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逢いたい
「ピーポーン」蓮は人差し指に期待を乗せて押した
「おばさん?」どうやら留守だったらしい。鍵は空いていたが留守なのに入るのはなんだか良くない気がして荷物だけを置いてしばらく散歩することにした。
近くの川や山、海を見た。
とても美しくどこか懐かしさを感じた。もっと良いとこを見つけたっかったため蓮は入り組んだ山の中に入っていった。万緑で美しかった。虫の声だって音楽に聞こえた。それでおなかいっぱいになったような気がしたので
「よし帰るか」
っと後ろを振り返ると衝撃の光景が広がっていた。
夢で飛行機に乗って旅たった場所と瓜二つだった。
そしてあの夢は現実であったことがわかった。それと共に誰かの記憶であったこともわかった。その途端「あの人」
に逢いたいと思った。まだ生きているか分からないが、それでも蓮はその人と逢うべく。蓮は調査を始めた。それと同時に夢で見たことをメモするようになった。高知に帰るまでの1週間でその人まで辿り着たい。たどり着かなきゃ行けないそんな使命を感じていた。