ひいひいおばあちゃん
夏目視点です。文書の構造が下手すぎるので分かりやすくなるように書いておきました。
「なあ、おばあちゃんこの人名前なんなん?」
春妃が目をパチクリと開いて聞いた
「有原一葉じゃ」
とニコッと笑いおばあちゃんは言った。
「一葉」いい名前やなと春妃は微笑んだ。
私もその名前にはなぜか親近感に近いものがあった。
「なあ、ばあちゃん、じゃあこれが私達のひいひいおじいちゃん?」
と夏目が聞くとばあちゃんは声を上げて笑った。
どうやらこの人はばあちゃんのおじさんでとても頑固で全く人に好かれなかったらしい。
「じゃあどれがひいひいおじいちゃんなの?」
と春妃が不思議そうに聞くとおばあちゃんは2人にか少し考え言葉を発した
「ひいひいおじいちゃんはこの写真には居ない」
私はその写真がかなり古かったことからだいたいを察した。
「なんで?」
まだ察することが少し難しい春妃は不思議そうに聞いた。するとばあちゃんは
「お国のために命をかけたんだよ。正三さんは。」
さすがにこの言葉には春妃も察したらしい。
「正三って言うんだね、ひいひいおじいちゃん」
その日の夜、私はあの写真に映る一葉、ひいひいおばあちゃんは先に愛する人を無くしてどういう気持ちで生き抜いてきたんだろう。と考えて瞳を閉じた。