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第四十七話拓巳編「乙女の戦場」

おはようございます。

那祢です。

合コン編第二話。

芦川ちゃん、おこです!

その理由は?

そして合コン無くなるのか?

ではあとがきで。


「・・・拓巳先輩、なんでここにいるんですか?」


芦川涼子だった。

なぜか優午を摘まんでやってきたのだ。

摘ままれた優午がジェスチャーで合図送っている。


ー ・・・・先輩すみません。彼女に負けました ー


どうやら俺に謝っているようだ。


「・・・聞いていますか?拓巳先輩。」


芦川の声がいつもと違う。

それどころかいつもの笑顔なのに威圧感がある!

素直に答えないと大変なことになりそうだ。


「ああ、優午に合コンに誘われて参加したんだが・・・どうやら知り合いの高校生が相手らしいな。」


優午の顔が焦っている。


「違うんですよ!!違うんです!!だって先輩、仕事終わったら家でゲームやるだけで寂しそうな先輩を・・・」


優午が言い訳を言っていると・・・


「五月蝿い。誰もあなたに聞いていない。私が聞いてるのは拓巳先輩です。あのとき注意したこと・・・・忘れていませんか?」


優午には冷たく一喝。

そして俺に対しては質問を。

あのとき・・・・

たぶん喫茶店の時に話しをしたことだと思うが、なんだろう断頭台にたたされた感覚は。


「・・・覚えている。『高校生とあまりふれあうな』だろう?」

「そうです。社会的抹殺される・・・・といいました!」

「でも、今日は遊ぶだけだぞ?」


ー ピクリ! ー


芦川が反応する。

あ、言い方間違えた。


「『今日は?』では次回は何を?」

「次回って、また遊ぶだけだよ。」


その話を聞いた芦川は


ー フゥー ー


とため息をした。


「拓巳先輩、合コンの内容分かりますか?」

「まあ大体はな。」


◯ィキで調べたからね。

まあ、友達を作るが目的だよね。


「知っているんですか。ならば恋人を作るってことも?」

「えっ?」

「合コンの目的は彼女を作るという目的もあるんですよ?なので、女子高生と合コンとは女子高生を彼女にすると言う意味でもあるんですが?」


俺は絶句した。

そう言う内容だとは。

俺は単なる出会いの場と勘違いしていた。

それを交えて考えると

この子達に彼女にする宣言を!!!

確実に捕まる。

そう考えていると・・・


「なので、拓巳先輩。合コンは止めましょう。」


芦川は威圧の笑顔からニコニコ笑顔になった。


「先輩、そうしましょうよ?」


続けて優午が俺に言ってくる。

うーん。

でも、せっかく来てもらったのに無かったことにするのは流石に失礼だろ。

彼女たちも時間を作ってきてくれたものだし。

俺は考えた末に


「合コンはする。」


と言った。


「「「「「「えっ!なんで!?」」」」」」

「だって失礼だろ?みんな集まってもらったのに。しかも俺がいなければ優午一人だし。お前、この人数の飯代出すの無理だろ?」

「まあ、確かにッス。」

「だから、合コンとは言えないがオフ会みたいにすれば大丈夫だろう。」


俺の一言。

一同静まる。

その静寂を壊したのは千鳥だった。


「まあ、考えてもしょうがないし予約した店に迷惑かかるからまず、行こうよ!」


その一言で動き出した。

そして俺は優午に聞いてみる。


「確かに立ち話を続けてもしょうがないし。腹へったな。優午、場所は?」

「あ、はい!駅近くのカラオケボックスに予約しました!あっ!連絡が来てるっす!!電話します!」


優午は電話し始めた。

すると美申は・・・


「じゃあ私〰️場所知ってるので〰️案内しま〰️す。」


と言って先頭をきって歩き出した。

それに皆ついて行く。

すると後ろから・・・


「拓巳先輩!」


先程まで威圧的だった芦川が悲しそうな顔をしていた。

もう泣きそうなくらいの顔だ。

話を無視した感じで合コンに行くのがショックなんだろう。

そう思った俺は


「どうした?お前も来ないのか?」


と聞いてみた。


「私もご一緒しても良いのですか?」

「何言ってる?そんな顔してたら置いていけないだろ?」

「でも・・・・」

「嫌なら薦めないが?」


そう言うと


「もちろん行きます!」


と覚悟を決めたように芦川が言った。

そして、


ー ギュッ! ー


俺の腕に組んできた。

あ、柔らかい感触が・・・


「あ、芦川さん?」

「何ですか?先輩?」

「これは・・・・・」

「いまから合コンだから良いじゃないですか?」


これだと風紀が乱れて女子高生に刺激が

すると・・・


ー ガシッ ー


満面な笑みをしながら千鳥が俺の空いた左手に組んできた。

こちらも柔らかな・・・・

そう感じていると


「私も負けられないな。」


芦川に千鳥が言い放った。

両手に花ってこんな感じか!

幸せを味わっていると


ー ツイツイ ー


後ろの服を引っ張ってる人が

振り替えると未歩がいた。


「どうした?」

「わたしもいます。忘れないでください。」


どうやらみんな自己アピールをしていたようだ。

ただ場所が場所だ!

帰宅前の駅前なので混んでいる。

回りの目線は冷たい感じだった。


「リア充め!」

「美人に囲まれてうらやま!」

「死ねばいいのに。」


小さい声だが聞こえてくる。

このままだと事故アピールだよ!

優午が電話が終わったようでこちらに来る。


「電話終わったんで・・・えっ!」


優午はこの光景を見て驚いていたようだがすぐにカラオケボックスに案内をし始めたので俺は付いていった。


「到着です!」


目的地カラオケボックスに着いた。

入り口には美申と丑、そしてもう一人がいた。


「さぁ、中に入りましょう!」

「「「「「おー!」」」」」


そう、その時はまだ知らなかった。

本当の合コンというものを。

合コン、みんなで行くことになりました。

拓巳は誰を選ぶのか?

三人は気持ちを伝えれるのか?

そして優午と美申は?

次回は出張でお休みさせていただきます。

申し訳ございませんが二週お待ちください。

那祢でした。


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