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第四十六話拓巳編「合コンとは?」

こんばんわ!

那祢です。

本編再開です。

拓巳、合コン行けるのか?

待っているのは?

結果は本編で!

「さて、仕事が終わったぞ!」


俺は仕事の片付けをし始めた。

それに気がついた優午が


「先輩、もう終わりですか!?早いっすね!」


と聞いてきた。


「ああ、今日はあの日だろう?遅れたら悪いだろう?」

「さすがっすねぇ!先輩マジ大人っす!俺もあと少しで終わりなんで先行っててください。」

「手伝おうか?」

「これぐらい俺の力で終わらせますよ。」


自信満々で言い張るので大丈夫か。


「じゃあ、俺は先に待ち合わせの場所に入っているぞ。」

「はーい!お願いします。ではまた後で・・・」


俺はそう優午に告げると会社の更衣室に向かった。

そう、着替えをすることにしたのだ。

さすがにスーツのままで行くのは彼方さんに悪いだろ。

服を脱ぎビジネスバッグの他に用意した鞄から新しい服を選ぶ。

ラフな感じがいいのか・・・?

それともきっちり決めた方がいいのか・・・・?

俺は着替えに悩んだ。

そう俺は・・・・・

初の合コンなのだ!

合コンとは合同コンパニーだと調べたのだが。


俺の通っていた高校と大学。

男女どちらが多いかと言うと男子が約九十%で女子は残り十%しかいない。

特に俺の時代は不良がいたり喧嘩したり暴れたり。

とても賑やかだった。

バカだったな。

おっと!昔を思い出してる暇はないな。

そんなわけで異性の友達が少なかったのでそういう経験がないのだ。


「うーん。Tシャツとジーパンだとラフすぎだよな。」


色々持ってきたので着替え直す。

十分後。


ー おっ?これいいかも。 ー


着替え直す。


ー よし!しっくりくる ー


組み合わせの服装が決まった。


俺は鏡の前で服装を確認していると・・・


「プッ!」

「!!!」


誰かに笑われた?

驚いた俺は急いで背後確認する。

そこには俺の上司、清里琢磨がいた。


「高根くん、何やってんの?」


一番見つかりたくないやつに見つかってしまった。

俺はすぐに愛想笑いをして


「あっ、部長お疲れ様です。」


と言った。


「おやおや、他人行儀だね。ところでさっきの決めポーズ面白かったよ。」


決めポーズ何てして無いんだが。

そう思っていると


「ところで 服装変えているって事はどこかへ行くのかい?」


俺の服装に気になった清里が俺に聞いてきた。

さすがに合コンに行くとこいつに言うとめんどくさいだろう。

俺は誤魔化すように


「はい。優午と少し遊びに行くんですよ。」

「あれ?芦川ちゃんは一緒じゃないのかい?」


何で芦川のことが?


「今日はいませんよ。優午のみです。」

「ほう。彼、イケメンだからね。すると若い女の子でもひっかけてくるのかい?」


ニヤニヤとゲスな笑いを向けてくる。


「優午に年を合わせると若い格好しないと思いまして。それと動きやすい服装の方が良いと思い。」

「ああ、確かに『動きやすい』は必要だよね。動きやすいは。」


何か含んで入っている気がするが。


「まぁ、そんなわけで着替えてたんですよ」

「私はてっきり若い子をナンパしに行くのかと思ったよ。」


うっ、半分当たって半分外れているんだが。


「早く結婚しないと後々大変だからね。僕みたいに早めに・・・」


これはやばい。

清里の話が長くなるパターンだ。

早くで切り上げないと遅刻する。


「すみません。もう行かないといけないので・・」


俺は話を切り上げようにした。


「急かすねぇ。まあいいさ。良い報告楽しみにしてるよ。ふふふふっ。」


そう言って清里は自分のロッカーで服を着替えを始めた。


「ではお先に失礼します。」


俺は更衣室を出て待ち合わせ場所に向かった。


相手は高校生ということなので優午は合コン会場をカラオケボックスにしたようだ。

予約した場所は優午のみ知っているので現地ではなくそれに近い大きな侍の像の前で待ち合わせをすることになっている。


ー 誰もいない、俺が一番乗りかな? ー


像の前まで着こうとする時だった。


「あっ、拓巳さん!」


後ろから呼ぶ声がした。


ー この声は確か未歩か。確か優午がいるって言っていたな。ニ対ニで合コンと・・・・あれ? ー


振り返った俺は驚いた。

そこにいたのは未歩だけじゃなかった

俺が知っている女子高生が三人。

はじめて会うのが二人。


「おまたせ!拓巳さん。お久しぶりです!会いたかったです。」

「ひさしぶりですね。婚約する気になりましたか?」

「あのときはありがとう。か、感謝してるんだからね!」

「へー!!あなたが拓巳さんですか!興味深い!!色々聞いて良い?」

「まだー。ぎゅうちゃんきてないのー?」


一斉に聞いてきた。

聖徳太子ではないので聞き取れない。


「ちょっと待ってよ!いっぺんに聞かれても・・・」

「賑やかっすね。おまたせ!」


慌てる俺に優午が声をかけてきた。


「お前、こんな人数聞いて・・・・・」


振り返り優午に怒ろうとした俺は凍りついた。

そこには・・・・


「何してるんですか?せ・ん・ぱ・い・?」


芦川が怒った顔して見ていたのだった。

やはりそうなるよね。

彼のいる場所彼女あり?

次回は合コン本編です。

次回もよろしくお願いします。

那祢でした。

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