第十二話拓巳編「だから、ゲーム仲間だよ!」
すみません!!
書き途中の小説が勝手に投稿になっていました!
正しく投稿しましたのでこちらをお願いします!
最近、時間が取れなく木曜日更新できなくてすみません。
頑張っていくので楽しんで見ていただければうれしいです。
俺はバスに揺られながら少し考えていた。
今日はドラグさんがセフィロさんを鍛えるため提案したクエストをしたいと言ってきた。
そのクエストは四人専用しかなく、そのためドラグさんが団員を一人呼ぶことにした。
名前は「トガリ」
俺がゲームを始めてからフレンドになった初の女性プレイヤーだった。
ただ、彼女もキャラがかなり濃いので少し心配になっている。
どのぐらい濃いのかと言うと・・・
「私の魔法がキラめいて~!私の回復魔法!」
「皆をかた~くしちゃうわ!」
「あ~ん!もうっ!」
「がんばってぇ!」
「貴方のためがんばっちゃうよ~!」
など、濃いんです。
どうみてもプレイしてる人は「ニューハーフ」か「ぶりっ子」。
俺はどうしても気になりすぎてつい失礼承知で聞いてみた。
「すみません、トガリさんはあっち系なんでしょうか?」
直球だった。
すると彼女?はこうメッセージで答えた。
「ちがいますよ~。わたしはちゃんとした女の子ですよ。失礼しちゃうな~。ぷんぷん!失礼な方は罰としてしばらく私のクエストに毎日付き合ってもらっちゃうんだから~!」
それからこのゲームで必ず一時間は彼女とクエストに行くことになっている。
しかも、ゲーム内では俺のキャラと恋人設定らしくかなり痛い文がチャットに書き込んでくる。
その為、他のプレイヤーから冷たい眼差しが有ったり同情されたりと胃が痛くなるときが。
ただ最近、人気者らしくあちらこちらで呼ばれる様であまり長いクエストに行っていない。
そんな方をセフィロは受け入れられるのだろうか?
少し不安が横切りながらバスに揺られていた。
「ねぇ!ダーリン!浮気なの~!こんなかわいい子と一緒にクエストに行って~!ぷんぷん!!」
不安的中だった。
まだ、ドラグとトガリが来ていなかったのでセフィロと二人で簡単なクエストに数回、行き結構素材が集まった
なのでセフィロ用に街の鍛冶屋で防具を作ることにしたのだ。
作り終えて装備を変えたセフィロを眺めている時トガリが来たのだった。
「ずる~い!デートですか!浮気ですか!!私、一生懸命仕事頑張って終わらしてきたのに!!」
彼女のマシンガンチャットがくる!
俺の対応は・・・
「いつから彼氏彼女になったんだ?」
と突っ込みチャットを送った。
因みにこのゲーム、結婚ができるのだ。
夫婦になったプレイヤーは伴侶の加護を受けステータスがプラスされる。
なので色々と仲好し同志のプレイヤーはすぐに結婚していた。
まあ、俺もトガリから何回もチャットは来ていた。
「強くなりたくないですか?私たち相性良いのでラブラブけっこんしましょっ?」
「ねぇ、ダーリン結婚しよ?」
「結婚したくなりました~?」
「愛してますから夫婦に!」
「いつでも大丈夫ですからねっ。ず~っと待ってます。」
とチャット来ていたが相手にしていなかった。
だってゲームだけど・・・本気に好きな人としたいじゃない?
さて、話を戻してトガリと向き合う。
「いっぱいいっぱい告白したのにぃ~!ひどいですぅ~!え~ん!え~ん!」
街中なので皆に見られている。
俺は場所が気まずいのでこう返す。
「あのさ、場所を変えないか?みんなの迷惑になるから。」
「ひどいですぅ~!そう言って話を誤魔化すんでしょ~!男の人はずるいです~!」
一部のプレイヤーがうなずいている。
多分女性プレイヤーだろう。
「すみません。彼は私の装備の買い出しに付き合ってもらっていただけです。」
セフィロがチャットに書き込んできた。
すかさずトガリから。
「ずるい!私、装備買うのに付いていってもらっていないのに~!」
「ならば次回付いていってもらえば?」
「えっ?どういう意味~?」
「私、初心者なので何買ったら良いかわからなくついてきてもらいました。あなたもお願いしたら良いのでは。」
「うっ・・・!」
正論を答えられた様でトガリがたじたじしている。
まあ、話をして終わりにしますか。
こうしていると時間がもったないし。
「言ってくれれば買い物ぐらいなら付き合ってもいいよ。」
「えっ!・・・うん!うれしい!」
すると回りから拍手が!
見渡すとかなりの人に囲まれていた。
どうやらギルド近くでのチャットのため皆が見に来ていたらしい。
丸聞こえだったようです。
「三角関係ですか!」
「どっかの飛行機ロボみたいな話だな。」
「よっ!色男!」
「泣かせんじゃないわよ。」
「学園ドラマかよっ!(笑)」
など飛び交っていた。
「お~!三人がた、トライアングル関係ですか!拙者、ロボットアニメ、大好きでござる!私はさしずめフォッ○ーさんでいいかな??」
一人聞き覚えのある声が聞こえてきた。
振り向くとそこにはあの人がいた。
真っ黒なドラゴンアーマーを着たあの方が。
「よっ!」
会釈をするドラグさんだった。
「ドラグさん遅すぎです。」
「どうしてあなたがカッコいい役ですか!」
「三角関係!何て良い響きなのっ!ドラグさん、あなたはこの中にはいらないわっ!」
そんなコメントをいっぺんに受けたドラグさんは・・・
「しょぼん(´・ω・`)」
しょげてしまったとさ。
次は失敗しないよう頑張ります。
次回はゲーム内の話になる予定です。
次回もよろしくお願いします。
那祢でした。