1.始まる艦隊内戦
初めて!おにねぇーです!
そう前回はなにかに引っ掛かったので再投稿となっています......
身内だけに書いていたので分かりづらい所もあるかもしれませんが楽しんでいってもらえると幸いです。
夏
「いやぁ、ここはやっぱり快適だよねぇ」
そんな軽快な声の持ち主がいくつかある椅子の一つに腰を掛け快適な休憩スペースで休んでいる。
彼女の名前は鬼崎 死星現在は零式所属の一人である。
ここは零式艦隊にある施設の一つの休憩スペースである。
隊員のほとんどが任務を終えるとココへ来て体を休めに来ている。
「でもここは元々主力メンバーの作戦会議室だったらしい、鬼ちゃんよ」
今にも光を放てそうな禿頭で厳つい顔の艦隊の同僚がそう答えた。見た目が強面な彼と似合わない言動(鬼ちゃん)はかなり可笑しかった。
そんな彼の名前は望月 ダム彼もまた零式艦隊所属の一人で主力メンバーでもある。
「え、そうなのもちさん?」
ちなみに餅さんと呼ばれている。
確かに言われてみればこの部屋は大きい休憩スペースだがかなりシンプルなデザインで自動販売機と放送スピーカーそしてここにある長机と椅子しかない。あとここを快適にしてくれる霧○峰。
「ああ、なんでもまだこの艦隊が小規模な頃はここと事務室と総“しれぇ”の部屋しかなかったらしい」
「へー、そうなんだねぇ全然知らなかった」
「んー?なんの話してんるだ?」
「あ、ブレスさんやほー」
私たちの話に割り込んできたのは吐息 千季零式艦隊所属でもちさんと同じ現主力メンバーの一人だ。この人は性が吐息なんでブレスと呼ばれている。
「いやね、元々ここの部屋が会議室だったって話知ってた?」
「ああ、そうらしいなでもそんな感じは全然しないよな」
餅さん、ブレスさん共にこの艦隊の古株のはずだが知らなかったみたい。
それもそのはずこの艦隊は艦艇道が出来た初期からある古く歴史がある。
一時期は日本の艦艇道一の強さ規模を誇っていたが今は隊員40人程度、そして年に一度ある大会「艦艇術全国大海」の全国にはここ数年、出ることが出来ていない。
「にしてもここ最近は暇だよねぇ」
「今は簡単なNPC戦だからな」
NPC戦とはいわばAIを相手に練習をするのだ。これはほとんど実践に近くていい練習になるのだがなんせAIなのかいまいち攻撃がワンパターンで手ごたえがない。
「あと任務も簡単だよなぁ」
「ほんとだよねぇ」
練習以外に任務がある。主に輸送艦などの護衛任務があるがほとんどが何事もなくすんでしまっている。もう完全にあくびが出るまでくらいに。
「でもそれは平和ってことなんだから喜ばしいことだ」
「いやまあそうなんだけどねぇ…」
「くくく、」
「ど、どうしたの?もちさんついに頭でもおかしくなったの?あ、頭はもとからおかしいか」
「えぇ…んん、あー今日は何の日だ」
「何?…ああ!、そうだよ!あのイベントが今日はあるじゃねぇか!」
ブレスさんが少し考えた後完全に忘れていたかの様に声を大きくして言った。
「え?なんかイベントなんかあったっけ?」
「おいおい、忘れちまったのかよぉ!」
あれ?今日なんかあったっけなぁ…っと忘れっぽい私はいつもメモしている手のひらサイズ手帳を懐から出した。
えー、今日は三件の護衛任務と…NPC練習…
「あ!そうだ!今日って艦隊内戦の日じゃん!」
艦隊内戦とは零式艦隊の隊員が半分程度に別れ闘い合う合同練習なのだ。じゃあNPC戦やればいいと思うだろうがこれは各自味方と組んで敵と戦うときの動きなど作戦を確認し合うのも含められている。
「ピンポンパンポン♪」
艦隊内戦でテンションが高くなっている鬼崎をよそによく学校などで流れる軽快な音が休憩スペースに響きわたった。
「ん、館内放送だな」
少しノイズが走ると放送が開始された。
「えー連絡担当の毘沙です。艦隊内戦を四時から開始いたしますので各隊員は自分の使用する艦艇の申告とメンテナンスを開始十分前に終えて下さい」
「チームのメンバーは前回と同じようにランダムでおねg…少々を待ちください」
「ん?なんだなんだ?」
「おやぁ?どうしたんだろうねぇ?」
突然放送が止み一瞬の沈黙が生まれた。
「…はい、わかりました…えー失礼しました、チームですが今日はランダムで決めるのではなく今回は各自でメンバーとリーダーを決めていいとの事です」
「ですのでメンバーは開始三十分前に提出をお願いいたします」
ピンポンパンポン♪
「お、今回はメンバーを俺たちが決めていいってことか?」
「ああ、たぶんそういうことだろうな」
「おっしゃ!鬼ちゃん今回は沈めt…ってあれ?鬼ちゃんは?」
「鬼ちゃんなら放送聞いた瞬間に飛び出しに行ったぞ」
「なに!?マジかよ!」
………
……
…
「ふぅ…こういうものは何度やっても緊張してしまいますね」
「あはは!そういうのはいつか慣れるって」
「本当ですか?自分はあまりその試しがないんですが…」
「ああ!俺なんか総司令官になった時は滅茶苦茶緊張したが明日にはそんなことなんともなかったぜ!毘沙も慣れるって!」
「それはたぶんしれぇだけかと…」
「あはは!まあ俺は最強だからな!」
そんな話をしている二人は今放送室にいた。
いかにも不安そうな顔をしているのは天津風 毘沙零式艦隊所属の広報・連絡担当、そして主力メンバーの一人であるが本人はあまり実感がないようだ。
ちなみにみんなからは毘沙さんと呼ばれている。
そしてこの毘沙さんにしれぇと呼ばれているのが零式艦隊所属現総司令官セバスカル・ロキ・ゼロ
現在の零式艦隊のトップ。もちろん主力メンバーである。本気を出せば艦隊一の強さを誇る実力と隊員からの信頼がある。いつからかは不明だが皆、しれぇと呼ぶことが多い。
「にしてもメンバー決めを隊員達に委ねちゃっていいんですか?また前みたいに艦艇の修理費がたいへんのことになりますけど」
「なぁに細かいこと気にしてるんだ!それだといつまでも心配性が直んないぞ!」
「いやだってこの前それやったらいつもの倍の修理代なりましたけど…」
「……」
心配性がまた悪化したとでも言いたいような顔を毘沙がする。
そしてその反応にしれぇは汗がダラダラと吹き出る。
そんな話を区切るように、悪い話を吹き飛ばすように扉が強く開いた。
「やっはろー!」
とても元気はつらつ声で部屋に入ってきたのはさっきまで休憩スペースで休んでいたはずの鬼崎だった。
しれぇはいつもと変わらない笑顔で、毘沙はびっくりしたように大きく目を見開いている。
「おお!鬼ちゃんか!ここまでどうしたんだ?…まあ予想はつくが」
「ニヒヒ!さっすがしれぇだね!てことで一緒に組もうよ!」
「ああ、いいぞ!毘沙も組むだろ?」
「…え?ああ、いいですよ、まあここに来た時点で用件は分かりましたけど」
よっしゃ、これで勝ち確必須だぁ!とそんなお調子な声で鬼崎は喜んでいた。
「…というかしれぇはわざわざ放送室まで来てこうなるって予想はしてましたよね?」
「え、そうなの!?」
「…ははっ!そんなわけないだろう!」
「そうですか…」
「そうだよぉそうなのできるわけがないじゃん!毘沙さんは変な事言うねぇ」
「え、そうですか?」
毘沙は少し心配な顔をしながらも苦笑をしていた。
「それで他には誰がいるんだ?」
「ん、まだ私を合わせて三人だよー」
「あら、もちさんとブレスさんとは今回組まないんですか?」
「いやぁ、誘わなくても多分組んでくれるから大丈夫と思ってまだ誘ってはないよー」
「そうなのか…今回は早目に組んどいておいた方がよかったかもしれないな」
「ふぇ、なして?」
「ほら、前回の艦隊内戦の時あの二人がなんて言っていたか思い出してみてみ」
「…ああ、そういえばそうでしたね」
そんなことをいいながら二人は笑い出した。
「んんー…なんか言ってたかなぁ」
「ええ、鬼ちゃんこう言ってましたよ」
………
……
…
一ヶ月ほど前
「ああ、もう今日は鬼ちゃんにみごとにやられたよ!」
「いや、ブレスさんあれは少し前に出過ぎてたな」
「え、そうか?意外と自覚がないもんだな」
「ニヒヒ、いつでも警戒しておかないと!」
「くそぉ、次は絶対に沈めてやるからなぁ!」
「ふ、今回は俺もやばかったからなぁブレスさん手伝うよ」
「ニヒッ、二人ともやってみなぁ!」
......
「っと自分だったら内心いらっ、てくるくらいに煽っていましたよ」
自分でも今思うと恐ろしいくらいに煽りまくっていたのだ。
「いや、あの時はすごい巧くいったからつい…」
「まあそれはわからなくもないがあまりするなよ、とくに身内の人以外には」
「…はい」
「まあこれであの二人は確実に組んで相手になるな。次は誰を誘う?」
説教はここまでと言わんばかりにしれぇは話題をチーム勧誘の話に切り替えた
「んー、そうだねぇしれぇは戦艦で毘沙さんは駆逐艦。そして私は巡洋艦か駆逐艦を使うからバランス的には一応大丈夫なんだよね」
「そうだな」
「あ、じゃあぬるぽんさんを誘ってはどうでしょう」
「ぬるぽんか、その理由は?」
「あ、はい。まず相手には駆逐乗りのもちさんと戦艦乗りのブレスさん、今回この二人がいるのはほぼ確実とみていいでしょう。なのでもちさんの索敵そしてブレスさん対策として駆逐乗りのぬるぽんさんがここでは最適かなと思いました。」
「おお、なるほど!毘沙さんあったま良い!流石策士だね!」
毘沙は主に駆逐を乗っている、イコール最前線に出て活躍をするのだがそれと同時にかなり頭がきれる。それはいつも不安になる心配性を分かっているからこそ常に周りを見て状況に判断することに長けているのだ。
「確かにもちはかなりの脅威だし俺一人であのブレスを担当するとしたら最強なおれだったら勝てるが確実に苦戦は必須になるだろうな」
「じゃあ早速ぬるぽんさんを誘うしかないね!ってことで誘ってくるね!」
「ああ、わかった!こっちは先に艦艇のメンテナンスをしてくるから何かしら進歩があったら連絡してくれ」
「かしこまり!んじゃ行ってくる!」
「ああ、いってら!」
「いってらっしゃい」
そして鬼崎はぬるぽんがいそうなあの場所を目指して勢いよく放送室を飛び出した。
………
……
…
「これを面白い避け方したなぁ…」
「あ、これはもちにT字拘束されたときか」
「こっちはブレスに…これは鬼ちゃんか…俺、味方に拘束され過ぎじゃ「っわ!」うひゃぁhjdyhtgsyぐぇぇ!!!!!」
pcの前で動画編集?をしていた男はオーバーリアクションな反応を見せた。
「あはは!ぬるぽんの反応はいつ見ても面白いね~!…って大丈夫?」
余程驚いたのか男はパソコンに死んだ顔で俯せていた。
「…大丈夫じゃない…これやられると寿命が縮まる…ってかいつか死ぬときは絶対ショック死だな…」
オーバーリアクリョンで将来の死因が決まったきでいるこの男の名前は柚子神 デスイラ零式艦隊所属 主力メンバー
名前がかなり特徴的であるがなんでも親が柚子神社という神の子孫だとかなんとか。
名前は柚子といったらポン酢だなということでぬるぽんだとか。ぬるはどこから出て来たのかと思うかもしれないが名付けた本人もあんまり覚えてはいないそうだ。
「全く大げさだなぁ、これくらいじゃ人は死なないって!…多分」」
「ねぇ、今たぶんって言った?言ったよね!?」
「さぁ?」
「鬼ちゃんは驚かさないと生きてけないのかい?」
「…でさ、ぬるぽんさん今日は艦隊内戦の日って知ってる?」
「聞いてないし…ああ、その話なら無理だぞ」
「え、なんで?今回参加しないの?」
「違う違う、もうもちさん達に誘われちゃったの」
「え!?」
「うん、そゆこと。別に参加しないってことではないよ、ただ敵としてってだけ」
「マジかーこれはちょっと大変だなぁ」
「そうだねぇ、でこれからどうするの?」
「んーほかの人誘うことにするよ」
「なるほど、なら早めにメビウスさんの所に行った方がいいかもよ」
「んお?なして?」
「もちさん達が次はメビウスさんを誘うって言ってたからね」
「マジかい!それはやばいね、ありがとう!またねぬるぽんさん!」
「はいよーあとこれからは驚かさないでねー…ってもういないし」
早速、次なる人事を確保するために駆け出した鬼崎をよそにぬるぽんはまたpcに向った。
メビウスさんの所に向う道中
しれぇに進捗があったら電話してくれと言われているのを思い出した鬼崎は電話をかけていた。
「あ、しれぇ?」
「鬼ちゃんかどうだった?ぬるぽんは誘えたか?」
「駄目だった、先にもちさんに誘われちゃったみたい」
「そうだったのか、で次はだれを誘うんだ?」
「次はメビウスさんを誘うよ、ぬるポンさんの話によると餅さんたち、次はメビウスさん誘おうとしてるみたいだからね」
「なるほどな、わかった。次の進捗時に連絡してくれ」
「了解!またねー」
「ああ、また」
としれぇとの電話を切った。
「んじゃ急ぎますか」
その掛け声と同時に鬼崎は駆け出していた。
………
……
…
宿舎の食堂
「今日は艦隊内戦の日ですから多めにご飯を作る必要がありますね…」
「疲れた時は何がいいんでしょうか?んー…私はいつも疲れた後に好きなものを食べるけどそういえば皆さんの好きなものとかあまり知りませんから…困りましたね…」
「私は肉じゃがが一番好きだよ!」
「あら?この声は鬼ちゃん?いらっしゃーい。それで、肉じゃが?」
「うん!お肉とジャガイモとか甘く煮たあれは最高に美味しいんだよ!」
「確かに疲れた時は甘いものが欲しくなるわよね!じゃあ今日の献立は肉じゃががメインですね!」
「やったー!メビちゃんありがとう!」
鬼崎は自分の好きなものになったのがよほどうれしかったのかメビウスにとびつた。
今日の夕食の献立を立てていた女性は新妻 メビウス零式艦隊所属 食料担当
本来は主力メンバーであるのだが艦隊隊員でまともに料理を作ることができたのがメビウスだけだったために今は食堂をメインに働いている。ちなみに鬼崎はメビちゃんとよんでいる。
「ふふふ、あ、それで鬼ちゃんはなにをしに来たの?」
「あ、そうだ。メビちゃん今日艦隊内戦の日ってことは知ってるよね?」
「ええ、もちろん知ってるわよ。なんたって今回は私も参加しますからね!」
「あ、じゃあもう誘われちゃった感じなの?」
「あら、ごめんなさいね。さっきブレスさん達が来て誘われちゃったの」
「うんうん大丈夫だよ。でも、一歩遅かったかー」
「あら、今回の相手はもしかして鬼ちゃんになるの?」
「うん、そうなんだー」
「珍しいわね、もちさんたちとの対決なんてなんかしたの?」
「いやぁ…ちょっとねぇ…」
「…まあ聞かないけど今回は全力でやるつもりよ!なんたって艦隊内戦なんて久々ですもの!」
「そう言えばそうだね、どうして今回は参加しようと思ったの?」
「あぁ、最近はどうしてもお料理を作っていてばかりでこれは隊員の活動として大丈夫なのかなぁって思いましてね。いえ、別に作るのがいやってわけではないですよ!」
「まあ、作れる人がいないからねぇ…ごめんね、私も作れたらよかったんだけ…」
「うんうん、全然いいのよ。元々こっちの方性に合ってそうだからね」
「…えぇ、メビちゃん…いや、メビウスさん」
「あら、改まってどうしたの?」
「よかったら今度お料理教えて下さい!自分でも作ってみたいですし!」
「別に改まって言わなくても教えてあげるわよ。」
「え!?ほんと?ありがとう!メビちゃん!」
「そろそろ次の人探さないといけないから、じゃまたあとでね!」
「ええ、またあとでねー」
そう言って鬼崎は次の人を探しに行った。
「……確かに戦闘は久々になるわね…ふふふ、楽しくなりそう」
鬼崎が見えなくなってからメビウスさんはそう言って微笑んだ。
「ということでメビウスさんもダメだった」
「今日はとことんカラぶってるな」
しれぇが面白がるように笑った。
鬼崎はメビウスあったあと一旦しれぇ達と合流をして作戦を練る事にした。
「さあ、毘沙ここからどうする?」
「そうですね、ぬるポンさんもメビウスさんもダメしたからあとはまことさんですかね」
「まことか」
「はい、彼は最近艦隊内戦に参加こそしていませんが多分受けてくれると思いますよ」
「この前の艦隊内戦も参加していなかったけど大丈夫なの?」
「ええ、大丈夫なはずです」
「どうして?」
「それは最近の任務です」
「というと?」
「最近任務が簡単なものばかりだなぁなんて思ったりしませんでしたか?」
「いや、まあそれは思った。最近世界が平和になってるんだなぁって。」
「ええ、実際にここ最近は海賊などの攻撃はかなり減ってきているのです」
「あ、そうなの?」
「はい、なぜ減ってきているかは本部の方と各艦隊が連携を強化して調査中です。」
「もしかして一斉攻撃とかの前兆かなにかなのかな?」
「それも含めて調査をしているようです」
「ははん、俺はわかったぞそんな状況だからそわそわしているんだな!」
「いいえ違います。それはしれぇだけです」
「(´・ω・`)」
「え、じゃあなんなの?」
「まあ簡単に言えば動き足りないんですよ」
「「あー」」
しれぇと鬼崎は声を揃えて納得した。
「確かに。今までは任務で十分動けていたのが動けなくなって物足りなくなっているってことだな」
「んーまあその解釈で間違ってはいないです」
「なるほどね!んじゃ早速誘ってくる!」
「鬼ちゃん大丈夫ですよ」
「え?」
「実はメビウスさんに断られたときに確認を取っていまして。全然OKとの事です」
「さすが毘沙さん仕事が早い、じゃあさっきの作戦会議要らなかったんじゃない?」
「いえ、一応確認をしたかったので丁度良かったです、あと時間も丁度良かったみたいです」
「どこまで計算してるんですか、むしろ怖く感じてきますよそれ」
「失礼します!」
いかにも隊員のような声を放ち入ってきたのはまことだった。
この凛々しい顔をした人物は零式艦隊所属のプリテシア・誠
イギリス人と日本人のハーフらしく見た目は日本人だが目は青色なのだ。
「マコピー、やほー」
「やh…こんにちは毘沙さんに誘われて只今参りました。まことです!」
「そんなかしこまった話し方しないで普通でいいぞ」
「いえ、総司令官にそのような話し方なんて滅相もないです!」
「ほらぁ、しれぇはそんなのあまり好きじゃないないから普通でいいんだよー」
「いや、鬼ちゃんはなんでそんなになれなれしくできるのかわからないんだけど…」
「んー…慣れ?」
実はまことと鬼崎は数少ない同期であったりする。
「だそうだぞ。毘沙も見習え」
「いや、これはかなり珍しい例ですけど…絶対に出来ない…」
場所を変えて今、居るのは自分たち(零式艦隊隊員)が所有する艦艇のいわば倉庫に居る。だからなのかここはよく音が反響して聞こえる。毘沙がそんな事に拒絶反応を出していると遠くから足音が聞こえてきた。
「なんか聞こえるなぁって思って来たらしれぇ達じゃんなにやってんの?」
その足音の犯人は天鳳だった。
「あ、天さんやほー」
「おう、やほー。んで何やってンの?」
「今ね艦隊内戦の作戦会議やってるよー」
「ああ、今日って艦隊内戦の日か」
「あれ?天さんの部屋には放送かかっていませんでしたか?」
隊員には各一人部屋がある。
「さっきまで寝てたからな多分聞こえてないわ」
と眠たそうに大きな欠伸をしたこの人物は零式艦隊所属の主力メンバー岱億 天鳳
任務や訓練にはしっかりと参加をするがそれ以外は大抵寝ている。起きているとしたら艦艇の自主メンテナンスかメビウスさんのご飯のとき位だろう。みんなからは天さんと呼ばれている。
「そういえば天さんはメンテナンスで来たの?」
「ああ、そろそろやんないと次なにかあったらやだからな」
「まあね」
「あ、じゃあメンテナンス終わったら少し動かすの?」
「?そのつもりだけど」
「天さん艦隊内戦やらない?」
「え、参加していいのか?」
「空母以外ならね」
「ですよねー」
天鳳は基本空母を使った空母乗りだがこの零式艦隊にいる人で対抗出来る人がいないくらいに強すぎる。普通でも戦場の戦況変える力を持っている空母を天鳳が使うとゲームとして成立しなくなるとして艦隊内戦では天鳳のみ空母使用を禁止している。
強すぎるのも考えものとはこのことである。
「うちには天鳳に対抗できるほどの空母使いがいないからしかないんだがなんかすまないな」
しれぇが申し訳なそうに言った。
「いや、しれぇのせいではないよ。全然問題ない」
この艦艇の中では空母だけはかなりの例外的なものがある。それは空母の操作、操縦が関係している。
それは艦艇は戦艦、巡洋艦、駆逐艦、そして空母の大きく分けて四つの種類がある。
戦艦、巡洋艦、駆逐艦のこの三種類は攻撃手段がほとんど同じなのだが空母だけは違う。
普通は砲を相手に当て、魚雷を相手の進行方向に合わせて打つ。だがしかし空母は砲こそあるものの一部を除いて主な攻撃手段は飛行機によるものになる。
それを全てこなすとなるとかなりの集中力、周囲の状況把握が求めれる。それほど普通の艦艇と違って攻撃手段が違うために空母専用施設があるほどだ。しかしそんなものがあるほどに戦況を変えてしまう力を秘めてた重要な役割なのだ。
「空母はダメ絶対!そんなの乗られたらたまったもんじゃないよ!」
「鬼ちゃんの使う船基本的対空ないもんな。そんなあなたにアメリカ「やだ!」えぇ…」
「天さんを愛用艦艇で倒すのが夢なんだ!」
「あれ?仲間だよね?」
天鳳の空母は全国へ行っても差し支えないほどの技術力を持つ。なんなら全国一と言ってもいいだろう。そんな彼がどうして零式に来たのかと鬼崎はふと不思議に思った。
「というかなんで天さんは零式に来たの?」
「なしてそうなる……んーそういえばなんだったかな…あんまり覚えてないわ」
「?ふうん」
「…そんなことよりそれぞれ使う船は決まってるのか?」
「いや、まだだよー」
「そうですねそろそろ時間も近づいてきましたし、決めていきましょうか」
「はいよー」
「んで、どうする?」
「そうですね、まず相手はもちさん、ブレスさん、ぬるポンさん、メビウスさんとあと一人のはずです。ですよね?鬼さん」
「うん、そのはずだよ」
「分かりました、ということはまず駆逐艦の対策が必要になってきますね」
「そうだな、多分もちとぬるポンは乗ってくるだろうな」
「はい、そうです。ですから巡洋艦の存在が大切になってくると思います」
「ですので今回は巡洋艦多め二隻、戦艦一隻、駆逐艦二隻でいきたいと思っています。が他には案はありますか?」
と言いながら毘沙がみんなの顔を見る。すると一人、手を挙げた。
それは天さんだった。
「はい、天さんどうぞ」
「駆逐艦対策をやるなら駆逐艦の一人は砲駆やるってことか?」
砲駆とは主砲に特化した駆逐の事である。
それぞれ国によって違うが基本的雷駆より魚雷性能が劣っている。
「いえ、そこまではしません駆逐艦はあくまでも相手の戦艦撃破を重視してもらいたいと思っています。」
「オーケーわかった」
「他にはありますか?」
「いや特になにも無いよ」
「分かりました、では割り振っていきたいと思います。」
「毘沙がついにそれぞれのメンバーを読み上げていく。」
「まず戦艦にしれぇ」
「おう!任せろ!」
「巡洋艦に鬼さんとまことさん」
「はいよー」「分かりました!」
「駆逐艦に私と天さんで行こうと思います。」
「わかった」
「それではそれぞれ使いたい船でいいですので決めてきてください。三十分前にここまた集合でお願いします。」
毘沙がそう言ってみんなはそれぞれ自分がこれから身を任せる船を選びに行った。
………
……
…
:鬼崎専用倉庫
「やっぱり巡洋艦で行くならこの子しかいないよねぇ。今回もよろしくね!」
:ブレス専用倉庫
「まあ戦艦だったらこいつだな…」
場所ははとある海上
ここは一つのステージ黄金の占領を大幅に拡張し占領を廃止して殲滅戦に改良している。
「ではみなさん、初期位置についてください」
毘沙が各参加隊員とこの試合を見ている隊員に無線と放送をかける。
「開始の掛け声は私がさせていただきますがそれ以降は各チームごとだけの無線とさせていただきます。」
「…ではこれから零式艦隊による内戦を行います。」
この内戦は内戦だけあって身内だけにライブでの配信がされている。
「それでは開始!」
ついに零式艦隊の内戦が開幕する。
どうだったでしょうか?
もし誤字脱字があれば気軽に言ってもらえると幸いです!
では次回楽しみにしてください!




