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百鬼

百鬼 悪霊病院

作者: PANCAKE:

夏期休暇に入り



学校で知り合って仲の良くなった連中と



「肝試しに行こう」



なんて話になって



お化けを信じるとか信じないかなんてどうでもよくて



俺は単なる度胸試しなんだろうなと



軽く考えていた



そしていよいよ当日



男女7人のグループで



地元ではかなり有名な廃墟である病院に



自転車で向かった



「男の子の霊が出る」



「髪の長い女性の霊が出る」



「夜中の3時になると赤ちゃんの泣き声が」



男子がこの病院で起きた怪異現象を



声を震わせながら話して



女子らを怖がらせて



学生らしいある種異常なテンションの中



俺ら7人はくじ引きで割り振られた



7ってのは全く酷な数だ



俺の運が悪かったのか



一人で一番初めに入る羽目になった



薄気味悪い院内はほこりとカビと消毒液の臭いで



気分の悪くなるものだった



院内には二つの入口があって



北口と南口とがあった



順路としては北から南に行く流れで



五分ごとに1組入るようにした



結果から言うと俺は無事南口に着いたのだけど



他の連中は帰らぬ人となった



原因は施設の老朽化による大破であったが



俺はどうしても途中であった猫が気になった



黒い猫だった

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