変態戦争と〈獣〉たち。~S~
あんまりおもしろくなくなって逝ってます。
二日に一回更新に戻して少し考えたいです。
どうかご容赦ください。
では〈超〉駄文をお楽しみください……。
「うう……ううぅうう」
しばしの嗚咽を漏らす私は学習した。
何をって?
世の中にはケダモノと良い人の皮を被ったケダモノしかいないってことをだよっ!!
何さ、よってたかって私に嫌らしいことをして。
変な気持ちになるんだぞ。
ち、畜生め!!
お前たちなんて人じゃないんだろう?
「いやあ、俄然ヤル気が出てきたわ」
え、やる気じゃなくてヤル気ですか?
「霞、正直引かれるから止めた方が良いと思うよ?」
「キャー!!鈴ちゃんが惹かれるって言ってくれたわ〜!!」
「誤字変換!!」
「ほら千代も頑張って勝たなきゃ」
「多分勝てないと思うよ〜?」
是非勝ってもらいたい、変態たちしかいないのが理解できた。
「僕が勝つからねぇ?」
黙れ、キモオタ。
背筋に悪寒が走るわっ!!
「では次は茅ヶ崎の裸体をーーーー」
「それは絶対に拒否する!!」
「そうです、これから先は勝者にのみ与えられる嗜好です」
何を真面目に言ってくれてるのかな、駿河くん。
「あなたは真面目な人だと思ってたのに……」
「アレで理性を崩さない方がすごいと思います」
リィナ、お前なんてよだれ垂らして食い入るように私のこと見てたもんな。
「え〜、ではそろそろ一回戦を始めようか」
「そうです、さっさとこんな馬鹿なこと終わらせましょう!!」
珍しい、リィナと意見が合ーーーー。
「鈴は霞と私だけのものです!!」
ーーーーってなかったようだ。
根暗少女とオレンジがクイズ番組で見るような中身の見えない箱を二つ持ってきた。
それを確かめると会長が口を開いた。
「それでは一回戦を開始する!」
騒いでいた他の生徒を含め、喋る者はいなくなった。
これからどんなことを行うか全く想像の出来ない私にはこの静けさは恐怖を煽るだけでしかない。
「ルールは簡単だ。くじ引きで対戦相手と種目を決め、競ってもらう」
片方の箱から二つの球を取り出し、もう片方から一枚のプレートが取り出された。
「西原霞、小拓野姫妹夫、種目は叩いて被ってジャンケンポン!!」
「またかよ、ジャンケン多いな、おい!!」
「愛する鈴ちゃんをこの手に!!」
「虐待のお時間やで!!」
用意されたヘルメットとハリセンを手に取り構える両者。
そして一回戦が始まった。
「最初はグー、ジャンケン、ポン!!」
勢い良く出された太くてテカテカ光っている手はグーを。
細く綺麗に整えられた爪をした手はパーを出していた。
先に動いたのはキモオタ、ヘルメットを深々と被り込む。
「よし、セーフ……ヘブッ!?」
「関係あるかぁああ!!」
ハリセンを掴み、霞はそのままキモオタのキモい顔に叩き込んだ。
無防備になっていたキモオタの顔が更にキモく歪み、重力を感じさせない程のスピードでそのデカイ図体が飛んでいく。
ああ、とても清々しい気分だ。
「ちょ、反則でしょ!?」
「なるほど、被ったからといって叩いてはいけないというルールは無いな、続けろ」
「さすが会長話が分かる♪」
うめくキモオタに歩み寄り、再びジャンケンをしようとする霞。
「ジャンケンなんてするもんか!!」
恐怖を植え付けられたキモオタはジャンケンを必死に拒絶するが、霞は容赦ないくらいにハリセンを叩き込んだ。
「ヒデブゥウウ!!」
床を転げ回るキモオタ。
「不戦勝やもんな、もう一度や」
Sだ、ドS様が降臨なさったぞ。
「分かった、やるから……」
「分かればいいんや、分かれば」
「「ジャンケン、ポン!!」」
キモオタが霞に勝った。
「もらったぁああ……ヘブッ!?」
再度キモオタは吹っ飛ばされた。
「何で!?」
防御する側である霞があろうことかヘルメットでキモオタを殴り付けたのだ。
「ヘルメットで攻撃しては?」
「かまわないぞ」
「ルールに無ければ何でも良いのかぁああ!!」
嘆きをあげる豚。
お疲れさまでした、君のことは一秒でも早く忘れることにするよ。
それから真ん丸い肉塊はしばらく床やら壁やらに叩き付けられ続けたーーーー。
霞 「これでアイツの出番は無くなったわ」
リィナ「ですね~」
鈴 「英雄だ(ドS様だ)!!」
作 者「可愛そう……豚君」
霞 「とっとと次回予告やで」
リィナ「はい♪次は鈴を襲いまくる話です」
鈴 「止めてよう!!」
リィナ「もうほんとに女の子ですね」
霞 「ああ、ほんとにかわいいわ」
鈴 「ちょ、照れるから止めろって」
リィナ「心まで女の子になって、襲いがいがありますね」
霞 「次はどうやって襲ったろか」
作 者「縛れば?」
鈴 「変態め~……」
リィナ「そうですよ、私たちの作者ですもん」
霞 「諦めや~」
鈴 「ううぅぅうう……」
作 者「それではそろそろ」
リィナ「次も見て下さいね☆」
霞 「ほな♪」
鈴 「恥ずかしいから見ないでぇええ!!」




