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第三十五話拓巳編「押しが強い人は好きですか?」

おはようございます。

那祢です。

今回は通常ストーリーを進めました。

次回はみんなの心境を書きたいと思います。

なぜ今回の朝みたいになったのか。

あっ!

あとがきで書くはずが!

楽しんでみてもらえれば嬉しいです。

ではあとがきで。

「ふぁ~~っ!」


-もう起きる時間か・・・-


俺は携帯のアラームを止めながら大きい欠伸をした。

寝不足なのである。

理由は勿論、昨日のゲームのチャット。

朝方までみんなの話に付き合っていた。


「最近の私をどう思いますか?この間の告白は本当です・・・」

「拓巳先輩は女性に甘いです!このままでは・・・」

「婿養子の手続き用意しましょうか?何時かは道場を・・・」

「バイジャさん、先輩に手を出したら家を突き止めて・・・その後はご想像にお任せ・・・」


などなかなか納得してくれなくて時間がかかった。

最後何て返したかうろ覚えだったな。

さて会社に行く準備をするか。

俺は身支度をしていつも通り会社に向かった。


バス停に着くと年配の女性が俺の方を見ている。

いつもバス停にいる方だ。


-俺は何か変な姿かな?-


そう思い身だしなみをチェックしているとバスが到着した。


- プシュー -


俺は搭乗すると今日のバスはあまり人が乗っていなかった。

そのため結構席が空いていたので一番後ろの長椅子に座った。


-良い席とれたぞ!朝から良いことがあるかもな~。なんてね。-


広くて開放された席にテンションが上がっていた。

しばらくして知っている女性がバスに乗ってきた。

未歩だ!

彼女も俺に気がついたようだ。

会釈をしながら近付いてくる。


「おはようございます。拓巳さん。」

「お、おはよう。未歩。」


挨拶をして俺の隣に座る。

未歩はニコニコしていてご機嫌なようだ。

なんでそんなに上機嫌なのか気になり俺は彼女に聞いてみた。


「どうしたの?すごくご機嫌だけど。」


すると・・・


「今日の朝の占いで一番だったんですよ!」


と教えてくれた。


-やっぱり女性だからそういうのが気になるのか。-


納得していると未歩は回りを確認して小さい声で


「会いたい人に会えるって書いてあったんですよ。」


と耳元で囁いた。

俺は驚き、恥ずかしく赤面した事がばれないように横を向く。

ちらっと未歩を確認するとすごい嬉しそうな顔をして俺を見ていた。


「う、嬉しそうだな。」

「だって会えたんですから。」


- プシュー -


そしてまたバス停に着く。

どんどんバスに搭乗してきた。

知ってる方が乗ってきたぞ。


「おはよー。美穂と拓巳さん。」

「あっ!おはよう。千鳥。」

「おはよう。」


澄んだ声が特徴の千鳥が入ってきた。

冷静な顔の眉毛がピクリと動いた。

そして・・・


「朝からお二方、仲が宜しいのですね。なら私も失礼します。」


そう言いながら千鳥は鞄を両手で持ち後ろを向いて俺の膝の上に座ってきた。


「なっ!ちょって待って!そこは俺の膝の上!椅子じゃないだろう?」


俺の真剣の問いに彼女は


「えっ?座ってはいけないのですか?でも、旦那様になる方ですよね?あー。TPOをわきまえろってことでしょうか?」

「そういうことだから降りてください。」

「私を無理矢理に退かそうとすると・・・騒ぎますよ?」


こいつ、何を言っても聞かないつもりだな。

そう思っていると未歩が


「ねぇ?チーちゃん。拓巳さん困っているから。隣に座れば良いじゃないの。」


美穂がニコニコしながら千鳥にそう言う。

しかし声のトーンは低いので怒っているのだろう。

すると千鳥は渋い顔をしたが俺の上からどいて隣にに座ることにした。


ーブーンー


バスの中。

女子校生の間に挟まれた会社員。

これほど不思議なものがあるんだろうか?

そう思って回りを見渡す。

バスのおばちゃんが渋い目でみている。

何であのような顔されたかわかった。


-ちょっと形見が狭いな。-


しかし何も動じない未歩と千鳥はすごいな。

そう納得しながら会社に着くまで未歩と千鳥と一緒にゲームの話をすることにした。

昨日行けなかったところとか反省点など話をしてかなり盛り上がった。


- プシュー -


ようやく会社近くのバス停に着いたようだ。


「また後で会いましょう。」

「婿様、がんばってください。」


周りの社会人の方々にかなり白い目を見られながら俺のバスを降りた。

バスを降りるとそこには


「先輩待ってましたよ。」


芦川が待っていた。

バスの中では大人の女性を確認した2人が窓越しで慌てている。

芦川はそんな二人を確認しながらニコっとして俺との仲の良い感じをかもす。

発進するバスの中でじ~っと見ている二人・・・?


-あれっ?もう一人見ているから三人?-


誰だろうと思っていると


「先輩、はやく会社いきましょう。」


芦川が声をかけてきた。


-後でゲーム内で何か言われるな。-


「ふぅ~。」


そうため息をつきながら会社に向かうのであった。

・・・

前書きで全部書いてしまいました。

一応次回は女性方の話を書きます。

あと、頑張って努力してぐいぐい来る奥手な女性。

私は嫌いじゃないです!

次回も宜しくお願いします。

那祢でした。

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