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サブストーリー 第四話涼子編「なんで!!」

おはようございます。

那祢です。

今回は久しぶり芦川ストーリー。

彼女の気持ちが行き交う。

お楽しみください!

「優午のやつめ!」


ー ふぅー ー


私は仕事中、怒ったりため息をついていた。

その原因はお昼の時だった。

私の大好きな拓巳先輩と・・・・優午の三人で昼御飯を食べているときだった。

ちなみにラーメン屋だ。


「先輩、彼女いないんスか?」


優午が拓巳さんにいきなり聞いてきたのだ。


「ああ、いないけど。」

「なんでっすか?」

「何でって言っても俺、あんまり外出しないからな。」


うん。

知っている。

たまにコンビニ袋を持った彼に家の前で出会うから。


「かっこいいのにもったいないっす!」

「はあ?何処が?昔、痴漢と間違われるぐらいだぞ。」

「それは昔、オーラがなかった時っしょ!?」

「オーラって。ゲームかよ。」

「まあ、オーラを抜きとしてもバリバリなエリートにしか見えないっすよ!」

「まあしっかり仕事してるからな。」


すこしてれてる。

可愛い。

先輩の声を聞いてご飯。

私はなごんでいた。


「なら先輩、合コンしませんか?」


ーブフゥー!!ー


「ゲホッ!ゲッホゲホ!!」

「大丈夫か?芦川。」

「いきなりどうしたんスか?」


どうしたもこうしたもあるか!!

このチャラ男!!

私は優午をにらむ。


「俺が悪い?」

「そうだぞ優午。おまえ、先輩をそういうのに誘うものじゃないぞ。空気が悪くなる。」

「なんでっすか?空気読めるし、みんな惹き付けるし。ゲーム内でもモテモテじゃないっすか!」

「おまえ、声大きい!」

「あっ!さーせん。」


こいつ、拓巳さんの良さ知ってるな。

うれしいがこいつじゃなければな。


「騒がないでよ・・・・。恥ずかしい。」

「なんだよ?」

「私が先輩の素晴らしさを知らないとでも?わらわせる!」

「おまえよりは知ってるっす!」

「私の方が知ってます。」

「「うー!!」」


私は優午とにらみ会う。

私はあなたに負けません!

好きな相手だから!!

身長体重好きなものや・・・・

 

ーぱしっ!ぱしっ!ー


「「いったー!!」」

「お前らうるさい。」


先輩に叩かれた。


「あんたのせいで・・・・」

「お前が・・・・」


睨み合っていると。


「さっさと食え。伸びてるぞ。」

「「あー!!!」」


ーズルズルズルズル・・・・ー


うーん。

伸びている。

おいしくない。


「じゃあ先にいくぞ。」


三人分の会計を済ませた拓巳さんは店から出ていった。


「ちょっ!待って!」


二番目に食べ終わった私は続くように店を出る。

少し走って拓巳さんに追い付いた。


「おっ?早いな?」

「はぁ、はぁ、はぁ。」

「慌てんなよ。麺が戻るぞ。」


ニコニコしながら私に言ってきた。


「せ、先輩に、聞きたかった、ことが、あります。」

「ん?なんだ?」


私は・・・・疑問をぶちまけた。


「あの、女子高生。なにか、ありましたか?」

「えっ?」

「あの、びしょ濡れの女子高生のことです。」


わたし、見ていたんだ。


「女子高生?」

「はい。女子高生です。」

「見ていたの?」

「タオルを渡して二人でバスに乗るのを見ていました。」

「・・・・・・・」


先輩は黙ってしまった。

しばらくすると


「おまえにしか言わないから他の人に言うなよ。」

「はい。」


先輩は重く話始めた。


あの子は学校でいじめがありあのずぶ濡れ状態になった。

その時に通りかかった俺が彼女にタオルを渡した。

このことからはじまった。

俺も流石にこのままに出来ないと家で少し世話をすることにした。

そして家まで送ると帰りにもう一人あった。


そこで拓巳さんが喋るのを止めた。


「先輩?」

「なんだ?」

「それからどうしたんですか?」

「・・・・・」

「先輩?」

「言わなきゃダメか?」

「はい。」

「うー。聞いて怒るなよ。」

「わかりました。」


そして続きを話し出す。

その話の壮大さに私も固まった。


友達を拐おうとしたと勘違いして飛び蹴りをくらい、お詫びに頬にキスされ求愛。

そして、ずぶ濡れの子にまで告白される。


「芦川?」

「・・・・・・」

「大丈夫か?」

「・・・・・大丈夫なはずありません!!」


私の旦那様が汚された。

絶対にゆるさない。


「先輩はロリータコンプレックスですか!!女子高生にそんなことされて。」

「おまっ!声でかい!」


いろんな人がこちらを見る。

私はボリュームを落として冷たい声で聞く。


「で、先輩はその子に惚れたのですか?」

「バカなこと言うな。あっちはからかいのためにしたんだぞ。」


たぶん本気なんだろうな。

普通キスされたり告白されないんだよ。

でも、黙っておこう。

勘違いしてもらった方が私には有利だし。



「信用できませんね。」

「どうしたら信用できる?」

「そうですね・・・・なら私をす」


その時だった。


「せんぱーい!おまたせー!」


食べ終わった優午が走ってきた。


「おかえり。」

「・・・待ってませんけど?」


私達はそれぞれ伝えると


「扱いひどいっすね!先輩のために合コン仕掛けといたのに。」


私達二人は少し考えて


「「はあっ!!!?」」


声を会わして驚いた。

あっ同じ考えだ。

すこしうれしい。

優午はナインを見ながら確認する。 


「お前なに決めてるんだよ。」

「だって先輩寂しそうだったから。」

「寂しくねぇよ!」

「なので明日、女子高生と合コンよろー!」

「だからなんで女子高生チョイスしたんだよ!!」

「だってみーちゃんの友達にしちゃったから。こっち二であっち五っす。」


もしや・・・・

ナインが常に届くようで確認する。


「なあ気になったんだけど。」

「なんすか?」

「その子、チェインリングスのお前の相方?」

「さっすがー!!!」

「するとその友達って」

「知り合いかもしれませんね!」

「・・・・・断れない?」

「無理っすね。向こうは行く気満々です。」

「なんで?」

「先輩と色々話したいとか」

「・・・頭がいたい。」

「オフ会と思えば良いじゃないっすか?」

「おまえ・・・気楽だな。」

「みーちゃんに会えるからっす。支払いはうちら持ちですよ。」


ということは美申が呼ぶならセフィロ、ゲイル、アバランに会うことに?

それってもしや!


「オフ会なら私もいっていいですか?」

「だめっす。」

「なんで!!!」

「芦川がいたら先輩はおまえとばかり話すし向こうも知らないやつきたら緊張するから。」

「でも!」

「だめっす。」

「うー!」


これではあちらに有利だよ!

せっかく告白しようとしたのに邪魔しやがって!


ードゴッ!ー


私は優午の脇腹にジャブをいれて

先輩には見えないように


「わかったわよ。これで許してあげる。」


とささやいて睨み付けた。


「ゴホッゴホっ!」

「大丈夫か?芦川やりすぎだぞ。」

「軽いどつきです。大袈裟です。ね?優午。」


優午は首を縦に降った。

私は先輩達をおいて不機嫌で会社に向けて歩きだした。


「ちょっ。まてよ。芦川。」


先輩が声をかけてきたが今は聞く気にならなかった。

拓巳さんを愛しても構わない。

拓巳さん、女子高生を好きになったら許さないんだから・・・


そう決意して。


  

ー 優午編 ー


咳き込む中で。

あいつ!

先輩好きだったのか!

やばっ!

それは悪いことをした!


今さら気がついた優午だった。

合コン。

いったことないです。

そんなわけで合コン?

オフ会ストーリーです。

次回、書くか文を一度見直し修正かけるか。

考え中です。

またよろしくお願いします。

那祢でした。

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