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サブストーリー 第一話優牛編「おにいちゃん!」

あけましておめでとうございます。

那祢です。

お正月もお仕事が忙しいです。

そのため今回はサブストーリーとなっています。

塩崎家の一日。

楽しんで読んでいただければうれしいです。

ではまたあとがきで。

「ふぅ~。疲れた。」


仕事が思うように終わらず残業してやっと家に帰る。

部屋に入りベッドに座っていると


「お兄ちゃ~ん!!」


静寂を壊す声が聞こえる。


-ばたん!-


「おにいち~ゃ~ん~!!」


妹の丑が怒鳴り声を上げて俺の部屋に入ってきた。

あまり俺に関わらないんだけど。


「どうした?しゅうちゃん?」

「も~!お兄ちゃん、どうしたもこうしたもないよ!! 私の好きな人と同じ会社にいるんだって?」


多分先輩と話をして会社の事を色々聞いたんだろう。

ただ、いきなりの妹の好きな人発言にとは動揺した。

好きな人って?


「好きな人ってお前。好きな人って誰だよ?」 「え~!前に話をしたでしょ?力強くて頭が良くて美しくて優しくて可愛くて・・・そして何でもできてしまう凄い人だよ!」

「それは前に聞いたな。」


そんな奴いるのか信じて無かったのだが・・・


「だが、俺の会社にはいるとは聞いてねーぞ? そんなかっこかわいい天才みたいな男なんて会ったことねーよ?」


その発言に妹は怒りだす。


「お兄ちゃん、誰が男の人って言った!?」

「えっ?おま、・・・何を言ってんだ?」


妹の発現に俺の動悸が早くなる。


「お前、もしかして・・・」

「違うよ!お兄ちゃん。私が憧れているだけで私はレズじゃないよ!」

「となるとお前の好きな人もしかして・・・」


その発言に妹は


「そーだよ!芦川涼子さん。」

「・・・やっぱりな。」


芦川涼子。

会社でもずば抜けて仕事ができる彼女は皆から一目おくられている。

あの部長にさえお気に入りなのだ。


「たしかにいるな。同じ部署だ。」

「そうなんでしょ?高根から聞いた。」

「お前、先輩を呼び捨てにすんな!」

「だってアイツ。スカしてるんだもん。」

「それは大人だけだ。」


妹にとって先輩は単なる情報源なだけなんだろう。

なんだ考え出したぞ。


「あっ!」


しばらく考え事して閃いたようだ。


「おに~ちゃん。芦川先輩、今彼氏いるのかな?」

「うーん。いないんじゃねぇ?」

「なんでわかるの?」

「なんとなくな。」


高根先輩のことが好きだからな。

アイツ。


「じゃあ、お兄ちゃんが付き合っちゃえば!いい考えじゃん!」


その発言に頭を痛めた。

俺の後輩が自分の妹の憧れる存在。

よく言い争いをよくしているが一人の女性としても気になっている。

ただ彼女は俺の尊敬する先輩のことをとても好きだというも知っているから。

だから顔を合わせるたびに嫌味を言ってしまう自分がいた。

嫌いになろうと頑張っているのにこいつは。


「バカ言うな!」

「なによー。無理じゃないでしょ?付き合っちゃえば私のおねーちゃんになるんだし。」

「・・・俺はお断りだ。さあ、部屋に帰れ!」

「ちょっ!お兄ちゃん!」


俺は妹を部屋から追い出した。

そして部屋に一人になった俺は・・・


「腹へった。飯食おう。ゲームしないとな。」


そう言ってキッチンに向かった。

(しう)ちゃんの野望とゲームINの遅かった理由。

優牛の考え。

いかがでしたか?

次回本編です。

次回もよろしくお願いします。

那祢でした。

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