私の幼馴染が謎すぎて困る
昼下がりの庭。
ガゼボの椅子に座り手にしている書物のページをめくっていた手を止め、つと顔を上げる。
(……来たわね)
決まった場所、決まった時間。
近付いてくる足音が誰のものなのかを確信し、もう一度手元に視線を落とす。
そうして数秒の間の後、近付いてきた足音の正体であり予想していた人物に声をかけられた。
「ナディア」
男性にしては少し高めの声は、彼の昔を知っている私からしたらかなり低くなった方だと、思わずそんなことを考えてしまいながら言葉を返す。
「ごきげんよう、セドリック」
書物から顔を上げてセドリック、と呼んだ彼の顔を見上げた私の瞳に飛び込んできたのは、たとえ夜会でもこんな派手な装いをしている男性はいないだろうと、間違いなく断言出来る格好をしたセドリックの姿だった。
そんな彼の派手な姿も一度や二度どころか、両の手があっても数えきれないほど目にしている私は驚かないけれど。
そして、こちらも幾度となく尋ねてきた同じ質問を彼は問う。
「今日は何点だ」
いつものお決まりの質問に、私はサッとセドリックの全身に目を走らせ分析する。
(この装いは……、『ミケーリ騎士団物語』第八巻、主人公の相棒が夜会の余興として剣舞を披露した際に着用していた服……)
繰り返し読んでいる書物とはいえ、装いを一目見ただけで、名称だけでなく場面まで思い出すなんて我ながら怖いわね、などと頭の片隅で思いながらも、それよりも、と目は自然と服に吸い寄せられていた。
(毎度舌を巻く再現度ね。
しかも今回の装いの場合のヒントはたったの挿絵一枚だったはずだけれど……、宝石はもちろんのこと飾りボタンの模様から細部の刺繍、飾緒の太さや数に至るまで隙がない……。粗を探す方が大変とは、まさにこういうことを言うのね)
「……どう、だろうか」
いつもより長く凝視してしまったせいか、私の視線と沈黙が耐えきれなかったらしいセドリックが、思わずといったふうに声を上げる。
その表情から読み取れたのは、不安と期待と。
(……自信作なのね)
それらを加味して出した結論は。
「93点」
「えっ……」
私が導き出した答えにセドリックは硬直する。
パタンと本を閉じて机に置いてから、微動だにしないセドリックに向かって歩みを進め、間近で見ながらその服についての見解を述べた。
「……たったの挿絵一枚をヒントに作り上げたとは思えないクオリティで驚いたわ。
徽章も飾緒もボタンのデザインも。どれ一つをとっても一級品であり、一見完璧に見える、けど」
私は彼の背後に回ると、彼が着用していたマントを軽く持ち上げると、「やはり」と呟いた。
「この生地、重厚感があり色味も記載と同じでとても素敵だと思うけど、着用している場面を考えてみて。
マントがこれだけ重いと、身のこなしが悪くなってしまってせっかくの剣舞が上手く披露出来ないと思うわ。
王子の護衛であるからこそある程度高貴な身分に相応しい装いをすべきとは思うけれど、同時に騎士の装いとしては機能性も重視すべきだわ。どう思う?」
じっと彼の答えを待つ。
セドリックは顎に手をやり、数秒の間の後その薄い唇を動かした。
「……なるほど。確かにそうだな!」
「!」
そう言うやいなや、何を思ったか彼に手を強く握られる。
「なっ……!?」
「ありがとう、ナディア! 確かにこの服は動きづらいと思っていたところなんだ。
マントの軽量化か……、よし、次に生かして今度こそ100点をもらえるように頑張るから、また見てくれないか?」
「……っ」
そう言った彼の髪と同色の紺青の瞳に私が映し出されるほどの至近距離で見つめられ、根負けした私は。
「……え、えぇ」
なんとも可愛げがない、そっけなく頷くのが精一杯で。
だけど、私のそんな反応をセドリックは気にも止めず、ニッと笑い「約束だ」と口にすると、マントを翻し去って行ったのだった。
「お嬢様、また100点をあげて差し上げなかったのですか」
私付きの侍女・ベラの言葉に本から顔を上げ、息を吐く。
「意地悪をしているつもりはないのよ。彼が本気なのだから、私も本気で答えなければと思って」
「難儀な性格ですね」
……ベラの言葉は聞かなかったことにして、読書を再開する私に構わずベラは言葉を続ける。
「そもそも、なぜセドリック様はあのような奇天烈な格好をなさるようになったのですか?」
「奇天烈って言わないで」
書物から顔を上げ、間髪を容れず突っ込んだ私に、ベラから憐れみの視線をもらう。
その視線を受け、ムキになり過ぎたことに気が付きハッとし、慌てて答えた。
「それは私にも分からないわ。なぜ彼が派手な装いを……、それも小説に出てくる騎士の装いばかりしてくるのかなんて」
「殆ど皆無に等しい白黒の挿絵や描写を頼りにお衣装をお作りになり、それを着てはお嬢様に見せにいらっしゃるなんて……」
「……何が言いたいの」
「いえ、健気だなあと思いまして」
ベラはいつもそうやって私を揶揄う。
私だって、考えないことはない。
公爵位を継ぐ立場である彼が忙しい合間を縫って私に会いに来てくれるのは、少なからず私のことを……気にかけてくれているのではないかと。
……来るたびにいつも物語に出てくる騎士の派手な装いだけど。
でもそれも、私を喜ばせようとしてやってくれているのではないかと思ったり、思わなかったり……。
(その割に、日常会話らしきものはなく、服についての意見を求められるだけ……)
「やはり直接聞いてみられるのはいかがですか?」
「……なんて?」
「“私のことが好きなの?”と」
「聞けるはずがないわ」
「ですよねー」
ベラは面倒くさくなったらしく、ついには棒読みで返答する。
長年の付き合いで私への扱いが雑なのよね、と苦笑しながらカップに入った紅茶を見て呟く。
「……そろそろ、潮時かしら」
「え?」
首を傾げたベラには届かなかった言葉をなかったことにして、代わりに「何でもないわ」と口にした。
そして、彼が次に現れたのは二週間後の決まった場所、決まった時間でのことだった。
「ナディア」
「……!」
声をかけられいつものように顔を上げた私の目に飛び込んできたのは、いつもの彼、ではなく。
「……ごきげんよう。今日は普通の装いなのね」
普通とは、物語に出てくる騎士の衣装ではなく、公爵子息としての普段の彼の装いのこと。
私と会う時はいつも自作の騎士の衣装の方だから珍しい、という意味でつい口から出た言葉に、彼は小さく頷いてから、どこか緊張した面持ちで答えた。
「次の衣装は今準備中なんだ。だけど、どうしても今日、君に会って伝えたいことがあって来てしまった」
「伝えたいこと?」
首を傾げた私に、彼は少し間を置いた後、意を決したように言葉を発した。
「……衣装を作って着用するのは、次で終わりにしたいと思う」
「……!!」
思わず息を呑む。
彼はそのまま静かに言葉を続けた。
「最後の衣装は、俺に出来る最高のものにしようと思っている。
だから……、二週間後にそれを着てくるから、素直に答えてくれたら嬉しい」
「っ……」
彼の真剣な表情と“素直に”という言葉に心が震えて息が詰まる。
そんな私を置き去りにして、彼は「じゃあ、また」と微笑みを浮かべて行ってしまう。
その背中を見送る視界がぼやけ、慌てて俯いた拍子に手にしていた本のページに目からこぼれ落ちた滴が落ちてしまって。
本を閉じなければと頭の片隅で思ったけれど、そんな余裕はなくページにはいくつものシミが作られていく。
頭では分かっていたのだ。
もう、こんなことで彼を引き留めて良いほどお互いに子供ではないのだと。
私が100点を出せば終わる謂わば“遊戯”で、その“遊戯”が終わってしまえば忙しい彼は私の元に来なくなってしまうのではないか。
そんなくだらないことを考えた結果、ここまでズルズルと引き伸ばしてしまった。
『素直に答えてくれたら嬉しい』
そう彼が言ったのは、私の気持ちにとっくに気付いていたからだ。
難癖をつけて100点をあげることのなかった、私の気持ちに。
「……さすがに面倒臭いわよね、幼馴染がこんなで」
本が大好きで、本が友人のような私の世界に飛び込んできてくれた、唯一無二の幼馴染。
欲張りな私は、いつしかその関係を変えたいと願ってしまった。
「……私も、良い加減大人にならなければね」
そう呟き、それ以上読むことなく本を閉じた。
そして、未練がましくも終わってほしくないとか、その日が来なければ良いのに、などという幼稚な願いも虚しく、彼と約束した日は訪れた。
「ナディア」
決まった場所、決まった時間。
律儀な彼が今日も遅れることなくやってきたことに感心と落胆を覚えながら、時間を惜しむようにゆっくりと、意を決して顔を上げた私の目に飛び込んできたのは。
「…………!!」
(っ、その衣装は……)
彼が身につけている衣装。
それは、幼い頃に出会ってから大人になった今でも読み返すほどに大好きな、絵本に出てくる騎士様の装いだった。
私が本を好きになったきっかけとなった大切な絵本の騎士様。
その装いを彼はしているのだ。
驚き言葉が出ない私の前で、彼は何を思ったか跪く。
「!?」
さらに驚いてしまう私に向かって、彼は私を見上げて静かに言葉を発した。
「……『私は、許されざる恋をしました。駄目だと分かっていても、この気持ちを抑えることはもう出来そうにありません。
こんな哀れな私に、どうか、あなたを生涯かけてお守りし、愛することを許していただけませんか』」
それは紛れもない、絵本に出てくる騎士様のセリフで。
私は息を呑んでから、やがて真剣な眼差しで見つめてくる彼の少し冷たい手を取る。
そして、グイッとその手を引っ張った。
「!?」
逆に驚き反動で立ち上がった彼のもう片方の手も取ると、今度は私が見上げて口を開いた。
「『守ってくれなくて良い。守らなくて良いの。
あなたが私の隣にいて、私を愛してくれるのなら、それ以上に幸せなことなんてない。
だって私も、あなたに、この気持ちを抑えられないほどの許されざる恋をしてしまったのだから』」
「……!!」
私の言葉に、彼がこれ以上ないほど驚き、目を見開く。
私達の間を、サァッと頬を撫でて風が流れていく。
それによって弄ばれる髪をそのまに、私は口を開いた。
「……100点よ」
「……えっ?」
彼が素っ頓狂な声を上げる。
我に返ったように驚いた彼の顔が少し幼く見えて、そこまで集中して役に徹していたのね、と笑ってしまいながら答える。
「とても驚いてしまったわ。セリフも所作も完璧に覚えて……、衣装も、欠点のつけようがないくらい完璧よ。まさに百点満点だわ。
……これでもう、最後なのよね」
彼がポカンと口を開けて話さないのを良いことに、私自身も彼に話す隙を与えずに彼の手を握ったまま言葉を続ける。
「今までありがとう。とても忙しいはずなのに、合間を縫って衣装を作り、それを着て私に会いにきてくれて。
そして今日は着てきてくれただけでなくセリフまで完璧に披露してくれて……、感動したわ。
本当に物語の世界から抜け出してきた騎士様みたい。
いえ、物語よりも素敵。格好良いわ」
「……ちょ、ちょっと待って!?」
彼が手を離す。それを残念に思うよりも先に、彼が私の両肩をガシッと掴み、私の顔を覗き込んで叫ぶようにして言った。
「それって褒め言葉だよね!?」
「え、えぇ、もちろん」
「『素直に答えてほしい』とは言ったけど、それはそれで眼中にないって暗に言われてるようなものだよね!?」
「……眼中?」
「……も、もしかしなくても、何も伝わっていない……?」
「…………?」
伝わっていない、とは何のことだろう。
首を傾げた私に、彼は「やっぱり!」と一人で納得し悲痛めいたように口にしてから、私の肩から両手を離し、その場に蹲ると頭を抱えてしまった。
「だ、大丈夫??」
「大丈夫、じゃないかも……」
「え!?」
どうしよう、と咄嗟にしゃがんだ私の手を彼は握る。
そして、先ほどよりも指を絡ませるように握られ、驚き狼狽える私とは目を合わせないように、明後日の方を向いて彼は言った。
「……全部、君のためだよ。嫌いだったはずの本を読むようになったのも、慣れない服を作ったり着るようになったりしたのも、セリフを一字一句覚えるまで本を読み込んでお芝居をしたのも……、全部、君のためなんだ。ナディア」
「…………っ!!」
そこまで言われて、やっと気が付いた。
いえ、いくら鈍感な私でも気が付かないわけがない。
だって、そう言った彼の顔が、その言葉が本心からくるものだということを物語っているのだから。
何も言えずに固まる私を見て、彼はやけになったように繋いでいる方とは反対の手で前髪をかきあげ、声を大きくして言った。
「あーもう、良い! 当たって砕けてやる!!
君が好きだ! 好きだけど、本が好きな君の世界に飛び込みたくてこんな回りくどいことをしていた! 今までずっと!!
……それに、悔しかったから」
「く、悔しい?」
思わず聞き返した私に、彼は自身の服を引っ張りながら拗ねたように言う。
「……君の好きな人を知りたくて尋ねたら、“騎士様”って答えられたから、その“騎士様”になってやろうとずっと思ってて」
「…………そんなこと、言ったかしら?」
「だよね、覚えていないよね、知ってるー……」
ガクリと項垂れた彼の姿に、不謹慎だと分かっていてもなんだか面白くて。
笑ってしまう私に、彼は赤い顔をして少し睨みながら弱々しく口にした。
「笑わないでくれ。滑稽だと思っているんだろう?」
「いえ、大好きだなと思って」
「……は!?」
彼が顔を上げる。
今度は幸せから笑いそうになってしまったけれど、今は堪えて代わりに言葉を紡ぐ。
「当たって砕けないで。私が好きなのは“騎士様”ではなく、私の世界に飛び込んできてくれたあなた……、セドリックなのだから」
「え……、え!?!?」
これ以上ないくらい顔を真っ赤にさせる彼を見て、愛おしいという気持ちが溢れて、自然と笑みに変わる。
それを勘違いした彼は、少し怒ったような顔をしてからやがてそれが真剣な表情に変わって……、彼の顔が近付いたことで淡く甘い予感がして、身を任せるようにそっと目を閉じたのだった。
後日。
昼下がりの庭。
ガゼボの椅子に座り手にしている書物のページをめくっていた手を止め、つと顔を上げる。
「……セドリック」
思わず名前を呼べば、彼は笑顔で返す。
「なに?」
「なに? ではなく! ちょっと読みづらいわ……」
今日は一緒に読書しようと彼に提案されたというのに、全く集中できない。
それは、彼が手元にある本を読むことなく私の顔を見つめてくる視線に耐え切れないからである。
思わず本を顔の前に掲げる私に、彼は「ごめんごめん」と笑いながら謝ると、私の頭を撫でて言った。
「可愛くて、つい。本を読んでいる君も、嫉妬してしまうほどに表情がよく変わるものだから」
「え! それは嘘よ。私、表情は顔に出ないって侍女にも言われるもの」
「え? 俺には分かるけど……、あぁ、それなら君が楽しそうに本を読んでいる表情を見られるのは、俺だけの特権ということか」
「セ、セドリック!!」
思わず名前を呼べば、彼は声を上げて笑う。
心から、嬉しそうに。
その表情を見て、私も晴れて両想いになってから疑問に思っていたことを口にした。
「でも、なぜ私を好きになってくれたの?」
「それは……」
彼は少し狼狽えてから、じっと言葉を待つ私に観念したように答えた。
「……俺は活字を読むことが苦手というか、正直大嫌いだったんだ」
「…………」
「ほ、本当のことだけどそんな軽蔑した眼差しをしないでほしい」
「そんな目で見ていないわ」
「そ、それなら良いけど……、とにかく、本を読んだり勉強をしたりすることが苦手な俺が出会ったのは、両親の付き添いで訪れたガーデンパーティーを抜け出して、こっそり本を持ち込んで読んでいた女の子だったんだ」
「……」
それは私にも記憶がある。
セドリックと出会った、かけがえのない記憶だ。
「その子が楽しそうに本を読んでいるものだから、何が楽しいのか分からなくて不思議に思って声をかけて。
そうしたら君は、俺もまた本が好きだと勘違いして」
「本を読んでいる時に声をかけてくる子なんていなかったから、つい……」
「あはは、でも、面白かったよ。俺が何も話さなくても、君が全部物語の内容を話してくれるし、最後にはおすすめの本の題名を全部お土産に教えてくれて。
そんなに面白いのかと試しに一冊読んでみたら、読んでいくうちに、彼女はこのことを話していたのかと繋がっていって。
本を読むことで、自分の世界が広がっていくのも、知らないことを知るのも楽しくなって。
成長するにつれて本も、それ以上に君のことを好きになっていった」
「……っ」
当時を懐かしむように、静かに語られる真実に顔が熱くなっていく。
それに気付いたセドリックもまた、少し顔を赤くさせてから尋ねる。
「君は? どうして、俺のことを好きになってくれたの?
「それは……」
彼がじっと私の言葉を待っているのが分かり、さらに顔に熱が集中いくのを感じながら、考えて言葉を発する。
「……声をかけてくれた時から、ずっと。
物語に出てくる騎士様よりも、誰よりも、格好良いと思っていたわ……」
「……っ」
「も、もちろん、知っていくうちにどんどん好きになっていったわ。
私を喜ばせるためにと、色々な騎士の服を着て楽しませてくれるようになったのも、全部、大好きで……、どのお洋服を着ても、いつも、100点満点だったわ」
「……うぇえ!?」
初めて話す事実に、彼は狼狽えて。
私は恐る恐る尋ねる。
「……100点をあげなければ、あなたが会いに来てくれると思っていたの。幻滅、した?」
正直に話した私に、彼は肩を震わせると……。
「っ、まさか!! 待って、可愛すぎるんだけど!!
え、っていうことは俺達ずっと両片想いしていた!? は、早く正直に伝えておけばよかった!!」
「でもそれだと、あなたの色々な格好が見られなかったかも……」
「そんなに気に入ってくれていたのか! それなら新しい衣装を早速作ろう!!
今度は共同作業で……、あ、それなら君もお姫様の格好を作ってみようか!」
「わ、私に似合うかしら」
「絶対に似合うし俺が見たい!!」
セドリックの言葉に少し恥ずかしくなったけど、私ははにかみ頷いてみせる。
そうして私達は、手を取り合って走り出した。
私の幼馴染が謎すぎて困る。
そう思っていたけど、本当は誰よりも私のことを想ってくれていて、誰よりも私のことが好きらしい。
そして、今は分かりやすく私を好きだと言ってくれる、彼の溺愛が嬉しすぎて困る。
最後までお読みいただきありがとうございました!