お片付け
暖かい目で見てください
「必ずまた会いに行く」
男が私にそう言っている
「姉ちゃんはよ起きて」
私、有原夏目は東京に住む高校三年生だが、今は帰省していて地元の宮崎県にいる。妹の春妃は呆れたように私を起こすと
「今日はおばあちゃん家の蔵片付ける言うたやろもう行くからはよ準備して」
そう言って部屋の障子をパタンと閉めた。
その後家族でおばあちゃん家に向かった。
おばあちゃん家は家から車で45分ほどの山の中にあってそこからは海も見えてとても綺麗な場所で何故か懐かしさを覚える。
「おーい掃除始めるぞーはよこーい」
と父が私と春妃に向かって言っている
「はーい」
私と春妃は口を揃えて返事をした。
「よーし始めるか」
と私は袖をまくった。
いざ始めてみると、レコードが出てきたり、昔のお札がでてきたり、時には虫が出てきて騒いだりした。でも、宝探しみたいでとても楽しかった。
すると春妃が一枚の写真を持ってきた。家族写真のようだ
「ねえ、この人めっちゃ美人じゃない?」
すると祖母が
「それは私のおばあちゃんの写真だよ」
「ねえこれSNSに上げちゃお」
「春妃さすがにやめときな」
「もうあげちゃった、てへ」
「てへ、じゃないっつーの」
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