表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幸福宣言!  作者: Fehli
12/27

社会不敵合者は〈恋〉される。

二章目突入です!


文章表現がおかしいところもあると思いますが、これからもよろしくお願いします!!


都合によりガチホモの存在を消去しました。


書いてて寒気がしたので……。


ご了承下さいませ。

 「好きです、付き合ってください!!てか嫁になれ!!」


 意味が分からん、さっぱり分からん。


 私がいるのは体育館倉庫。


 目の前にいる人物から目を逸らそうにも周りには何もない。


 現在は体育の授業中だ、もう少し時間を選んでほしかった。


 そりゃあ告白されたのは嬉しいよ。


 でも相手が男ってのは気に食わない。


 お前には女に見えてもな、私の心は男なんだ。


 「えと、失礼ですがお名前は?」


 「駿河夢路するがゆめじという」


 女子から見れば結構顔も整っていて、性格も良い。


 だけどな、男に抱かれる趣味はないんだ、生憎な。


 「ごめんなさい」


 「何で!?」


 彼も告白して一分以内に断られるとは思っていなかったのだろう。


 「僕のこと嫌いなのかい?」


 「別に嫌いじゃないけど」


 「だったら」


 「だったらとかそんな理由じゃ付き合いませんし、お嫁になんてなりません!」


 その場に崩れ落ちる駿河くん。


 いや、すまないね、ほんと。


 私は気まずくなってその場を後にした――――。




 今週に入って何度目だろうか。


 男子にも女子にも告白され続けている。


 男子はともかく女子って……。


 「モテますね〜、鈴」


 「そっちはどうなんだ、リィナ」


 「今週は十人くらいですね」


 私たちは転入生として茅ヶ崎浬南のクラスに編入している。


 一クラスに二人の転入生という異常さに生徒たちは驚いている。


 しかも二人とも美人。


 いや、照れるから止めてくれ。


 で、美人がいたら若い高校生諸君は何を考えたか男女を問わず告白を開始した。


 断って諦めてくれるのは良いんだが、稀にしつこい奴がいる。


 「鈴ちゃん」


 リィナと一緒に廊下を歩いていた私に声をかける人物。


 「や、その声はキモオタ君じゃないか」


 「ひ、ひどくない?」


 声をかけてきた人物は小拓野姫妹夫おたくのきもお


 名前の通りオタクでキモい人だ。


 ちなみに二度とフルネームで呼ぶ気はない。


 私服を見た人の話によると脂汗を流して、リュックサックとバンダナと眼鏡をして、アニメ物のシャツを着ていたそうだ。


 服装はともかく、汗とか眼鏡は体質の問題だろ。


 もう存在否定され過ぎてる。


 「何かすごく心の中で悪口言ってない?」


 「気のせいです☆で、何の用ですか?」


 「ちょっと僕のフィギュアになっ――――ヘブッ」


 リィナがキモオタの膨らんだ腹に蹴りを入れて吹き飛ばした。


 お気の毒です。


 死ぬなよ、キモオタ。


 「変な音がしましたが大丈夫でしょう」


 「そうだな」


 もとより情けをかける心の余裕なんて持ち合わせちゃいない。


 廊下の壁に叩きつけられた肉塊を放置して、目的の場所に向かうことにした。


 〈小生女又会〉


 んん?


 しょうせいおんなまたかい?


 誤字なんてレベルじゃないんじゃないだろうか。


 少なくとも〈生徒会〉には見えないんだが。


 近くを通った多くの生徒に聞いても、ここだと言う。


 まあいいか。


 私は変色した木製の扉をノックした。


 「入りたまえ」


 すごく渋い声がしたよ?


 本当に生徒なんだろうか。


 室内に入ると豪奢な造りをした部屋が目の前に広がる。


 窓際にポニーテールで腰に刀を差した男性が立っていた。


 うわあ、あなたいつの時代のもののふですか?


 「汝が茅ヶ崎鈴か?」


 「え、はい」


 「我は神栖稜弥かみすりょうや、校風を乱す汝に処罰を下す」


 「呼ばれたと思ったら何なんですか!?」


 突然後ろからリィナの悲鳴が聞こえた。


 確か副会長だった本好きの根暗少女と書記のオレンジ髪がリィナを捕まえていた。


 「抵抗したらあの少女を切る」


 「はぁああ!?」


 急展開だな、おい!


 「汝に恋人がついておらぬのが問題なのだ。よって茅ヶ崎鈴争奪戦を開催する!!」


 もしかしたら会長は阿呆なのかもしれない。


 しかし、それは絶望的な宣告だった。


 私が男と?


 あぁあああ!!


 な可能性があるのだ。


 「すぐにでも準備だ!〈性奴会〉の名にかけて!!」


 マジですか、そんな名前なのね。


 脱力した私はその場にヘタり込んだ――――。

作 者「基本的に君はこういう役だから♪」


 鈴 「まあ予想はしてたよ?どうなるんだ私」


リィナ「あれ?もう俺とか言わないんですか?」


 鈴 「もう諦めた」


 霞 「次話が楽しみやわ〜」


 鈴 「どこから湧いて出てきた!?」


 霞 「次話の準備に来たんや」


 鈴 「準備?」


 霞 「まあ秘密やけど」


リィナ「ていうか私手錠的なもの付けられてるんですけど」


作 者「話が終わるから取っちゃ駄目」


リィナ「え〜」


作 者「ちなみにキモオタ君の姫妹夫って姫と妹が好きなって意味付けたんだ」


 鈴 「どうでもいい」


 霞 「吐き気がする」


リィナ「喋るな」


作 者「だそうだ。次も出るのに」


リィナ「次回予告です〜」


 霞 「何か景品扱いの鈴!」


リィナ「我が物にしようと群がる男女問わないケダモノたち!!」


 鈴 「この学校は変態ばっか!?」


 霞 「〈鬼〉も動き始めるみたいや!」


小拓野「次回も見るんだゾ☆」


リィナ「死ねぇ!!」


 霞 「キモいわ!!」


作 者「ではこの辺で♪」


 鈴 「ま、またね〜☆」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ