの目から手を離した。


ホントはそんなことは出来ないんだけど気付かないようだ。


雛宮さんの体でそんなことするわけないでしょ、もう。


そんなことを思った直後、雷が落ちたような吠え声が廊下の先から聞こえてきたーーーー。


鈴 「うわあ、また何か出るんだ……」


神 栖「当然だ、どれだけ予定より遅くなってると思っているのだ」


作 者「言っとくけど、力なんて効かないから」


鈴 「鬼畜鬼畜鬼畜鬼畜k……」


雛 宮「鈴ちゃ〜ん」


鈴 「死n……じゃなかった、何?」


雛 宮「次話は火を吹く魔物が出るんだって〜」


鈴 「……ドラゴンでしょ」


作 者「正解〜」


鈴 「ドラ○エじゃないですか!?」


作 者「何、竜王がいいの?」


鈴 「結局ドラゴンです!!」


雛 宮「スッゴいドキドキしてきた!」


神 栖「この刀で竜を斬ってみるのも良いものだ」


鈴 「覚えてます?あなた今雛宮さんですよ」


神 栖「後は頼んだぞ、茅ヶ崎。我と雛宮を守ってくれ」


鈴 「やっぱりそうなるんだ……」


雛 宮「それではさようなら〜♪」


神 栖「また見てくれるな?」

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