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サブストーリー 第十四話未歩編「学生とは?そして悲劇。」

おはようございます!

那祢です。

未歩ちゃんの現状、書きました。

卒業シーズン。

何が起こるのか?

またあとがきで。

こんばんわ皆さん。

セフィロこと市川未歩です。

さて、合コンが終わりましたが拓巳さんとの恋がなかなか進みません。

やはり、学生だから連う対象としては見てもらえないのではと感じています。

でも、私は諦めたりはしません!

なぜなら可能性がゼロではないから。

そう思いながらたまにはメールと◯インで会話しています。


あ、デートのお誘いもしていますが


「おっ!今度、チェイリンのイベントあるみたいだな。」

「えっ!そうなんですか!じゃあ、いきましょうよ!」

「そうだな、皆で行くか!?◯イン送っておくな!」


スマートフォンを取り出して皆に返信を送る拓巳さん。

はぁ、乙女心がわかってない。

ふくれる私。


「・・・・・」

「おっ?どうした?」

「・・・本当は二人でいきたかったです。」

「あっ・・・・ごめん。」

「うー。」

「唸らないで。またゲームでクエスト沢山付き合うから。」


こんな感じでバスで話するぐらいにはなりました。

それだけでも幸せです。


あと、部活動で助っ人を頼まれることもありますが全部断っています。

理由?

受けても良いことがないから。


「ねえ、未歩。明日、試合あるんだけど出れないかな?」

「すみません。もう、助っ人はしないんです。」

「何で?」

「一生懸命に部活動やってる人に悪いから。あと、いきなりだとチームの連携できないしね。」

「じゃあ、今からでも入らない?その身体能力あればバレー部だとエースになれるよ!」


うわー。

空気が読めない先生だこと。


「だから、それが嫌なんですよ。いきなり入ってきた奴にエース奪われたらいい気分しないはずです。私の気持ち分かってください。」

「そう。残念だわ。」


そう断るようにしています。

ちなみによく誘ってくれた先輩たちは卒業することに。

そう、月日は流れて今はもう春。

思い出せばいろんな先輩がいました。


「無理やり助っ人を頼んでごめんね。あのときは助かったよ。ありがとう。」

「私ん中では君が一番バスケを楽しんでた。やらないかい?」

「君ならスポーツ推薦もらえるよ!」


などお褒めの言葉も頂きました。

そのなかでも、衝撃的だったのは


「なあ、もうスポーツやらないの?」

「はい。揉め事はこりごりなんで。」

「じゃあ、俺の行く大学に入らないか?スポーツ強豪校でそういうの無いからさ!」

「先輩・・・私はもういいですよ。」


その一言で先輩に火が着いた。


「何故!勿体無いじゃないか!?そこまでの力があるのにやらないって!」

「もう、好きじゃなくなったんです。」

「あんなに楽しそうにしていたのに?嘘だ!!!」

「嘘じゃありません!今はそれよりも楽しいものを見つけたので。」

「・・・テレビゲームか?」

「えっ?」


何故知っているの?

仲間内にしか話していないのに。


「驚いているよね?何で知ってるのかって。」

「・・・はい。」

「それは・・・」

「それは?」


にこにこしている。

その笑顔が怖い。

そして彼から発せられた言葉は


「君が好きだから。未歩、好きだ。」


愛の告白でした。


「先輩、なにをいって・・・・」

「君をずっとみていた。バスケをする君。バレーをする君。どれも素敵だった。」

「ですが先輩・・」

「だから俺は君に夢中だった。何回も声かけたのに無視されたこともあったぞ?」

「それはごめんなさい。」

「あと君がいじめにあっているのに十一月ぐらいに気がついてたんだぞ?」


去年の十一月。

それは私がトイレで水をかけられてびしょ濡れで学校を飛び出して拓巳さんに助けてもらった時期。


「俺はバスケ部の奴に注意した。」


そしていじめがエスカレート。

トイレで放水を受けたと。

原因はこいつにもあるのか!


「だから先輩」

「今はいじめないだろ?だからさ今からでも遅くないから俺と同じ大学にいこうよ!なあ?」


話を聞かない人だな。

私はイライラしてきた。


「先輩、だから」

「だからさ、その前に俺達、付き合おうよ!大学いったらなかなかこのままだと会えなくなるからさ。」


ー プチン ー


「だから付き合わないって!私、好きな人がいるんです!!!」

「えっ?」

「サラリーマンですので高校を卒業したらちゃんと彼女にしてもらうんです!」


私は言い切るようにいった。

すると


「サラリーマンってこいつ?」


先輩はスマートフォンの写真フォルダーを開き見せてきた。


そこには私と拓巳さんが写っている。

合コンの時の写真だ。


「この写真、ばら蒔こうかな?」

「えっ!」


抱き締めている写真。

でも私の顔は写っていない。

しかも隠すことではない。


「勝手にすれば。」

「なっ!!!なにを!!!」

「だから、勝手にすればいい。私も隠そうとは思わないから。先生に聞かれても『私の愛してる人です。卒業まで待ってくれる人です。』と紹介するから大丈夫です!」


先輩の顔が険しくなった。

たぶんこれで脅して付き合えると思ったのだろう。

でも、私は屈しない。

嘘はつきたくないから。


「本当にいいのか?」

「はい、かまいません。好きな人を隠すなんて恥ずかしいから。」


そうしっかり伝えると


「くそ、先に・・・を・き・せば・・たか。」


小さい声先輩は言った。

聞き取れなかったので聞き直すと


「いや、何でもない。気にすんな。お前の覚悟わかったよ。こんな素敵な女性に惚れられるなんて羨ましいな。」


とごまかされた上、誉められた。


「じゃあ先輩、二年間ありがとうございました。」

「ああ、俺の事忘れるなよ?」

「忘れませんよ!告白されたの初なんですから。」

「あんまりいじるなよ。じゃあ、またな。」

「はい!狗井先輩お疲れさまでした。」


そして、私は先輩とわかれた。

狗井先輩はすごい人気がありバスケ部の女子の憧れの的だった。

そんな先輩を降った上に脅された。

それが私の中で衝撃的なため、一度拓巳さんにゲーム中にでも聞くかと思った。


しかしそれはできなかった。

何故なら拓巳はゲームにログインしていなかったから。


ー ピコン! ー


「あれ?メール?」


ゲーム内のコメントメールに一通の手紙が。

私は開いてみる。

そこにはあわてて書いた文が。


「お、俺の大切な相棒、血まみれ俺の店に!救急車、呼んだ、病院にます。」


相棒?

ドラグさんのメールだった。

多分慌てたんだと思う。

急いで書いたから。


ー ピコン! ー


もう一度メール。

またドラグさんだ。


「ドラグの妻です。旦那のお友だちのバイジャさんこと高根さんが私たちの経営しているコンビニ前で何者かに襲撃されたようです。発見時は血まみれで頭部打撲、お腹を押さえていました。診察結果はまたご報告します。」


これを見て私は・・・・

私は真っ白になった。

拓巳さんの容体がわかりました。

それに心がざわつく未歩。

次回は二つ書くためお休みします。

よろしくお願いします。

那祢でした。

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