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第二十話拓巳編「次の日の朝」

おはようございます。

那祢です。

ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?

私は・・・販売職なので地獄を味わっています。

大量のお客様が!!

テンパり気味でお疲れモードです。

そのため、寝落ちしました。

すみません!

こちらがしっかりした本編です。

よろしくお願いします。

俺は目を覚ました。

時計を見ると時間は十二時半。


「うーん。起きているかい?未歩ちゃ・・・?」


目を覚ますと隣に寝ていた彼女の姿がなかった。

布団から出ると目の前でテーブルの上にはメモが置いてある。

たぶん俺に迷惑をかけたと思い、起きてすぐ部屋を出て帰ったのだろう。

俺は大人なのに色々アドバイスができず話を聞いただけで彼女の力になれなかった。

後悔が心の中に襲う。


「は~あ。まあ、落ち込んでもしょうがないか。」

- ガチャ -


俺はテーブルに近づいてメモを取ろうとした時、入り口のドアが開かれた。


「ただいま~。起きましたか?」


彼女がビニール袋いっぱい買い物をして家に帰ってきた。


「あれ、どうしたんですか?そんなお化けを見る顔をしてますが?冷蔵庫の中が空だから買い物に行って来たのですが?」

「いや、帰ったのかなと思ってたから。」

「えっ?ちょっと!そんな薄情の人だとおもいましたか?」

「いや、ごめん。昨日の事が恥ずかしくて帰っちゃったかと思っちゃって。」

「あっ・・・」


-あっ、顔真っ赤だ。-


泣きつかれて眠り、一緒に添い寝したことを思いだしてしまい照れてしまったようだ。

話を誤魔化すように未歩が聞いてきた。



どうやら未歩は俺の部屋の冷蔵庫の中身は空だったので朝食が作れないと思い、買い物に行ってきたようだった。

机のメモには


「ちょっと出かけてきます。すぐ帰ってきますので心配しないでください。」


と言う綺麗な文字が書いてあった。

袋いっぱいだったのでいくら懸かったか訪ねたが彼女は


「拓巳さん家の宿泊代だと思ってください。」


と言って断られた。


-今度、何がプレゼントでもしないとね。-


そう決心したが次回はあるのか?

そんなことを考えていると未歩は料理の支度をし始めた。


-トントントン・・-

-ジュー-


自分の部屋にある数少ないフライパンやお鍋、包丁をを使い料理をしている。

料理を作る女性を見ていると心がグッとくるね。

しかも学生服姿の彼女が料理を作っているから学生青春時代を思い出してしまう。

つい、夢ではないのかと思ってほっぺをつねってみたが・・・めちゃくちゃ痛かったので夢ではなかった。

ちなみに手伝おうとしましたが・・・


「それではお礼にならないです。」


と断られました。

出来上がった料理がテーブルにならぶ。

簡単な野菜炒めと味噌汁そしてご飯の三点セットだった。

だが俺にとっては三種の神器なくらい有りがたかった。

手料理なんて久しぶり。

特に味噌汁は⚪屋のうし丼についてきたものしか飲んでいないぐらい。


俺は彼女が椅子に座るとすぐに


「いただきます」


と言って食べ始めた。


僕は 早速お味噌汁に手をつけた。

ちょっと薄めの味だったが豆腐やなめこが入っていて美味しかった。

俺はあっという間に飲み干してしまった。

そんな俺の姿を見て制作者は笑っていた。


「おかわり要りますか?」

「えっ、あっお願いします。」


見られていたことに気がつき恥ずかしく感じた。

次に野菜炒めを食べ始めた。

もやしとキャベツそして豚肉が細かく入っていて塩コショウで簡単な味付けがしてあった。

こちらも塩加減薄めに作られていて食べやすかった。

どうやら塩分の摂りすぎないようにと全部作られているようだ。

気になったので未歩に尋ねてみると


「良くわかりましたね。塩分とりすぎは危ないのとしょっぱいと喉が渇くので薄めにしました。濃い方が良かったですか?」

「いや、素材の味が出ていて美味しいよ。」


と告げると驚いた顔から満面な笑顔に戻った。


「良かったー!味付け、心配だったんですよ。濃い味が好きな人もいるから。」

「うん、俺は薄味も濃い味も両方好きだから大丈夫だよ。」

「わかりました!次回作る時も薄味にしますね。」

「うん、楽しみにしているよ。」

「はい!」


-ん?次回もあるのか?-


そう考えてしまったが今は食べる方に全力を注ぐことにした。

その後も未歩は自分の分を食べながら、こちらをチラチラ観察していた。

その行動がなんかハムスターみたいに感じる。


-やばっ!この子、小動物みたいで可愛いー!-


そう思いながら料理を食べていると未歩から今日はこれからどうするのかを尋ねてきた。

今日は祝日なので外出するかゲームするか考えていた。

そうつげると


「チェインリングス、一緒にしたいです!解らない所を教えてください。」


未歩は一度家に帰ってノートパソコンを持ってきて一緒にゲームをしたいと提案してきた。

チェインリングスが無いとちょっと響きがエッチだなぁと思ってしまったが言葉に渡さなかった。


「いいよ。暇だし。とっておいでよ。待ってるから。」

「嬉しいです!片付けしたら持ちに行きます。」


そしてご馳走さまをすると食べた食器を片付けようとした。

そして洗い物をしようとすると


「私がやるから大丈夫です。」


と言われた。

だけど俺もつくってもらった上、片付けもさせるのも悪いので話し合って朝食の片付けを2人で始めた。

スポンジ&洗剤で洗う。

彼女がゆすぐ。


ーうん、女の子と暮らすっていいなー


洗い物を終わらせ、彼女がパソコンを持ちに家に帰る。

その間少し考えていた。


彼女の満面の笑みを見ると心が癒される。

だけど現状、年齢的に学生に手を出すと犯罪者になってしまう。

頭を撫でたい欲望から一生懸命耐えている。

あと、いじめをどうにかしなければいけない。

立ち向かえる勇気を彼女に与えたい。

一人が寂しいなら話をきいてあげれば。

大人として介入できなければ一人の友として支えてあげればいいのでは?

そう悩んで・・ 俺は決心はした。


そしてすると扉が開き未歩が帰ってきた。


「お待たせいたしました。私のパソコン持って来ましたよ!可愛いですよね!」


と言って未歩はノートパソコンを嬉しそう抱えてきた。


俺の決心、それは


-彼女の笑顔を守りたい。-


と。

いかがでしょうか?

次回はやっとゲームの話だ!

早くゴールデンウィーク終わらないかな。

そう思う那祢でした。

次回もよろしくお願いします。

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