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第七話拓巳編「二人の仲間。それと?」

話の切り分けできなく長くなりました。

荒いですがたのしんでもらえればうれしいです。

俺は再びVRをかぶり、チェインリングスの世界にもどってきた。

しかしVRをした俺は不思議な感覚を感じた。


「あれ?何で自分のベッドで寝てるんだ?」


俺はサイクロプスの亜種に止めを刺されて死んでしまったはずだ。

だから復活するなら装備やアイテムが無いまま復活するしかないはず。

だけど、チェックするとアイテムや装備も無くなってないまま復活していたのだ。

ご飯を食べていた二十分くらい空けている間に助けてもらったようだ。

だれだろう?


「セフィロかな?そうならばありがとうを言わないといけないよな。」


俺はベッドから出ようとする。

しかし、救出してもらい『怪我』になっている俺のキャラは動きづらく前みたいに走ることもできない。

でも、助けてもらったからにはまずお礼がしたい。

俺はゆっくり歩きながら部屋を出ようと扉に向かった。

ドアノブまであと少しの時、ドアが開いて見知らぬ女性がいきなり部屋に入ってきた。

肌は少し日焼けで髪は黒髪でポニーテール、スラッとした細い目の魅力的な女性だった。

ゲーム内ではあったことの無い美しい女性が目の前にいた。


「どちら様ですか?助けてくれたかたですか?」


ー俺のキャラを助けてくれたプレイヤーかな?ー

俺はすかさず吹き出しでメッセージを送った。

そして一分くらいしてから帰ってきた。


「バイジャ、ごめんなさい。あの時、吹き出しで送って。サイクロプスから私を庇ってくれたんだよね。ありがとうございます。」

「あの~もしかして、セフィロさんですか?」

「はい。そうです。」


俺は驚いた。

体型は細く盗賊みたいな姿で顔を隠していて、言葉が使いが淡々だったので俺はつい男の人だと思っていたのだ。

今は自分の部屋なのでフェイスマスクが外れるように設定がなっている。


「セフィロさん、女性だったのですね。」

「えっ?」

「いや、つい盗賊姿だったので男の人だと思っていました。しかも話し方からして女性のかたですね?」


俺はメッセージを送ってから失礼なことをいっていることに気がついた。

-姿なんて関係ない。ゲームなんだから自由じゃないか。-

そう思っているとメッセージが帰ってきた。


「女性だといけないのですか?女って隠して遊んではいけないのですか?」


やっぱり怒らせてしまったらしい。

直ぐ様、謝りのメッセージをおくった。

それと救出のメッセージも一緒に。


「いや、最近ほとんどの人がネットオカマ、ネカマだったのでつい嬉しくて。あっ!救出してくれてありがとうございました。装備もアイテムも無くならないで嬉しいです。( ゜∀゜)」


しばらくしてセフィロからメッセージが帰ってきた。


「急にすみません。二日前ぐらいか女性の姿のままゲームをして一緒にクエスト行ったプレイヤーに付きまとわれて。少し参っていた。だから言葉使い変えていました。あと打つのも遅いし。」

「そうだったのですか。そんなことがあったのか。以後気をつけますね。それと女性プレイヤーということは内緒にしておきますね。( ̄▽ ̄;)」

「ありがとう。助かります」


確かにそういうことはあったなー。

昔、流行ったドラゴンを狩るゲームをしたとき服装の可愛い女の子がいた。

明るくていろんな人とクエスト行ったって話してたな。

そのときに、出会いの場に勘違いした奴がいっぱい話しかけて少しうんざりしたと聞いたような。

それと多分同じなんだろう。


「でもバイジャ、助かってよかったですね。」

「ありがとうございます。サイクロプス亜種の攻撃、何回か避けながら攻撃してたけど倒せなかったよ(°∀°)。どのぐらい体力あったのだろう?」

「あー。だから。」

「えっ?なにかあったの?」

「それは・・・・」

「???」


セフィロは言いにくそうな感じだった。

深い訳を聞いたら困るかなと思い聞かないでいるといきなり扉をけてまた誰かがはいってきた。

少し軽装だけど誰かはわかった。

この台詞だから。


「またまた私が会いにきた~!!心配したぞ!サイクロプスなら私が二連撃をきめて倒しておいたぞ!これで森は安全だ。あっはっはっはっ!いつでも頼ってくれ!同士よ!」


やっぱりドラグだった。

しかも、コイツ(ドラグ)台詞の出だしでなんとなく話の全てがわかった。


どうやらサイクロプス亜種をかなり弱らせていたようだ。

そして、俺はあと少しのとこでやられてしまいゲームオーバーになった。

それと同時にセフィロは俺を助けてもらうため町にいるコイツ(ドラグ)に頼んだようだ。

「バイジャがやられそうだから助けて!」

仲間のピンチと聞いてコイツ(ドラグ)は直ぐに助けに向かったのだろう。

正義感の塊だから「私にお任せを!光の早さでダッシュさー!」とか言ってたかな。

そしてサイクロプス亜種を直ぐに倒して俺を引っ張って助けてくれたんだろう。

「よくもバイジャを!!」って言って倒したのかな。

一応想像内容を二人に聞いてみた。

二人から喝采の拍手が来た。

当たったらしい。

ドラグからは「君はニュー○イプか!さすが同士よ!」

セフィロからは「すごいです!台詞まであっています!」

俺も台詞まで当たっていたことには驚いた。

そして俺が休憩していた二十分で報酬をもらったり武器を作ってきたりしたようだ。

-すこし羨ましいな。-

-倒したかったな。-

そう思いながらじっとセフィロをみていると


「クエストありがとうございます。良いの出来ました。」


セフィロがメッセージを送ってきた。

それとよくみるとセフィロの背中に新しい双剣が背負われていた。

サイクロプス亜種からドロップしたのか素材で作ったのか解らなかったがクエスト報酬で作ったようだ。

多分急いで作ってきたのだろう。

目的達成してよかったね。

そう思っていると・・・

今度は個人チャットで送ってきた。


「貴方に一番早く見せたかったので。」


照れたしぐさをしているセフィロを見た俺は迂闊にも彼女に心が揺さぶられてしまった。

次回は早く書き終わるよう頑張ります。

次回もよろしくお願いいたします


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