4 工夫と実戦
今回まで、能力確認編です!
「くぁぁ〜」
チュンチュンと、どこからか鳥の囀りの様なものが聞こえてくる。
「あれ、ここどこだ?」
周りを見渡すと1面木ばっかりだ。
何でこんな所で寝てるんだっけ? そう思い後ろを見るとドラゴンがとぐろを巻いていた。
「ああ、俺、転移したんだったな」
あれ、よく考えるとこれは転生と呼ぶべきか? まぁそんな事どうでもいいわな
にしても体中が痛いな、 ルグドラにもたれ掛かっていた寝ていたせいかもしれない
「むぅ〜。おぉ、朝か」
どうやらルグドラも起きたようだ
「おはよう、ルグドラ」
「うむ、貴様は起きるのが早いのぅ」
「いや、今起きたばかりだよ。
思ったんだけどさ、ルグドラって睡眠する必要あるの?」
「む? まぁ、数十年に数回すれば良いが、調子を高めるためにも毎晩寝るようにしとるぞ」
おぉ、流石六龍である。 そういうスタイル良いと思うよ。
「そうなんだな、寝る必要はないと思っていたよ」
しかし腹減ったな。 よくよく考えると昨日、丸1日何も食べて無いのか。食べれる物があれば良いんだけど
「なぁルグドラ、俺さ腹が減っちゃってよ。 何か食べれるものってないかな?」
「そうじゃな、近くで水の流れる音がするから、川があると思うぞい」
ほう、食べれる魚とかいるのだろうか、 俺は肉派だから肉の方がいいけど、この際食えれば文句はないよな
「分かった、じゃあ、行こうか」
「ちと待て、この森は我が歩くには小さすぎるでな、少しばっかし小さくなる」
そういうなり、ルグドラは見る見るうちに小さくなっていく。
そして、あっという間に透と同じ高さになって小型化は止まった
「なんだお前、そのサイズだと可愛いな!」
なんだか先程まで大きかったルグドラが小さくなると可愛く見えてしまう
「うるさいわ。ほら、さっさと行くぞい」
そう言ってルグドラは歩き出す
「しかし、思っていたより魔物って襲って来ないんだな、昨日もこっちを伺っていたようだったし」
「なぁに、我の発する魔力に怯えているだけであろう!」
「ワッハッハ」と、そんな事を言い出す
しかしそうだとすると、魔力の無い俺1人だと、すぐ襲われていたのか。
ルグドラには感謝感謝だな
「うむ、もうじきつきそうじゃの」
「でも、魚ってどうやってとるんだ? 俺は釣竿なんか持ってないしさ」
「そうじゃな、我が川を干からびかせる、というのはどうじゃ?」
「却下だ却下。森の精に謝れ!」
「なんじゃ森の精とは、我はそんなもの知らぬわ。 しかし、良い案じゃと思ったのだがのぅ」
そうだな、確かに良い案だが、、、そうだ! 銛突きならどうだろう? そう思いルグドラに提案する
「俺の「絶対領域」で、魚を探して槍でぶすって行くのはどうかな?」
「なるほど、槍なら貴様でも作れそうじゃしな」
「決まったと言うことで、そこら辺の少し太めの木の枝を折ってくれないか?」
まずは銛を作る所からだ。
そう言うとルグドラは、軽く飛んで良い感じの木の枝をへし折ってきてくれた。
ルグドラが木を折っている間にとんがった石は見つけておけたし、これで準備完了だな!
「よし、「絶対領域」」
銛というより、槍をイメージする、なるべく先が尖るように。
すると、割とすぐ槍はできた。
しかし「絶対領域」は凄いな、今の所%E