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サブストーリー第六話未歩編「状況変化」

おはようございます。

那祢です。

今回はサブストーリー。

久々の未歩編です。

いじめに変化あったのでしょうか?

お楽しみください。

バスが着き私たちは降りた。

学校までの道のり二人で話しながら歩く。


「拓巳さん大丈夫でしょうか?」

「鼻の下を伸ばしてイチャイチャしやがって!ところであの女は誰だ!」

「うーん?たぶん、会社の同僚じゃないかな?」

「えっ?みーちゃん、なんでわかるの?」

「えっと。拓巳さん家へ泊まったときに色々聞いたから。」

「お・・お泊まり?拓巳さん家に?」

「いじめられた時に・・・あれ?知らなかった?」

「しらないよ~!!わ~!みーちゃんが汚れた~!」

「汚れ扱いなんてひど~い!!」

「も~!そういう意味じゃないよ!」

「えっ?違った?」

「「ふふふふ・・・・」」


私達は朝あった拓巳さんの話しに盛り上がっていた。

気になるから後でメールしようかな。

そう思っていると千鳥はいきなり真剣な顔をしてきて・・・


「ところでみーちゃん。」

「ん?なに~?ちーちゃん?」

「あなた、一人で大丈夫なの?」

「え?何が?」

「なにがっていじめだよ。」


私のことを心配してくれるちーちゃんこと千鳥。

彼女は親が道場をしているためかなり強い。

そんな千鳥が一緒だと私をいじめることは無くなると思う。

しかし、そうするとターゲットが私から千鳥になる可能性も出てくる。

そして拳で語るタイプの千鳥は手加減知らずの殴り会いの大喧嘩に・・・。

多勢に無勢だけど暴力沙汰は強いのが必ず罰せられる。

そんなので学校退学になったら・・・

私は笑顔で


「ちーちゃん大丈夫だよ。」

「本当に?」

「うん。私が彼女たちにいじめを止めて貰うようにしないと終わんないと思うし。」

「・・・そう、みーちゃんが言うなら大丈夫でしょう。」

「ありがとう。ちーちゃん。」


私が言ったり喧嘩したり抵抗しないと多分いじめを止めることをしないと思う。

だから・・・


「私がんばるよ!」

「・・・そうは言っても心配だな。前もって私がやっつけてあげようか?」


-それが困るから言わないんだよ。-


「だから、大好きな親友を私の揉め事に巻き込みたくないの!」

「ごめん、わかったよ。でもどうしても耐えられなくなったら私を呼んで。」

「ありがとう、私の大親友。」

「まあ、大親友兼ライバルだけど。」

「ライバル?」

「・・・恋の。」

「ちょっとちーちゃん!」

「あははは・・・」


そう二人で話をしているうちに私たちは学校に着いた。


「じゃあまた帰りにね。迎えに行った方がいい?」

「大丈夫だよ。」

「わかった。信じましょう。またお昼で。」


私は下駄箱で約束をしてちーちゃんと別れた。


「よ~っし!」


私は気合を入れて自分の下駄箱に向かった。


三十秒後。

下駄箱に到着する。

今日も私の上履きが無いんだろうけど。

私は下駄箱開ける。


「あれ?」


下駄箱に上履きがあった。

まあ普通といえば普通なんだけど・・・

私は下駄箱に上履きがあったことがここ最近ない。

嫌がらせをされて近くの傘立てやゴミ箱に捨てられていたりしていた。


-なぜだろう?-


それを不思議に思った私はこれが本当に自分の上履きなのか確認していた。

ボロボロだけどちゃんと名前が書いてある。


-どういうことだろう?-


怪訝そうな顔をしていると


「おっ!!未歩おはよー!」


廊下の方から私を呼ぶ声が聞こえてきた。

男子バスケ部の先輩。

そう、スポーツ万能でしかも頭も良いバスケ部のアイドル的な先輩だ。

色々あったのでか変わりたくないけど。


「あ、おはようございます。」

「下駄箱の前で固まってるけど何してんの?お前。」

「いや~下駄箱に上履きが入って・・・」

「えっ?当たり前だろ?下駄箱なんだから。」

「そうなんだけど・・・」

「朝から面白いこと言うね~!」


-いつもは違うところにあるんだけどな-


「まぁそこで突っ立ってないで早く入ってこいよ。女子バスの部長が探してたぞ。」

「えっ!なんで?」


私はあの出来事以来、女子バスケ部に顔を出していなかった。

もめ事になるなら部活に出したくない。

そう思って私はしばらく行ってない

なのになんでお呼び出しがあったのだろうと不思議に思った。


「じゃあまた部活でな。」


必要なことを伝え終わった先輩はウォーミングアップの途中だったのか私に手を降りながら体育館に向かった。

下駄箱で呆然とする私。


-私に何があったんだ?-


なにかが可笑しい。

考えれば考えるほど不安に思う。

私は上履きを履き慎重に教室に向かった。


教室に到着。

普通に入ると・・・


「おはようございます。未歩さん。」

「おはよー?未歩。」


いつもはガン無視をするクラスメイト達がいきなり挨拶してきた。

いつもはない光景に私は動揺する。


「お・・・おはよう。」


少し詰まった挨拶をしてしまう。

また新たないじめ方法かな?

そう思いながら私は自分の机に向かう。

机も綺麗なままだ。

いたずら書きがいつもあったのに。


-私、いじめられていたんだよね?-


「ふぅ。」


椅子に座り落ち着こうとする。

そう思っていると今までいじめていたクラスメイトの数人が私の近くへやって来た。


「未歩さん。ごめんなさい。私達、ターゲットにされるのが怖かったんです。」

「謝って許されるはずがないけどごめんなさい。」


口々に私に謝罪の言葉を言ってきた。


-どうしたんだ!?-


混乱している私に別のクラスにいるあの人がやってきた。

私と仲が良かった。

色々教えてくれた。

そしてトイレでの一件以来私の会いたくない。

私の親友だった人。


「みーちゃ・・・未歩・・・」


卯月だった。

うーちゃんこと、卯月。

久しぶりの登場です。

次回もサブストーリー未歩編。

卯月とあの方が?

次回も頑張りますのでよろしくお願いいたします。

那祢でした。

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