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サブストーリー 第八話未歩編「そして伝説へ」

こんばんは。

那祢です。

今回も未歩編ストーリーどす。

穴山さんはどんな方なのか。

今回も楽しんでいただければうれしいです。

ではまたあとがきで。

昼休みはバスケ部の先輩と話をしていたので放課後、穴山さんに今回の詳細を聞くことにした。


「えっ~とね~。伝説の方はね~。」


穴山さんの話では伝説の方の名前は涼子と言う人らしい。

その人が何らかの目的で私を探していている最中にいじめが発覚し、いじめ主犯を呼び粛正(叩いた)したらしい。

そしてそして全ての内容がわかるとそのまま帰った。

それが美申さんが見た一通りの流れだった。


「で~市川さん~。あなたに何があったの?」

「えっ?何があったって・・・」

「だって伝説の方はいじめられているところを見てないんだよね?」


その質問に私は答えられなかった。

なぜならずぶ濡れになり泣きながら帰り道を走って帰ったんだから。

そんな状態の事を今日初めて話した人には言えない。


「えっと・・・なんでだろう?」


惚けてごまかしてみ・・・


「ねぇ~誤魔化さないでよ~。私、見てたんだから~。」

「えっ?見てた?」

「うん、トイレに連れてかれる所とずぶ濡れで走っていくのを~。」


穴山さんは私にカマをかけてきた。

でも、なぜだろう?

でも、嘘をついていたところは謝らないと。


「ごめんなさい。嘘をついて。」

「うん、いいよ~。謝ってくれたから~。」

「理由はね。あの時に友達に裏切られてそれでちょっと敏感になってたの。」


素直に穴山さんに答えると


「そうなんだ~。胡散臭いかもしれないけど私はあなたの味方だよ。」

「わかった。頑張って信じるよ。」

「え~。もっと信じてよ~。」


そう言いながら私の服を引っ張ってきた。


「分かったってば。信じるよ。」

「うん。ならば放すよ。」


そう言うと掴んで引っ張っていた服を放してくれた。


-さて、どうしたものかな。-


色々考えていると・・・


「おや?新しい友達さんができたのね。」


と私の後ろから声が聞こえてきた。

振り返ってみると待ち合わせをしていた千鳥がやってきたようだ。


「あっ!ちーちゃんお疲れ様。」

「みーちゃんこそお疲れ。大丈夫だったようね。」

「うん。色々あったようでね。なんかいじめ、無くなったようです。」

「それは良かったわね。で・・・そちらの方は?」


ちーちゃんの穴山さんを見る目が細い。

この顔の時は怪しんでいる顔だ。


-自己紹介しないと!-


「穴山美申さん、いろんな事、知っていて・・・」

「は~い。情報通のみのさんと呼んでね~。ち~ちゃん。」


といきなり千鳥に絡む。

いきなりのあだ名で眉毛がピクリっと動く。


「ふぅん。情報通・・・なんだ。じゃあ色々知ってるんだよね?」

「大体の事ならまかせてよ~。」

「・・・わかったわ。じゃあ・・・学校内でチェインリングスをやっている人は?」


いきなりの難題を穴山さんに質問した!

その質問に穴山さんは悩む。

私は


「もうっ!ちーちゃん!穴山さん、いきなり難しい質問ごめんね。大丈夫だから。」

「ごめんなさい。なんでも知っているって言ってましたのでつい。」


と言っていると・・・携帯をいじって写真をさがしはじめた。


- 一分後 -


「チェインリングスやっているのはこの人かな?」


と言って画像を私たちに見せてもらった。


「この人達が?・・・本当に?」

「嘘はつかないよ~?ねぇ、みーちゃん。」


数点見せてもらった中に知っている顔があった。

毎朝バスに乗っていたうちの学校の女性と今日の朝、女子バスケ部部長に呼ばれていると言われた男子バスケ部の部長だった。


「・・・」

「そんな顔しないでよ~。嘘はついていないって。この方達、ゲーム内で一緒のグループですから。」

「えっ?」


驚く私に穴山さんは続けて聞く。


「私もやってるんだ。みーちゃんもやってるんでしょ?チェインリングス。」


その質問に私は・・・


「はい。」


嘘をつかずに返事をした。

すると穴山さんは嬉しそうに


「じゃあ~今日、皆でやらない~?」


と誘ってきた。

それに対し千鳥と私は


「まあ、団長に話せば大丈夫だと思うけど。」

「多分あの人なら付いてくるかもしれないですが。」

「かまいませんよ~。じゃあゲーム内の噴水に集合ね~!」

「ならば早速家帰ろう!」

「「お~!」」


皆、帰り支度をして帰ることに。


そして再びチェインリングスのゲーム内で会う約束をして。

一段落でいじめがなくなった未歩。

本当に平和が訪れたのだろうか?

そこは考え中です。

次回、モブを書きますのでお休みさせていただきます。

よろしくお願いします。

那祢でした。

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