第二十一話拓巳編「嫌な予感はだいたい当たるもの?」
遅くなってしまいすみません。
那祢です。
風邪をひいてすこしつらいです。
今回は前編です。
荒いと思いますがよろしくお願いします。
早速俺たちはゲーム始めた
「あっ!話をしていたVRですか!いいな~!見せてください!」
俺の頭に付けようとしたヘッドギアを未歩は興味津々で覗きこむ。
俺は未歩の頭にVRを着けてあげた。
「すご~い!立体的に画面が見えるんですね!綺麗!えい!あれ?つかめないよ?」
未歩はおおはしゃぎで楽しんでいた。
「じゃあ返してもらうよ。」
「あっ・・・」
未歩の頭からVRをはずすと少し切ない声が聞こえた。
ちょっと!ちがう心に目覚めちゃうでしょ!
俺は彼女からはずしたVRをつけてゲームを始めた。
「さあ、始めようか!」
「う~ん!」
俺は前回、セーブした自分のベッドで目を覚ました。
起きた俺は調合など支度をしてギルド前まで急いで向かった。
理由、それはセフィロと待ち合わせをしていたから。
全力で走ってきたのだがギルド前につくとセフィロがもう待っていた。
「お待たせ。おそくなっちゃったね。ごめん(_ _)」
「いえ、今、来たばかりなので気にしなくて大丈夫ですよ。さあクエストを受けにいきましょう。」
彼女は元気よくギルドの扉を開けた。
中に入り彼女は受け付けに向かう。
受けるクエストを調べているその間、俺は武器防具の支度をした。
今回は弓をやめて重い装備で行こうかとかんがえている。
セフィロが軽装備なので楯役が必要になるからだ。
チェインリングスは装備の重さでキャラクターのスピードが変わるゲームだ。
軽装備だと素早く動けるため攻撃回数も多くなる。
だが一撃が致命的になることも。
重装備だと攻撃力と防御力が高いが武器を振るスピードも遅くなる。
なので二人パーティを組むと前衛が重い装備、後衛は軽装備と別れるのがバランスが良いのだ。
ちなみに俺は弓の次に鍛えてあるのは大剣である。
するとクエストを確認してきたセフィロがやってきた。
「あっ!今回は弓ではなく大剣ですね!服装もなんか騎士団長みたいでかっこいいです。」
素直な気持ちでいわれるとてれるな~。
騎士みたいな銀色のプレートメイルと青いマントがついた装備。
俺もこの装備をけっこう気に入っている。
このゲームは服装の色を自分の好みで変えられるのが特徴だ。
ドラグさんが装備しているのはドラゴンアーマーを黒くしたバージョン。
緑メインで森と一体化する装備の俺。
フード付きの装備でF⚪の白魔導師風のトガリ装備など自分の個性を出している装備、色合いを使用している。
ちなみに色を塗らないと肌色または灰色のベースで統一されるのでセフィロの装備は灰色だ。
そのこともおいおいセフィロに教えていかないといけないなあと思いながら俺と2人でギルドのクエストを受けようとした。
久々の大剣なのでまず簡単なところを受けたい。
そうセフィロに伝えるとセフィロは二人専用のクエスト『火山の蛇討伐』というクエストがあると提案してきた。
それを受けた
火山の蛇とはフレイムスネークという炎にまとわれた少し大きい蛇である
簡単なクエストで地面に顔を出してくる蛇を倒すだけとまるで「もぐらたたき」みたいなクエストである。
「フレイムスネークの戦い方は・・・」
タイピングしていると横から声が・・・
「拓巳さん、口で伝えた方が早いのでは?」
そうだった。
今、俺の隣に未歩がいることを忘れていたよ。
簡単な説明を未歩に伝えると未歩はそのクエストを受けた。
俺もセフィロと一緒にクエストを受ける。
その時、体が冷えたのかブルッと少し身震いがした。
「どうしたんですか?」
いきなり体を震わした俺に未歩が聞いてきた。
「うーん。なんでもないよ。さぁクエスト行こう。」
俺が身震いするときは嫌なことがおきる。
その嫌な予感が当たるのはそれから30分後だった。
次回、中編になります。
早めに書き貯めたい。
そう思う那祢でした。
次回もよろしくお願いします。