第八話拓巳編「ゲームを終えて、現実へ」
こんにちは。那祢です。
急いでかいたのでいつも通り荒いです。
楽しんで読んでもらえれば嬉しいな。
「バイジャ殿、また明日でござる!」
「・・・ではまた。」
ドラグとキャラをつくってるセフィロと数回クエストをしてゲームを終わろうとした。
ゲームをセーブしようとした時、個人チャットが届いた。
-バイジャさん、ありがとうございます。それと、これからもよろしくお願いいたします。-
セフィロからだった。
先ほどドラグと話をしていたのでたぶん俺達のギルドに入ってくれたのだろう。
俺も個人チャットで文を送った。
-また明日ね。次回はやられないよう気をつけます(^∀^)-
すると・・・・
-いえ、今回やられてしまったのは私のせいです。すみません。-
しまった、悄気させてしまった!
-気にしないで。お互い頑張って生き延びようね。ではまた明日にしましょう。-
とすかさず送ると
-わかりました。次回も頑張りましょう。おやすみなさい。-
と帰ってきた。
そして俺は今日のチェインリングスを終了した。
時間は真夜中の一時。
いつもは深夜の12時位で終わらせている。
「ふぅ~。」
VRゴーグルを取り一息をいれる。
タバコが欲しくなったがVRを買うため辞めたのでパイ○をくわえながら外の風にあたる。
「あ~。ゲームでときめくなんて学生かよ。」
先ほど自分が『ドキッ』としたことに反省していた。
出逢って間もないプレイヤーに親密にされて舞い上がっているだけだ。
俺だから優しくされた訳じゃない。
かばったから心配されただけだ。
そう自分に言い聞かせて納得させようとした。
「早く明日にならないかな。」
でも、ついつい願望が口から出てしまう。
少し体が冷えたので部屋に戻った。
歯磨きをして寝る支度をする。
明日が楽しみだ・・・・
久々にそう思いながら深い眠りについた。
次の日の朝。
「はっはっはっはっ!!」
俺は今、バス停まで走っている。
いつもより三十分遅く起きてしまった。
そう、寝坊してしまったのである。
やっとバス停まで着くとちょうどバスが来たところであった。
慌ててバスに乗り、シートに座る。
「ふぅ~。間に合った!」
つい独り言が出てしまう。
それを聞こえてしまったのか先ほどのバス停で一緒に乗ってきた五十才くらいの女性に細い目でちらっと見られた。
そして一言。
「朝っぱらから五月蝿いな。もう・・・」
小さい声だか聞こえた。
俺はふと思う。
-そうだ。それが現実なんだよな。優しい人なんていない。だから昨日は彼女の優しさにひかれただけだ。-
そう自分に言い聞かせた。
その後バスにギャル系の女子高生が乗ってきて「あいつマジ、ムカつく!」「ハブられてるのわからないかな~?マジでKYg~!」みたいなことを三人ぐらいで言っていたので着くまでにぎやかだった。
・・・早くバス停つかないかな。
そう思いながら窓の景色を眺めていた。
次回、拓巳編じゃないのをいきます。
頑張りますので次回もよろしくお願いします。