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サブストーリー 第四話各キャラ編「なにやってるんだ?」

おはようございます。

那祢です。

優午編です。

彼の次の日の出来事。

どうなるのやら。

またあとがきで。

塩崎優午編


「ふぁー・・・」


気がつけば朝だった。

清々しい・・・?

あれ?

昨日は何してたんだろう?

先輩つれて女子高生と・・・


ー ガバッ! ー


「あああ・・・あー!」


次々思い出す。


「ヤバッ!昨日、俺!王様ゲームでミーちゃんとキスしてぶっ倒れたじゃね!」


普通に楽しいはずの王様ゲーム。

俺は美申ことミーちゃんに長時間キスされ・・・そのあとの意識がない。


「俺、何をした?なぜここで寝てる?!」


俺が一生懸命考えていると


「兄~!うるさい!!」


妹の丑ちゃんが怒鳴りながら入ってきた。

どうやら扉を開けたままだったようだ。

愛する妹に怒られたのでしょぼんとする。


「あっ!」


しかし、しょぼんは長くは続かなかった。

たしか丑も昨日の合コンに行ってた。

ならばあのあと何があったのか?

疑問が膨らみ、聞いてみることにした。


(しゅう)ちゃん。」

「うんっ?何、兄?」

「ちょっと聞いていいっ?」

「・・・なに?」

「昨日、何があった?」


そう聞くと丑は顔を紅くして怒りだした!


「なにって!何かあったらいけないの?昨日は色々あったのっ!何、私が何かあったらいけない!」

「ちがうっ!ちがうっ!怒らないで丑ちゃん。俺、キスされたあとの記憶ないんだよ!だから聞いてみただけで!」


怒り出した丑。

それをなだめる俺。


「あ、そう言うことね。」

「そっ。そいうこと。」


納得したようだ。

そして、俺にあったことを伝える。

俺と美申の長いキス。

酸欠なのか衝撃的なのかいきなり気絶して倒れた俺。

そのため、合コンが終わり拓巳先輩が俺を背負いながら家まで送ってくれたそうだ。


「マジかっ!?」

「すんごいマジだよ!兄~。ふらふらして結構大変そうだったよ!」

「なら謝りの電話いれないとなっ!」

「う、うん。」


俺は携帯を取り出して拓巳先輩にかける。


ー トゥルルル・・・・・・ ー

ー ピッ! ー


「・・・・もしもし?」

「おはよーっす!先輩。」

「ああ・・・、優午か。」


眠そうだ。

それもそのはず。

今は朝の五時。

学生じゃなければ辛い時間。


「先輩、昨日はありがしゃす!」

「ん?ああ、ありがとうってことか。いいよ。気にしなくて。」

「優しいっすね!先輩。」

「いや、あんな長いキスされたらまあ、ああなるよな。」

「うっ!」


そうだ。

一部始終見てたんだ。

聞くのが怖くなる。


「それなんすが。俺、キスからの記憶が無いんですよ。」

本気(まじ)か!あんなことされて。」

「あんな・・こと・・・?」

「かなり濃厚なキスだったな。甘ったるい長時間の。名前は美申ちゃんだっけ?満足するまでしてたよ。」

「うぐっ!!」


俺は合コンの時の記憶がない。

何があったか話を聞くたび事実を知るのだ。

あっ!

◯ッキーゲーム思い出してきた。

キスをする美申を思い出す。


ー くっ!美申~覚えていろよ! ー


そう思う中で一つ気になったことがあった。

電話越しの拓巳先輩が優しいのだ。

あんなキス見せられてたり背中におんぶされて送る。

いつもは『社会人とはこうだ!』と怒られるんだけどな。

今回の先輩はいつもと違う。

気になるので聞いてみた。


「で先輩。」

「ん?なんだ?」

「先輩こそ何かあったんすか?」

「んっ!?」


先輩が詰まる。

何かあったときだ。


「なんかあったんすね?」

「いや、無かった。」

「嘘っすよ!先輩、詰まったじゃないっすか!」

「だからそんなこと・・・」

「そんなこと?先輩もしや!!!」

「!!!」


俺は察した。

俺と同じ、誰かとキスをしたんだ。

芦川とかな?

それとも、卯月ちゃんか千鳥ちゃんかな?

積極的だったもんな。

まあ、妹と未歩ちゃんは無いだろう。


「先輩、春が来たんすね?」

「はあっ?」

「言わなくてもわかります。またあとで会社で教えてください。」

「おま、ちょっと!」

「ではまたあとで・・・」


俺は電話を切った。


ー 俺のお陰で先輩も恋が!?やったぜ!これで寂しい思いをさせずに済む。芦川とだったら結婚近いかも!楽しみ・・・ ー


そう思うといきなりテンションが下がる。

本当は芦川の事が気になっていた俺。

でも、あいつは先輩好きなんだよな。

そう思い女子高生と合コンを開いたのだけど。


ー フゥー ー


ため息をはく。

そして


「さあ仕事の支度するかな。」


スーツに着替え始めた。

途中キスをする美申を思い出しては・・・


「何、女子高生に落とされてるんだよ!」


そう葛藤しながら。




???編


「なんだよ!あいつは?!」


俺の目の前でキスをする男女。

一人は同じ学校の女子。

もう一人はスーツの男。

俺は昔からこの女が好きだ。

同じ部活の女子の助っ人でたまに入るこの子を。

何年も何年も好きだった。

だが今、目の前にいる男がキスしている。


ー 俺の女になる奴に手をつけるんじゃねえ! ー


そう言いながら携帯を二人に向ける。

そして、


ー カチャカシャカシャッ・・・・ ー


シャッターを切る。

それも沢山。

ナイトビューモードなので綺麗にキスする二人が写る。

まあ、女の方は後ろ姿だが。


「こいつ、覚えていろよ・・・」


そう呟きながら写真を撮った俺は闇に消えていくのであった。

新たなるキャラ参入。

しかも、根深い感じになる・・・

かな?

拓巳と未歩はどうなるのか!?

芦川は拓巳は?

ちなみにあまり考えていません。

がコイツが何を起こすのか?

次回もよろしくお願いします。

那祢でした。

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