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第二十四話拓巳編「ご飯と恋と『P』」

おはようございます。

那祢です。


更新途中で寝てしまい更新忘れてました。

こちらが本編です。

途中の作品、大変すみませんでした。

未歩編の裏話です。

楽しんでいただければ嬉しいです。

では、またあとがきで。

「今日はここまでにしよう。」


俺はVRを取る。

長時間のゲームのVRは目を疲れさせる。

目をぱちぱちしていると未歩の視線を感じる。


「ん?なに?どうしたの?」


-びくっ!-

いきなり聞かれたのに未歩は動揺しているようであわてている。

そして、息を調えてからこう答えた。


「今日はありがとうございます。いっぱいボスを倒せてました。色々アドバイスをもらって強い装備を作れましたし大満足です。拓巳さん、ありがとうございます。」


未歩から感謝の言葉を言われた。

女子高生から感謝の気持ちを伝えられて悪い気がしない。

むしろ嬉しい。

『最近のJKがこんなに素直のハズがない。』と本まで書きたくなるぐらいだ。

俺はすかさず会話を続ける。


「いえいえ、未歩ちゃんも段々上手くなっているからこっちも安心して前衛を任せていたし。後はドラグさん(のメンバー方)が凄かったからね。」

「そうですね。ドラグさん(のメンバー方)がうまかったですね。」


ドラグさんのお友達のプレーはさすがだった。

特にドラグさんのミスを目立たないようにカバーしているのが凄いと思った。

ただ、二人とも濁している所が・・・

そう思っていると


「今日はとても充実している1日でした。」

「確かにね。面白かった。またこのメンバーであそ・・・」


-ぐきゅ~~。-


大きな音が鳴った。

未歩を見ると恥ずかしそうに顔を隠して照れている。

音の正体は未歩のお腹の音だった。

うん、照れている姿が可愛いな!

すると・・・


「すみません!お腹がなりました!」


吹っ切ったように未歩が顔を真っ赤にして答えた。

やはり恥ずかしのだろう。

もじもじしている。

なにかフォローしないとそう考えていると


-ぐ~~!-


俺もお腹がなってしまった!


「・・・お腹空いたね。何か食べに行こうか?」


そう聞くと未歩は少し悩み、こう答えた。


「台所借りれますか?」


女性がこの発言はもしや!?

一応聞いてみる。


「いいけど何かするの?」

「あるだけの材料で何か作ろうかと思いまして・・・」

「いいものはないけど台所にあるのは何でも使って大丈夫だよ。」


そう答えるとすぐに未歩は台所へ向かった。


」そう言えば冷蔵庫なにかあったっけ?」


少し不安になりあるものを思い出す。

冷蔵庫にはパウチ以外に缶チューハイと牛乳、それと納豆ぐらいか。

戸棚にはなにかあった気がする。

そう色々考えていると台所から物音が!


-じゅ~!-


出来上がるまでおとなしく待ちますか。

そう決め込んでいた。


-十分後-


「がんばっていますか~?」


気になったので覗きにいく。

いや、心配だったからだよ。

その後、二人で会話をしながら料理を作った。


料理が出来上がった・・・

出来上がったのはオリジナリティー溢れる素麺。

特にカレーをつける新たなもの。

これが偏食なんだね。

そう思い、ドキドキしながら早速食べ始める。


「うん、美味しいね。」


つい感想が口からこぼれる。

普通に美味しい。

なんと言うかパスタにみたい感じられる。


「手料理って感じはしないけどごめんなさい。」

「いや、美味しいよ。誰かが作った手料理なんて久しぶりに食べたよ。ありがとう。」


二人で会話をしながら食べ続け、素麺を全部食べきった。

お腹がいっぱいで動けない。

二人して休んでいると外は真っ暗だった。


「そろそろ帰らないといけないよね。家まで送って行くよ。」


俺は笑顔でこう言った。

さすがにお泊まり二日目は俺がヤバイ。

手を出さないと約束できないし耐えれる自信がない。


-大人だから紳士的対応しないと!-


しかし、未歩は帰る気はないのか下を向いてしょんぼりしている。

寂しいのかな。

怒こられた犬みたいだ。

つい未歩の頭を優しく撫でてしまう。


-やっちまったな!-


な、なにか言わないと!


「寂しくなったらまたおいでよ。俺はかまわないから。」


そう言いながら笑顔で撫で通してごまかす。

彼女は涙を流しながら頷いていました。


パソコン片付けて支度をし、未歩の家に向かう。

後ろから付いていこうかと思ったら


「不審者になりますので隣にいてください。」


そう言われ並んで歩く。

なんだかカップルというのに見られそうで照れ臭い。

しかも度々未歩がこちらを見てくるので気になっている。

なんかニコニコしてるし。


「さっきから何をニヤニヤしているんだい?」


気になったのでつい聞いてみた。

すると・・・


「なんだか拓巳さんと一緒に歩いているとちょっと彼女になった気分がして。彼女さん、羨ましいなと・・・」


な、何だと・・・!

同じことを思っていたなんで!

つい恥ずかしくなり頭をかいていた。

ん?

でも彼女いるってことになっていないか?

俺は未歩に答える。


「彼女いるとか言ったっけ?俺は付き合ってる人いないけど?」

「えっ?」

「いきなり彼女が羨ましいって言うからすごくディスられていると思った。俺は悲しいけど独り身です。」

「そ、そうなんだ。」


なんだか笑顔になった。


-ドキッ!-


初めて見る満面な笑顔に心がときめく。


-その笑顔、可愛いな~!-


俺は頭中身を紳士モードにして逃げ出した。

だがまわりこまれた!


「拓巳さん。私、あなたとお付き会いしたい!彼女になりたいです。いきなりは無理かもしれないので友達からでもいいから。お願いしたいです!」


未歩の発言に砕かれた。


会ってまだ二日目。

だけどゲーム内では毎日会っていてだいたい二ヶ月になる。

話もしたし色々相談も受けた。

そして今、告白をされている。

俺はすごい難しい顔で考え事をしていた。

そんな簡単に付き合って大丈夫なのか?

断ったら彼女、絶望してしまうのでは?

悩んだ結果、友達から仲良くしようと結論が出た。


「未歩ちゃん、おれ・・・うっ!がはっ!!!!」


そして伝えようとした時、俺に凄まじい勢いで飛び蹴りをする女性が一人。


「未歩を泣かせたのはお前か~!!!」


俺は腹部に強烈なキックをいただいた。


-ズシャ!ゴロゴロ・・・!-


俺はライダーキックをいただき地面に転がる。


「げふっ・・ごほっごほっ・・・うっ!」


だれなんだ!?

地面に仰向けに寝転がっている俺に謎の女性が近づく。

そして馬乗りでしゃがみこみ俺の襟をつかみ話をし始める。


「お前が未歩を泣かせた原因なんだろ!?」

「げほっごほっ・・い、いたた。いきなり何の事だよ。」

「とぼけるな!学校で未歩が泣きながら走って帰ったのを見てるんだ!お前のせいだろ!」


どうやら彼女は勘違いをしているようだ。

昨日、彼女がいじめを受けて泣きながら走って帰ってしまった原因。

それを俺のせいだと言いたいらしい。

まあ、もとをたてば間違っていないようだけど。

しかし、・・・彼女のポーズが少しやばい。

怒っていて気が付いていないのか片足を前にして乗っているので太股があらわになりしましまの『P』が俺の位置から見えてしまっている。

そんな邪念を振り払い紳士モードで対応しようとしたその時・・・


「なにやってるの!ちーちゃん!」

「みーちゃん、大丈夫だった?怪我はない?」


未歩が俺の近くまで走ってきた。

どうやら未歩の大親友ちーちゃんこと千鳥だったらしい。

ちょっとまて!

近寄りすぎだよ未歩さん!?


「ねぇ!拓巳さんからどいてよ!」

「みーちゃん!こいつに酷いことされたんだろ!」

「違うよ!色々話を聞いてもらったんだよ。だからちーちゃん降りてってば!」

「心配して昨日、電話したのにでないし。家に行ってもいなかったし。心配したんだぞ!」

「それはスマホの電池切れていたの!家にいなかったのは・・・まあいいじゃない!だから降りなさいよ!」

「みーちゃん、顔赤くして・・・まさか、こいつに何かされたな!許さない!」

「だからちがうんだって!・・・・・」


二人は下敷きになった俺の上で言い争いをする

しかし早く退いてくれ。

二人とも見えるんだよ。

『P』が・・・

第二の俺が目覚める前に・・・

そう思いながら俺の心の中は・・・紳士と変態紳士で戦っていました。


『P』それはロマン。

そんなこと言っていた同僚の言葉。

使わせてもらいました。

次回は蹴られたあとの話をします。

頑張って書きますのでよろしくお願いします。

那祢でした。

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