サブストーリー 第十三話未歩編「合コン計画失敗」
おはようございます。
那祢です。
合コン、未歩側目線です。
展開は・・・
読んでみてください。
またあとがきで。
「合コン?」
「そっ。ごーこんだよー。」
美申から合コンの誘いがあった。
「いやです。」
「えー?」
私は即座に断った。
なぜなら私は拓巳さん一筋ですので。
そう断ると美申は・・・・
「ほんとに断っていいのかなー?」
小さい声で私にだけ聞こえるように言う。
「なんで?」
「そういえばみーちゃんに伝えていなかったねー。くる人の事ー。」
とても満面の笑みを浮かべている。
この顔は何か企んでいる顔だ。
「くる男性は二人でー。一人は私の夫と・・・・ちょっとー耳、貸して。」
おいでおいでと手招きしたので私は警戒して近づいた。
「それとあなたの大好きなー拓巳さんだよー。」
「えっ・・・・」
私は驚いた。
ー あの拓巳さんが合コンを行くなんて!私の気持ち知っていないの! ー
ショックを受けている私を見て美申が小さい声で
「牛ちゃんが辰巳さんにーうちの学生が来るってこと伝えてあるんだよー。しかも知っている人がくるってね。多分勘の良い人はわかるかなー。」
と言った。
知っていて合コンに来てくれるということはもしかして・・・
「あのとき断ってごめん。君のこともっと知りたい。」
「私も拓巳さんのこと・・・」
「同じ考えだね。この後抜け出さないか?」
「えっ!」
ー ドキッ! ー
私は少し期待した。
少しどころで無かったけど。
そして二つ返事で
「行く!」
と答えた。
「じゃあ、合コンメンバーはー。男性は牛ちゃんと拓巳さんでー。こっちは私とみーちゃんの二人でいいねー。」
「はい。わかりました。それで日時は?」
と正確に話をしていると
「ねぇ?合コンて!」
「「えっ?」」
合コンで反応したのが1名いた。
卯月だ。
彼女も美申と同じく情報通なので耳の良さは クラスの中では負けないぐらい良いのだ。
美申は何かと誤魔化そうとしている。
なにか思い付いたようだ!
「えーっと合同コミュニケーションだよー?」
ー 美申、ごまかせていない! ー
「へー!合コン行くんだ!で誰が来るの!?かっこいい人なの!?私が知っている人!?ねえ教えてよ!?」
ー ズベシっ! ー
大きい声で色々聞いてきたので卯月は美申にチョップを頂いた。
「なんで?痛い!」
「声が大きいー。周りの人に聞かれちゃうでしょー。」
「あっごめん。で、牛ちゃんって?拓巳さんて?」
「ふぅー。しょうがない教えるかー。」
卯月ちゃんを注意して内容を話す時だった。
「誰に聞かれちゃうのかな?それと拓巳さんって?」
ニコニコしながら千鳥ことちーちゃんが美申の肩を鷲掴みで掴む。
驚きと痛さで美申は目が泳いでいた。
答えない美申を他所に私に聞いてくる。
「みーちゃん。」
「何?」
「私たち友達だよね?」
「うん。」
「じゃあ、私も拓巳さんが来る合コンにいっても良いよね?」
全部聞かれていた。
するとその後ろから
「ということでしたら私もご一緒します。」
千鳥の後ろに優午の妹、丑もいた。
美申の情報でチェインリングスのゲームをしていると教えてもらいバス内で会話をし仲良くなったのだ。
そして私たちのギルドメンバー、アバランが彼女だと知ったのだ。
それからというもの時間があれば私のクラスへ来て 楽しく会話するぐらい仲良くなった。
「何でお前が行くんだよ?」
「私はバス内で助けてもらったご恩があるからです。ゲーム内で言うのは失礼ですし。千鳥さんは?」
「私は拓巳さんを気に入ってるからだよ!ならお礼言ったら帰れば良いじゃないか。」
「そんな失礼なこと・・・・」
など熱く話し始めた。
話に漏れた私は美申を見ると
「ああ・・・私の計画がー。」
美申はがくんとうなだれた。
「計画?」
私は気になってその計画を聞いてみた。
それはこちらは女性が呼べませんでしたと伝えて男女二対二にする作戦。
そして好きなもの同士で美申は優午さんと過ごすという作戦だったようだ。
「魅力な人がいっぱいいたらー絶対牛ちゃん浮気するよー。」
魅力的・・・・うれしいな!
「大丈夫、千鳥と丑は絶対拓巳さんにグイグイ行くよ。」
「そうかなー?でも、そうするとー。」
「うん。残念なのは私だね。」
「みーちゃん。」
「・・・・・・・」
私が黙っていると肩を『ポン!』と叩く。
卯月だ。
励ましてくれるのかと卯月を見ると
「ねぇ?私も行きたい!」
と言ってニコニコしながら私を見ていた。
その一言で私と美申はみつめあう。
二人ともしょぼんと顔をしてた。
「ねぇ?ねぇってば?!」
私達は卯月を見ることしかできなかった。
そうだ。
そういうやつだった。
美申は決心したようで携帯操作をする。
「わかったー。皆で行こうー!」
そして皆で合コンに行くことになったのだ。
美申計画失敗。
皆さん揃って合コン。
どうなる拓巳さん?
そして優午と美申は?
・・・どうなる?
次回は文の修正したいと思いますが書けたら書きます。
那祢でした。