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幸福宣言!  作者: Fehli
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変態戦争と〈獣〉たち。~着せ替え人形~

今回は初めに少しだけリィナの視点から入ります。


リィナも鈴も一人称が私なので場面が変わるとき分かりにくかったらスミマセン。


準決勝の種目まだまだ募集中です。


それではお楽しみ下さいませ~。

「んふふ、私と少人数になったのが間違いでしたね」


私は目の前に横たわる二人の人物に話しかけた。


だが二人には聞こえていないようだった。


「そんなに気持ち良かったんですかね?」


一人は本を抱えた内気そうな眼鏡をした少女、もう一人はオレンジ色の髪をしてショートヘアをしたつり目の少女だ。


二人とも半裸にされて力無く呆けている。


何をしたのかって?


キャフっただけです。


ちょっぴりハードにね♪


ごちそうさまでした☆


「さてと、どうするかな?」


このまま鈴を助けても良いし、遠くから眺めていても良い。


え、今どこにいるのか描写が欠けている?


女子トイレ前廊下。


大体ベタだがトイレに行きたいと言うと、あっさり行かせてくれた。


二人もこんなことになるなんて全く予測できなかっただろうね。


そうだ、透明になってイタズラしちゃおうか。


鈴の胸を揉みまくるんだ、うわ、興奮してきた。


早速実行に移すため私はスキップで講堂へと向かったーーーー。


「ん、急に寒気が」


こういうのって結構当たるんだよなあ、嫌だな。


「それでは次の二人は……」


もののふが次々に選手と種目を決めては生徒たちの人数を減らして行く。


駿河くん、修行だとか言って走って帰っちゃったし、もうまともな人はこの場にいなくなってしまった。


これはマズイ、大変マズイ事態だ。


何故か言う必要は無いだろう、変態たちの暴挙を止める人物がいないのだ。


実際は私が肌着を脱がされようとしたとき止めてくれたのは駿河くんのみなのだ。


つまり、駿河くんがいなくなった今、私を守ってくれる最大の盾は消えてしまったということ。


「リ〜ン〜チャ〜ン?」


「ヒッ!!寄るなケダモノ!!」


霞が腫れた額をで急に起き上がったもんだから、かなり驚いた。


「あたしはSでもMでもいけるんや、さあもっとしてや!!」


「普通に気持ち悪いわ!あっち行け!!」


そう言ってかろうじて動かせる足で蹴りを入れる。


「あふっ」


へ、変な声を出すなよお!!


「白色って萌えーーーー」


「死ねっ!」


スカートの中身見ないでよ、恥ずかしすぎる。


なのに全校生徒前で晒されたり、肌着になるまで剥かれたり……。


「大人の階段のーぼるー、君はまだーシンデレラっさ〜♪」


「登りたくないから遠慮します!!何でそんな古い曲知ってんですか!?」


「教養」


「どこら辺が!?」


「大人社会の勉強」


な、何も言い返せない。


困っているところに会長が偉そうに歩いてきた。


「茅ヶ崎よ、二回戦を始めるぞ。体操服でも着るが良い」


「何でそうなるんですかっ!?」


「何だスク水が良いのか?」


「そういう問題じゃないんです!!」


少し考えて会長は困ったように口を開いた。


「それは残念だ。それでは茅ヶ崎を全裸にするしか勝者は満足してくれないのだが……」


「満足してくれなくて結構です!」


会長の後ろには十人程度の男女生徒が立っている。


何気に雛宮さんが残っているようだ。


良かった、まだ常識のある人がいてくれた。


「雛宮さん、勝ち残ったんだ」


「うん、私運が良いみたい」



「でもこんなものに参加して楽しいの?」


「全ては鈴ちゃんを手に入れるため!!」


「はい?」


何だかとっても聞こえてはいけない言葉が雛宮さんの口から出てきた気がする。


自分の世界に入り始めた彼女は頬に手を当てて悶えだした。


「あたしが鈴ちゃんのマネキンが手に入るって言ったら、もうあんな感じや」


「余計なことを吹き込むんじゃない!!」


妄想の中では私が剥かれては着せられているに違いない。


「こうすると千代は無敵に近い強運と身体強化が身に付くんや、あたしがマジにならんと止まらん」


マジって、あの銃を使ったとき?


かなり心配になってきたな、私はもう誰かに襲われることが確定したようだ。


「私はもう家具じゃないんだ!!」


「パクってないでさっさと着替えんか、茅ヶ崎」


「着替えろって、この状態で?」


後ろで縄に縛られた両腕を上下に振ってみる。


「その状態でだ」


「無理に決まってるでしょうが!!」


「私に着替えさせて下さい!」


勢い良く手を上げる雛宮さん。


あの、お気持ちだけで結構なんです、ほんとに、心から。


「ふむ、さすがに我がやるのは倫理的によろしくないな、頼めるか?」


「喜んで♪」


雛宮さんに椅子から立たされてトイレに連れていかれる。


ちょ、力強くないですか?


ズルズルと引きずられて私は少しだけ安心した。


ケダモノたちに肌を晒さないで済んだのだから当然だろう。


ああ、これから私どうされるんだろう。


妙な脱力感に襲われて私は思考を放棄することにしたーーーー。


雛 宮「というわけでまたこのコーナーです!」


霞 「初登場の千代に拍手~!!」


作 者「結構話に出てきてたのになかなか出せなくてスイマセン」


鈴 「…………」


霞 「ん、どしたん?」


作 者「いつもは無理にテンション上げて接してたからね」


霞 「緊張して固まっとんのか」


雛 宮「鈴ちゃ~ん?」


鈴 「ふ、ふぁい!!」


霞 「メッさ可愛くない!?悶え殺す気かいな」


作 者「誰に対してもこんなんだったら良いのにね」


雛 宮「可っ愛い~♪」


(鈴を縫いぐるみのように抱き締める)


霞 「あ、意識飛んだ」


小拓野「チャーンス!!」


ズドンッ!!


(かつては生き物だったかも知れない肉塊はその場で崩れ落ちた)


小拓野「く、黒ぉおお……」


霞 「這いつくばってでもスカート覗くんかい!!」


雛 宮「最低」


作 者「ドンマイ」


霞 「よし、次回予告や」


雛 宮「バトルロワイヤル!!」


霞 「妙な鬼も登場して大変な二回戦」


雛 宮「種目は?」


作 者「決めてるわけない」


霞 「阿呆」


鈴 「リィナはどこに行ったんだ?」


雛 宮「あ、起きたんだね」


霞 「次話に帰って来るらしいえ?」


作 者「楽しみだなあ♪(ひどくニヤニヤしながら)」


鈴 「嫌な予感しかしないんですけど!?」


雛 宮「それではお楽しみに☆」


霞 「またな?」


鈴 「うう、もう虐めないでよう」

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