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幸福宣言!  作者: Fehli
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変態戦争と〈獣〉たち。~悪徳の武士~

読者が段々と増えてきて感謝感激です!!


いつまで続くか分かりませんがこれからもよろしくお願いします!!


ではでは駄文をお楽しみ下さいませ。

「で何やってるんだ?霞」


「いやちょっとご褒美のチューをな♪」


キモオタを虐め終えた霞が椅子に縛られた私のひざに乗って顔を寄せてきた。


運動をしたからか肌に汗が浮かんでいて、妙に艶やかな雰囲気を漂わせている。


熱を帯びた温かな吐息が頬に吹きかけられる。


何というか大変色っぽい。


「た、助けて」


「さて、次の試合に入るぞ」


酷すぎる仕打ち……華麗に会長に無視された。


こうしてる間にも霞は避けようとする私の顔に迫ってくる。


あ、今度こそ駄目のようだ。


そうだ、リィナは?


そう思いリィナのいる場所を向いた。


あれ、いないぞ?


どこに行ったんだろうか。


根暗少女とオレンジも消えていた……。


「観念しい」


「いえ、まだ早いというか、何というかですね」


今はそんなことを考えている場合ではない。


頭を両手で押さえられていよいよ危なくなってきた。


「こ、心の準備が。そうだ、霞、こういうときって目を閉じるよね!?」


「ん、それもそうやな。じゃあこれで良いん?」


言った通り目を閉じる霞。


鈍い音が響き、床に顔から突っ込んでしまった。


足も手も封じられた今私が出来ること。


そう、頭突きに他ならない。


痛い、頭のてっぺんと擦りむいたあごが特に。


「いったぁああ!!」


かなりの痛みに床で悶絶する霞は手で額を押さえ足をバタバタとしている。


これで当分の危機は去ったようだ。


「駿河夢路、我、種目はあっち向いてホイ」


ん、何て言ったんだ?


我とか言ったような気がしたのだが。


「何を不思議そうにしておる、我も参加していたぞ?」


「嘘だっ!!」


だって私の前にずっといたじゃないか。


「誰がジャンケンしなかったら負けと言ったのだ?言ったであろう、正々堂々とな」


「思いっきりセコいでしょ!!」


「ルールに背いていなければ反則ではない」


確かにそうですけど、地道に頑張っていた生徒たちは何だったんだ……。


「目的を果たすためならば、考えうる限り全ての方法を行う、それが武士!!」


「どっちかって言えば、あなたは悪代官の方がお似合いですね!?」


というよりはジャンケンから離れる気は無いのだろうか。


「勝負は十回、ルールは分かるだろう?」


「ええ、分かります」


目付きが変わり、別人のようになる駿河くんは会長を睨み付ける。


それを含み笑いで返すもののふは何とも楽しそうに駿河くんに歩み寄った。


うわ、絶対に何か企んでるって。


「先に言っておきますけど、顔面を殴りつけたり武力行使をしたりするのは無しですよ?」


「ちっ」


やっぱりやるつもりだったのか、頭良いね、駿河くん。


「では始めようか、ただやるのも面白くない、一度だ、一度我に勝つことが出来れば汝の勝ちとしよう」


「阿呆だ、阿呆が現れたぞぉおお!!」


力一杯叫んだね、会長なんて負けてしまえ。


「「最初はグー、ジャンケン、ポン!!」」


駿河くんの勝利、よしやってしまえ。


「あっち向いてーーーー」


「あ、茅ヶ崎の下着が見える!」

「「ええっ!?」」


私自身驚いたね、駿河くんと私の声とが重なった。


少しだけ開いていたさっと足を閉じる。


こら、残念そうな顔をしない。


またジャンケンをする両者。


駿河くんがものすごくこちらを気にしている。


会長がジャンケンを勝った。


「あっち向いて〜、あ、茅ヶ崎が足を広げてる!!」


嘘だと思っていても本当かもしれないという疑心に取り立てられる駿河くん。


「ホイ!!」


そりゃあ、こっち向きますよねえ。


男の子だもん、分からないこともないよ。


「まずは一勝、あと九勝」


「ひ、卑怯だ!!」


「どこがだ?」


得意そうに嘲笑する会長は見下すような目でそう言った。


「それは……」


「汝が嫌らしいだけだろう」


「うぐ」


これは精神的に痛いです。誠実に生きてきた駿河くんには耐えられない屈辱。


その後がどうなったのかは言うまでもない。


駿河くんの心がパンクして試合中は上の空になってしまっていた。


結局駿河くんは一度も会長に勝つことは出来なかったーーーー。


鈴 「駿河くん可愛そう……」


霞 「そういう役も必要やろ、キモオタと違ってまだ未来があって良いやん」


作 者「そうそう」


鈴 「今回はリィナがいないから次回予告やって終わりです」


霞 「まあそう言わんとき、準決勝の種目?その内容を読者からリクエストして貰いたいんやけど、誰か良いアイディア持っとらんかいな?」


鈴 「なあに、また詰まったの?」


霞 「読者の求める作品にしたいらしいえ」


作 者「そゆこと~」


鈴 「私は出来るだけエロくないのが良いんだけど……」


霞 「駄目や」


鈴 「ですよね~」


作 者「もう次回予告しなくて良いと思う」


霞 「あえて言うならいつも通りに鈴ちゃんが襲われてーーーー」


鈴 「もう良いです……」


作 者「じゃあそろそろ」


霞 「サイナラや♪」


鈴 「また今度☆」

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