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幸福宣言!  作者: Fehli
19/27

グリコの玩具は子供に〈好〉かれる。

何だか自分でも何なんだこの小説と思います。


ホント何がしたいんだ、自分。


テスト前だから更新が不定期になることをお許し頂きたいです。


では今日も駄文をどうぞお読みください。

「ものすごい勢いで鈴ちゃんに蹴られたんだけどなあ」


「だから何度もゴメンって言ってるんです!!」


むう、キモオタの顔がすねても、ただ気持ち悪いだけなのだが、さすがにそれは言ってはいけない。


たとえ本当に気持ち悪くても中身は雛宮さんなのだ。


「今はそれどころじゃないんでしょ?」


「そうだった」


前回の話を整理するとこうなるようだ。


雛宮さん→キモオタ


キモオタ→神栖会長


神栖会長→雛宮さん


の以上三名がループしている。


もちろん全校生徒入れ替わっているようだ。


トイレが一番危険な状況になっている。


何故か言うまで私は親切ではないが分かるでしょ?


そう、あそこは危険区域だ。


二回戦?


そのまま続行中ですが、皆で。


私が勝てば私を手に入れるのは私だ。


頭良い、私。


「「ジャンケン、ポン!!」」


相手は雛宮さんイン神栖会長だ。


「何でそんなに弱いんですか!?」


そう、あんなにジャンケンの種目をやるわりには会長、弱すぎる。


「この体がイカンのだ!反応が遅すぎる!!普段から鍛えておらんのか!?」


「え〜、そんな必要ないと思います。足だってクラスで五本の指に入るんですよ?」


「これだから女子は……」


好き放題に言ってるな。


「霞に鍛えてもらうように言いましょうか?」


ビクリと体のこわばらせる会長、ホント何されたんだろう。


「結構だ!!」


うわ、キモオタが言ってたように、確かにギャップが萌える。


え、いや、別に襲いはしませんよ?


「何で会長距離を取るんですか!?」


涙目で上目遣いに睨み付ける会長。


「邪気を感じる……」


「ああもう、武士は泣かないでしょ」


「それもそうだな」


目尻に浮かんだ涙を拭うと笑った。


「ありがとう」


「え、何ですか?」


「いや、何でもない」


中身って会長だよな、妙にドキドキするのは外見が雛宮さんだからと信じたい。


そう思いながら私は胸に手を当てたーーーー。


「ヒヒヒ、皆馬鹿だな、〈転換(トレース)〉」


「……油断するなと言ってるでしょ、〈混乱(パニック)〉」


「分かってるって、前回の小型どもは能が足りなかったんだよ」


屋上にいたのは根暗少女とオレンジ髪だった。


ただ様子がいつもと違うようだ。


「星の力を持つ俺たちには奴等の攻撃は効かない」


「それを油断と言うのを知らないの?」


「お前が守ってくれるじゃん」


「はあ……」


頭を押さえた根暗少女こと〈転換〉は溜め息を吐く。


オレンジ髪の〈混乱〉はただただ不思議そうに〈転換〉を眺めているだけだったーーーー。


「眠いよお、お姉ちゃん、おんぶして〜?」


「誰だお前?」


雛宮さん及び神栖会長と折り返し地点である屋上に向かう途中、小さな幼女が現れた。


コマンド


戦う


防御


道具


逃げる


おんぶする


お菓子を与えてみる


愛でる


愛でる


愛でる


いかん、欲望が出た。


「ち、茅ヶ崎……別に愛でるのは構わんが、その子は校長だぞ」


「ふぇ!?この子校長なの!?君、歳は?」


「○○歳だよ?」


「表示出来ないほど歳いってる!!」


黒髪でいかにも誰かの妹ですというようなツインテール。


イ、イメージが壊れてしまうじゃないか。


そうか、あんまし学校来てないから知らないんだ。


「う〜、年齢のことを言うと退学にしちゃうゾ?」


子供のようにおどけて笑っているが目がマジだ。


「すいませんでしたっ!!」


「分かれば良いんだよ、分かれば」


「玩具いる?」


私はポケットから某キャラメルに付いてくる木の玩具を与えてみた。


「ありがと〜♪」


校長先生にお辞儀されてしまった。


な、何か調子狂うな。


そのまま小さな校長は階段を降り始めて、やがては見えなくなった。


「世の中広いね、鈴ちゃん」


「うん……」


「我でもアレは若すぎると思うな」


「この世の神秘だ……」


呑気に呟く私たちはこのときはまだ来るべき悪夢を知るわけもなかったーーーー。


作 者「貴様らに平和は無いと思え!」


 鈴 「その言葉私にだけ言ってませんか!?」


雛 宮「そうですね~、今回は趣向を変えて会長さんを……」


 鈴 「あ、逃げた」


校 長「廊下を走ってはいけませ~ん!!」


 鈴 「そう言ってる自分が走っていることはスルーなんですね」


校 長「私がル~ルなの~♪」


神 栖「無茶苦茶だ!!放せ~」


雛 宮「力強いね、校長……」


作 者「そりゃそうだ。年増――――ぐふっ」


 鈴 「へっ、いい気味だ」


神 栖「リィナという奴に口が悪いと言われたくなかったら助けろ!」


 鈴 「校長先生、その子がオバサンとか言ってましたよ?」


校 長「後でじっくり聞いてあげるからネ?」


神 栖「茅ヶ崎、殺してやる……」


雛 宮「次回は根暗とオレンジが活動開始」


 鈴 「え、それだけ?」


校 長「下手に次回予告してずれたら大変なの、だからだよ~?」


 鈴 「ま、とりあえずその子頼みましたよ?校長先生」


校 長「了解です~♪大人のおっもちゃであっそびっましょ~☆」


神 栖「嫌だぁああああ!!!!」

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