第三十三話拓巳編「皆も一緒に!レッツ・・・!」
おはようございます。
那祢です。
今日は一度寝て三時から修正してるので元気です!
今回はスノーウルフ戦。
最後は思いでの品が!?
ではまたあとがきで。
《スノーウルフ》
特徴は体毛が真っ白で大型の狼。
群れのリーダーが総統していてコンビネーション攻撃が得意。
噛みつかれると継続的にダメージを受ける。
戦士や騎士、龍騎士などが中心のパーティ構成が良い。
動きが素早く遠距離攻撃が当たりにくいモンスター。
弱点は頭、炎、雷。
攻略本を思い出し皆に情報を送る。
するとアバランとドラグが先頭に立ち攻撃を始めた。
「斬捨て御免!でござる。」
-ビュン!-
「逝ねっ!」
-ブシャ!-
前衛に慣れているドラグは回避をしてからの一太刀でスノーウルフを倒す。
新参のアバランは斧で相手の攻撃を受け流して隙をつき攻撃している。
簡単そうに見えて二人ともかなりの上級者技を使っているだ。
「ガルルル・・・」
隙を見て何匹かのスノーウルフ達がこちらに向かってきた。
狙いはやはりゲイルのようだ。
「ワオォォン!!」
一匹がゲイルに飛び掛かる!
-ブシュブシュ!ザシュ!!-
俺はサブ武器のナイフでの連続攻撃で敵を切り刻むがスノーウルフは動きが止まらない。
-斬りこみが甘いか!-
そう思っていると・・・
-ドォグォォン!-
横から火球が飛んできてスノーウルフを包み込む。
回りを見るとトガリが炎の魔法で狼達をを燃やしていた。
-ワオォォォーーン!-
走って逃げるゲイルをスノーウルフが追いかけている。
-ヒューン・・・ザシュ!-
俺は弓矢を構えてゲイルに飛びかかるスノーウルフを撃ち抜く。
頭に命中!
その隙にもう一匹が俺に飛びかかってきた。
回避コマンドをして相手の攻撃をかわすが相手は素早いので繰り返し攻撃をしてくる。
「ワオォォー・・・・」
-ズシャン!-
飛びかかってきたスノーウルフは目の前で落ちた。
頭部にナイフが刺さっている。
セフィロだった。
『拓巳さん大丈夫ですか?』
『ありがとう。あと少しでやられる所だった。』
このゲームにはプレイヤーの弱点というものがある。
心臓を攻撃されたり頭を攻撃されたりするとダメージが大きくなる。
前衛の騎士たちは兜や鎧を装備して守ることができるのだが後衛の魔法使いや狩人はそういう装備の数が少なくダメージを受けると致命傷になることもある。
前回はそれでやられたのだ。
俺たちはコンビネーションを組みながらゲイルを守り、狼達を叩き切る。
そうしながら戦い、二十匹以上いたスノーウルフが残り五匹ぐらいになった。
すると先ほど戦った狼よりふた回り大きい狼がやって来た。
スノーウルフのボスリーダー、ジャイアントスノーウルフだった。
動きはスノーウルフに似ているのだが特殊アクションが入っているので装備の弱い俺は接近戦などで迂闊に攻撃ができない。
俺は離れて弓矢で援護することにした。
「ワオォォォォォォーン!!!!!!」
雪崩が起きそうなくらいジャイアントスノーウルフが大きな声で吠えると他のスノーウルフは離散した。
ボスのジャイアントスノーウルフをドラグ、アバランの二人でひきつけながら戦いトガリが魔法で援護している。
それを邪魔するスノーウルフをセフィロはナイフの連続攻撃で倒している。
ゲイルはライフが減った仲間に回復薬を使って回復させていた。
-うん、いいパーティーになったな!-
その様子を見ていると一匹のスノーウルフがゲイルを狙ってのに気がついた。
弓を打って狙うは近すぎる位置。
ゲイルが気が付き逃げるがスノーウルフの牙が襲いかかる。
一撃食らったらたぶん戦闘不能になってしまうだろう。
そう思った俺はサブ武器のナイフを持ちかえ、スノーウルフとゲイルの真ん中に立つ。
-インビシブルカウンター-
瞬時に移動して相手の攻撃をかわしながらナイフで一撃で仕留める盗賊の技。
ただ今回はかわせない。
相手の喉元にナイフを刺すがこちらもダメージを直に受けた。
-痛っ!-
俺は吹き飛ばされゲイルの後ろに転がる。
ライフが半分減ったぐらいで生き残った。
「大丈夫ですか!」
ゲイルが急いで回復薬を使い俺を回復させるが、連続行動が多く敵に気付かれてしまう。
ゲイル目掛けて全てのスノーウルフたちが攻撃をしかけに来た。
次に襲いかかってきたスノーウルフをセフィロがナイフで薙ぎ払い止めを刺す。
二匹目のスノーウルフをドラグが一瞬で切り捨てる。
そして、残ったジャイアントスノーウルフが襲いかかる。
トガリが雷の魔法を使うが襲いかかるのをやめない。
ジャイアントスノーウルフが長い牙を見せながら飛び掛かる。
-やられる!-
ゲイルの前に立ち盾になろうとしたがダメージが来ない。
なぜかジャイアントスノーウルフは自分たちより上に飛んで行った。
いや吹き飛んでいった。
そして地面に転がる。
倒れているジャイアントスノーウルフを見ると大きな斧が頭に刺さっていた。
それは先程のまで追いかけられていたアバランの大斧デストロイヤーアックスだった。
「デストロイござるな。」
「う~ん。デストロイ・・・」
「デストロイですな。」
「まさにデストロイ。」
「デストロイすご~い!」
その威力に皆、同じ言葉を呟くのだった。
お疲れ様でした。
最後はまさにデストロイでした。
次週はもうひとつの方も書きますので休ませてもらいます。
楽しんでもらえるよう頑張りますのでまたよろしくおねがいします。
那祢でした。