第二十二話拓巳編「問題は最後にやって来る。」
お疲れ様です。
那祢です。
今回は中編です。
内容が少し荒いような!
今回も楽しめればうれしいです。
ギルドでフレイムスネーク討伐を受けた俺たちは火山に向かった。
火山につくとあちらこちら溶岩が岩肌から流れ出る。
たまに噴火してあちらこちらに岩を飛ばしていた。
出発前に話し合い二人とも耐熱装備を準備したのであまり暑くないが耐熱装備ではないと熱のダメージで自分のライフがどんどんと減っていき、体内の水分が空になり移動スピードが落ちるシステムとなっている。
そのため、補給水は必然アイテムとなっている。
俺は早速未歩ことセフィロと話し合うことにした。
「流れ出る溶岩がすごく暑そうだがそこにフレイムスネークが集まる。まず、そこを目指そう!」
「その場所は何処ですか?」
「この溶岩道を進んで行くと火山地帯の山頂へ着くはず。溶岩に落ちないようについてきてね。」
「わかりました。」
そしてどんどん上っていく。
途中で赤色のスライムを倒したり小型の蜥蜴を倒したりして進んでいく。
やっと山頂着くと真っ赤な炎を纏った大きな蛇がうねうねと地面を這い回っていた。
フレイムスネークである。
大きさは約二から三メートルぐらいで数匹、溶岩を出たり入ったりしている。
二人で確認してから作戦を言う。
「じゃあ僕があの蛇の注意を集めるからセフィロがあいつらをどんどん倒してね。」
そういうと無言で頷いてるアクションをセフィロがした。
-はーい。わかりました。それまで待機してます。-
イヤホン外から声がする。
今、一緒の部屋で横にいることを忘れてた!
打つより言った方が早かった。
それとVRをしているとセフィロのキャラクターの顔がよく見える。
セフィロが未歩しか見えないくらい似ているなと見とれてしまう。
すると・・・
-たくみさん、他に何かありますか?-
と返ってきたので慌ててごまかした。
そして俺は蛇に向かっていた。
炎の蛇達が気が付いたようで一斉に俺にめがけて突進してくる。
俺は鉄壁の守りと攻撃を受け流しながら戦う。
実際近くで見ると炎の蛇はとてつもなく気持ち悪い。
イメージ的にはアナコンダを燃やした感じで真っ黒い。
それが十匹ぐらい一斉に攻めてくるのだから苦手な人にはかなりきついと思う。
俺はそう思いながら守りに徹する。
遠くの方でセフィロが新調したナイフでフレイムスネークの後ろから一撃でとどめをさしていた。
俺も定期的に目立つようにかわしながら大剣を振り回しセフィロの存在を目立たないようにした。
-結構、簡単なクエストだなあ-
俺はそう油断をしてしまった。
それが間違いだと気がついたのは最後の蛇を倒した時だった。
-バッサバッサバッサバッサ・・・-
なんか大きい羽音が聞こえてくる。
気になった俺は空を見あげる。
ちょっと待ってあいつは・・・フレイムドラゴン!
ランクで言うとレベル60のモンスターだ!
合わせてレベル50をいかないオレたちにとっては史上最悪なモンスターだ。
-おい、セフィロ逃げるぞ!-
俺がそうメッセージ送るとフレイムスネークの素材を集めていたセフィロが気がついたようにうなずく。
俺の後を追いかけて一緒に逃げる。
相手はドラゴン系。
俺たちの動きも把握しているのか地面すれすれのホバーしながら俺らのあとを追いかけてくる。
このままでは二人ともやられて全滅してしまうと思った俺は移動速度の遅い俺を残してセフィロに逃げるよう伝えた。
するとイヤホンの外から声がする。
-そんなこと絶対できません!これで二回目じゃないですか!あなたを見捨てることなんてしたくありません。-
怒られてしまった。
セフィロに逃げるよう俺は強く言ったが納得しないので手分けして誘き寄せる作戦を考え伝えた。
セフィロは来た道を戻るように指示し俺は洞窟内の方から街へ戻り二人別れてフレイムドラゴンを撒く行動をすることにした。
俺をおいかけていたフレイムドラゴンは今度はセフィロめがけて おいかける。
-きゃー!来たよー!-
VRのイヤホン外から声がきこえてくる。
セフィロの近くまでフレイムドラゴンが近づいていたので今度は俺がアピールしてフレイムドラゴンをこっちに誘き寄せる。
フレイムドラゴンと追いかけっこをしながら逃げる計算する。
ただ先程多様していたホバーをしなくなっていた。
どうやら天井が低い洞窟内に入ったためホバーができなくなり走ってをかけてくるようになったようだ。
だが流石に上位モンスターのドラゴンである。
重装備をしている俺より早く走ってる。
気が付くと俺はどんどんマップの端に追いやられていた。
今回も死亡フラグたってたのかな?
そう思いながら俺はフレイムドラゴンに向き直る。
いざバトル!
俺は大剣を降り下ろし叩き切る
不意の攻撃にフレイムドラゴンは避けれず翼に一撃を受ける
「ギャオオオオオゥーン!」
片翼に切れ目が入った。
よし!と思った瞬間、俺は壁に叩きつけられた。
尻尾で凪ぎ払われたようだった。
体力が一撃で半分ぐらい持ってかれている。
「当たらなければどうってことない!」
ある人の教えです。
でも無理ですよ。
俺、重装備だから。
回復薬を飲み後ずさりしながら距離をとる。
知性があるのかフレイムドラゴンが距離を縮めるように歩いてくる。
そのあとも攻防が続く。
回復薬はあと一つになってしまった。
洞窟マップはあと少しで終わる。
そうしたら町まで逃げきれる。
俺は少し気を抜いて油断してしまった。
-ヒュン!バシッ!-
足元にいたスライムに足を救われて転けてしまう。
「しまった!」
その隙にフレイムドラゴンが目の前に迫る。
口には赤い炎が見え首を高々にあげる!
やばい!ブレスの構えだ!
フレイムドラゴンの技の中で即死に近い範囲技だ。
-はぁ、またリハビリを生活かぁ~。-
そう呟いたその時!
-お待たせしました!-
シャシャーン!バッシャーーーーン!!
という声が俺の横から。
ゲーム内では銅鑼の音が響き渡る!
セフィロだ!
遥か遠くに小さく見える。
どうやら俺が気になって戻ってきたようだ。
そして彼女はアイテムを使ったようだ。
『新明なる銅鑼』
大きい音で敵を引き付けたりモーションをキャンセルさせるアイテムだ。
その音でフレイムドラゴンのブレスが止まる。
次の瞬間、セフィロに方向をさだめて走っていく!
「キャー!」
それから今度はセフィロとフレイムドラゴンで洞窟内で追いかけっこがはじまった。
しかし、それはすぐに終わった。
フレイムドラゴンとセフィロの間に入ってきた者がいたからだ。
フレイムドラゴン討伐を受けた六人パーティーが来たからである。
そのパーティーのリーダーが文を送ってきた。
それは・・・
「やっと助けれたよ。それとドラゴン討伐に措いていくなんて酷いよ。でも嫌いじゃない!」
いつもとちがうドラゴンの鎧を来たドラグであった。
いかがでしたか?
次回は後編を予定しています。
またよろしくお願いします。
那祢でした。
追伸、あの人のサブストーリーを書きたいと思いますが内容が決まりませんので後編あとに一つ書きます。