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第十一話拓巳編「はやく帰りたいのに!」

前書き書き忘れた那祢です。

今さら感がありますが書いてみました。


今回は仕事の帰りの話です。

早く家に帰りたいと思う気持ちがこのような文に!

楽しく読んでいただければ幸いです。

那祢でした。

昼飯を食べた俺は一生懸命仕事をした。

何故ならば、定時で帰ってはやく『チェインリングス』をやりたいからである。


パソコンで書類を打ち込み作業も残りわずか。

コーヒーを飲む合間で保存をする。

昔は途中保存をしなかったんだけど・・・。


少し前の話だけど芦川さんが入ってしばらくの頃、彼女が間違えて俺のケーブルに足が引っ掛かり電源を抜いてしまい残業になったことがあった。

そのあと、芦川さんが御詫びと言ってご飯に誘われたので家に帰ったのが午後十一時ぐらいだった。

その為、チェインリングに入るのが遅くなり遊ぶ約束をしていたドラグさんが一人、俺に一時間ずつ『(´・ω・`)』のマークを増やたコメント付チャットに送っていた。

どうやらギルド仲間も来ていなかったようだ。

俺は謝りとして午前一時までドラグさんにつきあってクエストしました。


そんなことがあってこまめの保存する癖をつけました。

さあて!残り時間あと三十分!

仕事もすべて終わり、時間になれば帰れるのでハイテンション。

そのとき、ドアが開き一番聞きたくない嫌な声が・・・


「高根くん、少しきてもらえないか?」


上司からのお呼びだしが来た。


「はい、なんでしょうか?」


俺はそう言いながら上司の清里の部屋にはいった。

この会社は課長クラスになると個別の部屋をもらえる。

まあ、ガラス製の衝立で仕切られているだけなんですが声が全然漏れないのが凄いと思う。

だからこそ、この人の声は聞きたくなかった。


「ねぇ、キミ。契約の成績が最近良いようだね。会社のため頑張ってくれてありがとう。私も鼻が高いよ。」

「いえ、働いている以上頑張らないといけませんから。」

「うんうん、それは素晴らしい。でもそれは誰かに自分の良さを見せつけるためなのかい?」

「えっ?誰のことでしょうか?」

「いやいや、誰がってことじゃないんだよ。最近職場の女性たちと結構仲が良いようだからね。職場でのイチャイチャは控えてもらえないかなって訳だ。もめて会社をやめられたら困るからね。」


コイツ、何いってるんだ?

職場恋愛なんてしてないぞ?

むしろ清里、お前の方がだろ!

隣の課のお局様の小淵さんと男女の仲だと聞いたぞ。

そう思いを隠して笑顔で俺は答えた。


「そうですね。今、気になる人がいますので今の所は考えていませんね。」


まあ、ゲームの中だけどね。


「ほぅほぉ。それは誰なんだい?教えてくれないか?」

「それは私の秘密ですからお話はできません。」


普通に言ったら笑われるからね。


「男は秘密の一つや二つあるものだからな。最後に一言。もし、職場恋愛するなら私に言いなさい。わかったらもう戻ってもいいぞ。」

「はい、失礼しました」


俺はイライラしながらも笑顔で扉から出てゆっくり扉を閉める。


自分の机に着くと心配そうな顔した後輩が声をかけてきた。


「先輩、大丈夫でしたか?清里に何か言われたんすか?」

「気にしない方がいいですよ。他の課で話題のセクハラ親父なんですから。」


多分呼ばれた原因はそれなんだろう。

うちの会社、女性がいっぱいいると思うが特にお気に入りは芦川と隣の課の二人と聞いた気がする。

特に人懐っこい芦川はかなりお気に入りらしい。


「わかっているよ。大丈夫だから仕事に戻るぞ。」


そう言い二人を机に戻らせた。


「ふぅぅ~。」


俺はため息がでる。

本人に言ったらかなりショックを受けるだろう。

むしろ伝えたくない。

でも、どうしたら・・・

う~ん、誰かと付き合えばな~。

そう考えていると就業時間になった。


「じゃあ、仕事終わったのでお先に失礼します。」


俺は早速、帰る支度をする。


「えっ!先輩、もう終ってたの?あと少しで終わるので待ってください。」

「ちょっ!待ってくださいよ~!ご飯食べにいきましょうよ~!」


そんな後輩たちの声にこう答える。


「ごめん。ゲームで待ってるやついるからさ。また今度にして。」

「前もそういいましたよ!あと三十分まってくださいよ!すぐに終わらせますから。」

「俺は十五分で終わります!飯へ!先輩!」


だが今日は少し早く帰りたい。


「今日はすまん、じゃあまた明日な。」


「せんぱい~!」×2


その声を聞きながら会社をあとにする。

ゲームで待っているあの子に会いたいから。


・・・ドラグさんじゃありませんよ。


次回はやっとゲームに!

ドラグさん並みの濃いキャラ(恋キャラ)が!

次回もよろしくお願いします。

那祢でした。

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