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俺の異世界活動録〜イセカツ!!〜  作者: そっちょんげ
6/6

5 ロリっ子参上!

「よし、準備できたぞ」


時刻は昼を回った。 夕方には街に着くべくこの森を立つことにした


「うむ、まぁ、もう少し開いたところからではないと飛べぬから移動するぞ」


「それもそうだな。 じゃあ、最初降り立った所に移動という事で」


「うむ!」


「あと、飛行中は安全運転な?」


「保証はせんぞ!」


「ワッハハハ!」と豪快に笑うルグドラ


「お、お前、、、、」


「冗談に決まっておろう!」


そうだよな、冗談だよな、だよね?


「ならいいんだけどさ」


「そういえばお主、街に行って何をするのじゃ?」


「まずは冒険者登録とやらかな。そして、出来れば食料を買いたいね」


「ふむ。ではログタウンと呼ばれる街に向かうぞ。 あそこは基本的に治安が良いからな。お主でも大丈夫であろう。」


「そうだな。」


何時頃につくんだろうなー


そんな事を考えながら再び空の旅に身を委ねる。


飛行中に今後明らかにしておきたい事、やりたい事を考える。


一つ。この世界の勢力図。

これを明らかにしないと、うっかり戦争地に入り込んで死亡ということも有り得るからな。


二つ。仲間の確保。

これは、冒険者になる上で、1人で戦うのはキツすぎる気がするからだ。優秀な仲間が欲しいところだ。


三つ。安定した収入。

これは、毎日野宿で暮らしていくのは嫌なのです。その為にも宿代とかほしいから。野宿とか日本で育ったゆとり世代の俺にはきついからね! まぁ、俺がゆとりだっかのかは知らんが。


四つ。他の転移転生者の有無の確認

いるとしたらきっと仲間になってくれるはずだからな。 俺がいるってことは1人はいてもおかしくないだろう。


これが、今後の予定みたいなもんだな。


と、その時


「ダァーーン!」


という音が轟いた


「な、なんだ? おいルグドラ、今の音が何だか分かるか?」


「むぅ、恐らく爆発音じゃ。 向かうか?」


「もちろん。 やばくなったら逃げればいいしな」


「臆病者じゃな! だが、それが面白い!」


そして、ルグドラは速度を上げて方向を変えた。


うーむ、しかし、なんの爆発なんだ? あるとしたら、封印が解かれたーとか、そのくらいだろう。


ん? 何だあれ。 煙?


そう、森の中で煙が上がっていた。


なるほど、あそこで間違い無いようだ


「あそこじゃな! むぅ、あれは、人か?」


よく見ると、人と木の魔物が戦っていた。

そして、先程の爆発は人が起こしているようだ。


「絶対領域(テリトリー!)」

俺はそう言って「絶対領域」を展開し、一気にその戦いに紛れ込むべく飛び込む。

その為に、着地時に自分にかかる衝撃を分散させる。


よし、かっこよく決まったぜ。


「ん?」


そして気づく、戦っていた人は、女だった。

しかも、黒焦げの。

それはよく見ると、白い髪を腰まで生やした、美人。そして、子供だった。

つまり、可愛ええ


「黒りっ子ぉぉぉ!?」


「む? 黒りっ子とはだれだ? ん? 私に言っているのか? 舐めてるのか?」


「お前だよ!ここにお前以外に誰がいるのさ!」


「ほう。私がロリっ子だと? 背が低いだけだし! あと、ぺったん、、グハッ!」


何この子、自分で言ってダメージくらってるし。

その時、木の魔物が俺たちに襲いかかる。


「おっと、すっかり忘れてた」


そういい、石を浮かべて一気に速度を上げてまとめて倒す。


・・・一撃だった


「へぇ、やるのね。まぁ、その魔物も魔物界では最弱! まだまだね!」


と、どこかの小物が言いそうな事を言い出す


「おい、お礼の言葉ぐらい無いのかよ?」


「ふっ、そうね、言うなら遅いと言うぐらいしかないかな」


このガキッ!


「お礼くらい言えよ!」


「知らない。だってあんたが勝手にトレントをたおしただけ、でしょ?」


「むぅ、」

これはぐうの音も出ないってやつだ


「まぁ、それは置いといてだな、お前は一体こんな所で何をしていたんだ?」


「決まってるじゃん、魔物討伐の練習!

よく聞けよ。私はこれから西にある街、ログタウンに行って冒険者になるの!」


HAHAHAと、ロリっ子が笑う


「へぇ、お前も冒険者になるんだな。俺も冒険者になろうと思っていたんだ。ちなみに、俺もログタウンに行くつもりなんだけど、そこに行けば冒険者になれるんだな?」


「そんな事も知らないの? そうだ。 あんた、一緒に西の街に行かない?」


「うーん。 お前戦えるの?」


「舐めてるの? 冒険者になる人が戦えないでどうするの? 」


確かにそれもそうだ。 だが、うーん、、、

まぁ、ルグドラに聞いてから決めればいいよな


「まぁ、後で決めるよ。

俺にも1人仲間がいるからそいつに聞く」


「そう」


「てかロリっ子よ、親はどこにいるんだ?」


こんな子供が冒険者になるのを親が許すのかな?


「親なんて、いないし。」


あー、こりゃまずいこと聞いた


「その、なんだ、すまんな」


「うん。許してやる」


どうしてこの子はこんなに高圧的なの?


「あと、貴女、ロリっ子とか辞めなさいよ!こう見えて、私はこれでももう15歳だし! もう結婚できる歳だし!!」


え、僕と2個だけしか変わらないの!?


「えぇお前15さぁい!!??

お前その見た目、12、3歳位じゃねぇか!」


「なぁぁ! あんたうっさい! 少し顔が良いからと!


ん? 黒い髪って珍しいね」


ほう、俺の見た目は変わってないらしい。

でも、顔が良いと言われたよ。デヘヘ

しかしこの子は気分の上がり下がりが激しいな


「へぇ、黒髪は珍しいんだな。

しかし、お前お前とうるさいな。 俺の名前は神凪透だよ。 ロリっ子はなんて言うんだ?」


「ロリっ子言うなし! 全く!


トオル、ね、トオル。 変な名前ね。

特別に私の名前を教えてやろう!

私の名は、、ユグルナ・レフィアス

好きな様に呼びなさい」


「うん。変って言わないでね。」


「だって変だし、まぁ、よろしく頼むわ、トオル」


そして、手を差し出してくる


「こっちこそよろしくな、レフィ」


握手しようと手を出そうとした時



「フッ、何勘違いしてるの?今からは飯の時間!食い物を寄越して!」


こ、い、つー!

いかんいかん、我慢だ我慢


「「四次元空間」お、あったあった、ほれ」


そう言って、焼いたまま保存してあった魚を渡す。


ん? まだ温かいな。 入れた時から時間が止まるのか?

それなら大いに助かるな! 冷蔵庫無しで行ける! 生魚も状態が変わってないぽいし!


「え、今どこから出したの?」


「さーな?」

教える必要もないだろう


「ふん。後で教えてね。魚ね。 我慢して食べてあげる」


「食べ物は粗末にしちゃいけないんだぞ」


「知らないしー。 てか不味っ!」


「おいロリ、文句を言うな!」


「ロ、ロリ、、

五、五年待てば、そんな事も言えなくなるし!」


五年もかかるのね。 しかももう食べ終わってるし

食べ物の恨みでも晴らしてやろう



「良い事を教えてやろうか?」


「な、なんですか?」


おぉ、敬語になってる


「女の子の胸はな〜、15歳で止まるらしいぜ? 身長もな!」


まぁ、個人差はあるんでしょうけどね


「な、なんです、と、、」


「ちょ、ちょっとそれはどうにかなんないの!? ねぇ、教えてよ? お願いだから!」


そう言って胸ぐらを掴んでくる。

苦しいー!


「分かったから放せ!」


言ったらやっと離してくれた


「まぁ、それはお前が俺を馬鹿にしたりしなかったら教えてやるよ」


「むぅ、分かった。

ねぇねぇトオル。今からどこに行くの?」


「あぁ、俺の仲間がいるって言ったろ? そいつはまぁ、ドラゴンなんだ、そいつと一緒に空飛んで移動す予定だ」


「ド、ドラゴン? 乗れるの?食べられない?」


「大丈夫だ、問題ない」


言ってみたかったランキングベストテンの言葉言えましたー!


「そう、ならいいけど」


しばしの沈黙


「そういえば、さっきの爆発はなんだ? 魔法か?」


「あぁ、あれなら魔法じゃないわ。この短剣の能力ね!」


そう言って、金色の短剣に赤い宝石の埋められた短剣を見せてくる


「へぇ〜そんなのあるんだな! どうしたら発動するんだ?」


「この短剣が何かを切った時に、その切れた部分が爆発するのよ。上達したら向きとかも変えられるみたいだけど、まだ火力調節が出来るくらいね」


「まさかお前が黒焦げだったのは、自分で自分の起こした爆発食らってた訳じゃ無いよな・・・?」


「まさか!! そんな訳、あるし」


あるのかよ...


「しかし、あんな派手な爆発くらって良く生きているんだな」


「確かにそれは謎ね。 知らず知らずのうちに耐性でも付いたのかもしれない

それより貴方の「絶対領域」って何?」


「んー、まぁ、便利な魔法みたいなもんだよ。 大した事は出来ないけどな」


「ふーん」


意外と口数少ないんだな

しかし、こいつ言葉遣いがコロコロ変わるな

とか思ってたらルグドラが見えてきた

「あ、ルグドラが見えたぞ」


「ルグドラって、あの、金色の龍?」


「あぁ、そうだよ。」


あれ、レフィが青ざめた顔してる。

そんなに怖いのか?


「おい、ルーネス、大丈夫か?」


「え、うん。大丈夫」


レフィはそう言いながら下を向いて歩き出した


うーん。なにか、隠してんのかな? まぁ、いいけどさ。 しかし、ルグドラは許可してくれるだろうか。まぁ、運ぶくらいなら大丈夫だろう。


とまぁ、こんな感じに、

ユグルナ・レフィアス、、、

との出会いであった

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