表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
143/144

第九十九話拓巳編S「塩崎との物語」

お待たせしました!

那祢です。

丑ちゃんのストーリーです。

塩崎と忘れていました!

彼女のエピローグは?

またあとがきで!

告白が終わった四人。

全員、真剣な顔をして俺を見ていた。

そして・・・・

今の俺の心境である。

この中からまず選ばなければなければいけない!

時間がほしい!

でも、かなり前から雰囲気やアピールはあった。

考えていないとは言えないだろう?

よしっ!

一人一人考えてみよう!


まず未歩から。

いじめられていたことがあり仕事帰りに出会った。

かなり奥手で恥ずかしがりや。

みんなに優しく時には厳しく注意するときも。

そして最近はしつこい位にぐいぐい来る。

ちょっとヤンデレがあり違う子選んだら・・・・

かなーり大変だ!

付き合ったらかなり小まめに連絡が来そうだ。


結果 保留!


次に芦川。

気が利くし優しい。

仕事も早く会社のマドンナ!(死語)

俺も彼女に頼ることも最近は多くなった。

ただ問題点がある。

元ヤンキーと同僚だということ。

ヤンキーで大変なのはその後輩に慕われていてもし彼氏になったら


「てめぇが芦川姉貴のコレなんだよなぁ!守れるぐるぇえ強いんだよな?」


そして喧嘩になるだろう。

まあ、俺がボコられてあっちも芦川にボコられる。

うーん、旨味無し!

ともかく何でもできるパーフェクトなキャリアウーマンな彼女。

俺ももっと上を目指さなければいけないのでかなりプレッシャーを感じるだろう。

そして職場で付き合うとなるとプライベートの時と仕事の時をしっかり分けなければいけなくもなる。

他の仲間達に気を遣わせてしまうのもいけないからね。


結果 難しい見解


千鳥。

彼女はただ真っ直ぐな女の子。

考えたことを実直に行動してしまう分かりやすい子。

付き合えば感情が分かりやすいので気持ちが汲み取りやすいと思う。

ただ出会いが悪かった。

蹴られてキスをされる。


ー ずぎゅーん! ー


それぐらい衝撃的だった。

しかも家が道場で仕事終わりも働かなければならないというのも・・・・。

困ることだ。

そして結婚したら道場を継がなくてはいけない。

俺は今の仕事を好きでやっているのでそこをやめて道場で働こうというのは・・・

無理だ!


結果 ちょっと難しいかな?


一人一人を見て回り悩んでたそんな時。


「あの・・・拓己さん?」


一人の少女が俺の名前を呼んだ。

それは塩崎丑(しう)だった。

にらみつけるような鋭い視線で見ていた。


彼女、丑。

芦川の後輩で先輩のギルド入りの件でゲーム中、絡まれて恨みを買い一対一で対戦。

その勝負で勝ってから俺らのギルドに入った。

タンクとしてはトップクラス。

所見以外は全て対応している。

近頃はゲーム内だけではなく他の皆と一緒に遊んだりも。

失礼かもしれないが小さな体にナイスバディ。

男性なら守ってあげたいと思わせちゃう位。

まあ、芦川に聞いたら喧嘩はかなり強いらしく「避けと守りの猛牛」とのこと。

まあ、色々あってキスさえもされたことも。


「拓己さん!ちょっと!」


呼ばれたので俺はハッとした!


「ごめん考え事してた。」

「しっかりしてくださいよ。確かにマジで考えなきゃいけないから大変も知れないですが。」

「「「ははは・・・・」」」


皆に笑われた。

うーん、恥ずかしい。

少し頭を抱えていると・・・


「ちょっと提案があるんですが?」

「提案?」


丑が俺に案を持ちかけた。


「少しいいですか?」

「あ、ああ。」


了承すると丑は真横まで来た。

そして二人で内緒話を始めることになる。


「あの拓己さん。色々と悩んでいるようですね。だったら一度、適当に誰かと付き合ったらどうですか?」


耳をくすぐる内緒話。

ちょっとこそばゆいが気持ちいい。

そう思っていると彼女は怪訝な顔してこっちのを見る。

あ、返事していない!


「あー。ごめん。どうしてだ?」

「だって今の空気、誰とも付き合わないといえますか?このままで終わったら何か一騒動起きそうですよ?だったら一度誰かと付き合ってみてはどうでしょうか?」


かなり衝撃的な言葉を言う。


「でもそれって彼女達に失礼だろう?」

「でも彼女達は貴方に夢中なんですよ?ハーレムだって出来るはず!」

「どこのエロゲーか乙女ゲームか!」

「不可能を可能にする男。良くないですか?」

「それをゲスいって言うんだぞ!」


こいつはっ!

そうしている内に回りに気がついた。

ジト目で見られている。

これは・・・・

まさか・・・・・

そう思われている顔だ!

あー!!!

そうか、他の人から見たらこの二人の行為はいちゃついてるにしか見えない。

俺は気付き・・・・そして・・・・・・


「ごめん、皆。俺、この子が好きだ。」


丑の頭を抱き抱えた。


「ふぇっ?なっ!?はぁっ!?」


動揺する丑。

そう、提案主ならば彼女を巻き込もう!

そして話も合うし付き合おう!

そう決めるのであった。


そのあと未歩は・・・・


「丑ちゃん・・・ならしょうがない。愛想疲れたらきて。」


と・・・・・


芦川は・・・・・


「一番可愛い後輩に取られたー!まあ、暴力では勝ち取れませんし。別れるまで待ちます。」


と・・・・・


千鳥は


「まあ、丑ちゃんならいいか。ほかの二人なら勝ち取らなきゃいけなかったかも?」


と皆諦めた。


「えっ、と私、なんですよね?」

「ああ、二人で共犯だな。」

「えー。そんなー。」

「呆れたらいつでも別れていいぞ。」


そんな意地悪をする俺に


「するわけないじゃないですか!」


くるっと振り替える丑。

そして


「私の初恋ですから。」


そして唇にキスをするのであった。



十五年後。


俺たちの関係は今だ続く。

結婚をして今では可愛い息子もいる。


「パパー!」

「んっ?」


俺と息子は今、外に出されている。

いわゆる日向ぼっこだ。

まあ、掃除することになり布団と洗濯物を干した。

そのあと丑の掃除の邪魔して追い出されている。

まあ後ろから抱きしめたり横脇腹ツンツンしたのがいけないのだが。

いきなり息子から質問が来た。


「パパはママのどこが好き?僕はおっぱい!」


おっぱいと言える子ども的発言。

素直な意見でよろしい!

俺も好きだ!

お尻もお腹もほっぺさえも好きだ!

そう言いたいが私は親父だ!


「そうだな。ママの全部だな。」


あまり言わないことをいってしまう。


「ぜんぶー?なんでー。ママ、すぐ怒るよ?」

「それはママの愛情のあるお叱りだよ。ドラ○もんのママも宿題しなさいって言うよな。あれって「宿題しないと学校で恥ずかしいことになるわよ!」ってママが言いたいんだよ。でも、こう長いとわからないから短くしたんだよ。」

「へー。ならママが言ってたおもちゃを片付けなさいは?」

「片付けないと無くなったり踏まれて壊れたりするって事だよ。」

「じゃあ、ママが怒ったときは何か意味があるってことだね!」

「おっ!ママの勉強したね!よしよし!」 


息子の頭を撫でる!

ご機嫌そうだ。


「じゃあ、パパがさっきぎゅーした時言ってたのは・・・・」

「あっ!」


あの時注意された言葉は・・・・・


「二人ともさっさと家にはいる!」

「あっ!ママ!」

「おーっ!よーし!行くぞ!!」


丑に呼ばれて息子を脇にかかえて家の中に入る。

さっき言われたこと。


「掃除中は抱きつかないのっ!」


と言っていたのだが・・・

ならば掃除してないときは?

そんな可愛い奥さんの元に二人、到着する。


「「まった?」」

「もー、二人は似てきてー!ごはんにしよっ?」

「わーい!」


手を洗いに向かう息子。

俺は妻を優しく抱き締め、キスをした。



チェインリングとは繋がる鎖を意味する。

親から子へ。

子から孫へどんどん続いてく。

まさに繋がる物語。

チェインリングスクロニクル。

やっと全ストーリー終わりました!

あとは・・・・

次回最終話になります。

どんな話で終わるのか!?

次回をお楽しみに!?

那祢でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ