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サブストーリー 第十五話未歩編「会いたいから」

おはようございます。

那祢です。

女子高生ストーリーです。

ちなみに今回の見所は。


「ゲスいよ。卯月ちゃん」

「大人しい子をキレさせると怖い」


の二点です。

お楽しみください。

朝起きて私はパソコンに電源をつけた。


ー ブゥン! ー


パソコンの電源がついた。

私はもう一度昨日のチャットメールを見る。

そこには変わらず拓巳さんが襲われて怪我したと載っていた。

頭が痛い。

混乱しているかな。

ズキズキしてきた。


ー 痛いよ・・・助けて・・・・助けてよ拓巳さん。 ー


そう頭を抱えながらモニターに呟く私。

しばらくそうしていると


ー ピロンッ! ー


メールが来た。

誰だろう?

画面を見ると・・・・・

あ、ドラグさんからだ。

そこに書いてあったのは・・・・



私は制服に学校に向かった。

途中、丑と千鳥にバスで会う。


「未歩、メール見た?旦那さまが怪我したって!!?」

「アイツ、なにしたんですか?」


二人が聞いてきた。


「かなり大ケガらしいです。何があったかはわからないけど。たぶん拓巳さんなら学校休んだら怒られるからお見舞いは終わってからにしよう。」


そう二人に伝えた。


「未歩、あなた冷静だね。未来の旦那さんが怪我したんだよ?」

「ネッ友(ネット内友達)のこと気にならないんですか?」


冷静な私に対して二人は違和感を感じたようだ。

そんなわけ・・・・ないじゃない!

感情がこみ上がった。


「気にならない訳がないじゃない!でも、拓巳さんは自分の怪我のために学校を休んだら気にする人でしょ?あと、ドラグさんが付いているから大丈夫ってチャットメールきたし。だから今は学業に頑張るのっ!でね・・・終わったら皆で行こう。」


泣きながら答えた。


「「未歩・・・・」」

「好きっ・・なんだっ・・もん。今はっ・・・我慢しよっ・・うよ。ねっ?」


バスが学校につくまで私は泣いていた。

千鳥も丑も。

泣いていた。



学校につくと美申と卯月が近づいてきた。


「未歩っちー。おは・・・・どっ!?どーしたんだーい!目が腫れてーいるよー!?」


私の姿に驚く美申。


「千鳥もどうしたのさ!?いつものあなたらしく無いぐらい不細工・・・・げふっ!」

「五月蝿い!」


卯月が千鳥に言おうとして蹴られた。

まあ、いつも通り。

皆集まったし私は今朝ドラグさんから教えてもらった拓巳さんの怪我の状態を皆に伝えることにした。


「・・・・そこまで。頭蓋骨とあばら骨、足の骨折かー。治るのに何年かかるって?」

「退院なら2ヶ月以内。ただ運動系は禁止です。」

「ならエッチはできない♪・・・・・はぐっ!」


私と千鳥の会話に入り、下品な話をした卯月を私はつねる。


「ジョークだよっ!あっ!ごめん!いっ!いわないから!」


怒った私はつねりまくる。

しばらくしてゆるした。


「あはっ・・・・何か・・・目覚め・・・そう・・・・」


悶える卯月。

は放置して放課後お見舞いの話をした。


「そう言うことで私は放課後お見舞いに行きます。」

「私も部活休んでいく。」

「私もーいくよー。彼氏(優午)が行けないからー。かわりにねー。」

「おにーちゃんの貸しがあるし私も行く。」


千鳥と美申、丑はすぐに答えた。


「じゃあ私も!!!」


便乗して言う卯月。

すると皆、声を合わせて


「「「「来なくていい!!!」」」」


と言った。


「そんなー!!ごめん!さっきの冗談だから!ねっ?許して?」


「・・・・・次言ったら私、本気で怒るからね?」


私が釘を指した。


わたしたちがやること。

それは授業を真剣に受けること。

私は今までで一番長い授業を受けることにした。




放課後。


「早速いこうよ!」

「「「「おー!!!」」」」

「場所は山甲中央病院だよ。病室はたしか504号室。近いから歩いていけるし何か買ってく?」


私は皆に聞く。


「「「いいね!!」」」


そう言って中型スーパー『コウノ』に入った。




「お花ー買うー?」

「たしか上木鉢はダメだっけ?」


と美申と丑が。


「やっぱフルーツだろっ?剥いて食べさせてあげれば好感度アップ間違いない。」


と千鳥が言う。

皆何が良いか選んでいる。

私はおつまみかな?

たしかサラミとサケの奴を食べてたから。

二人でいたときコンビニで買ってたし。

ん?

あれ?

卯月がいないぞ?


「ふふふっ!おまたせ!!!」


そう言いながら薬局から出てきた。


「何、選んだの?」

「何って?勿論これ!」


卯月は派手なパッケージの小さい箱を見せる。


「何これ?」


私は手に取り裏を見た。

それは・・・・・

男性と女性の夜の営み用スキンセットだった。


「ねっ?必要でしょ?病院に入ったら溜まるし沢山女子高おぉ・・・・・」

「言わせないよ。それ以上は。」


私はキレた。

片手で卯月の首を締めた。


「ごめ・・・・ジョーク・・・タップ!タップ!」


私は手を離す。


「好きな人をネタにしちゃ駄目。」

「げほっ!は、はいっ!わかりました!」


卯月に警告した。


そういうことは卒業してから。

私はそう決めている。

うん。

卒業したら・・・・

想像したら熱が入る。

顔が真っ赤になった。

会いたくなったのだ。


「さあ、買うのを決めて早く行こう!」

「はーい!」

「わかった!」

「私はもう買いましたよ。」

「私ー、切り花にーしたー。」


各自買うものを選ぶ。

私はおつまみにした。


病院前に着くと


「「「「あー!!!!!」」」」


何故か芦川さんがいた。


「何でいるの?」


睨み付ける感じで私たちを見る


「皆でゲームしたあと入院した場所、ドラグさんから個別チャットで聞いたんです。」


ちょっと嘘をついてごまかす。

さすがに朝イチゲームをつけたとは言いたくない。


「じゃあみんなお見舞いに?」


あっ睨み付けなくなった。

さっきのは疑ってたのかな?

拓巳さんから直に連絡もらったと。


「そうだよー。気になったしー。」


美申が言う。

たしか芦川さんと美申、知り合いだっけ


「まあ、一緒にいきますか?」

「そうですね!」

「旦那さま待ってるし。」


このままここにいても始まらないので早速で病室に向かった。

卯月ちゃん、和ませようとしたんですが。

あれは失敗です。

さて、次回はお休みします。

そのかわりにもうひとつの小説も書きますので。

またよろしくお願いします。

那祢でした。

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