第九十話拓巳編「出会いと決戦。」
こんばんわ。
那祢です。
データ消えました。
一から書き直しました。
なので変なところがあるかも!
今回はリオラ戦手前。
どうしたら勝てるのか?
またあとがきで!
「なあ?本当に出てくるのかな?」
飛竜を一頭討伐した。
が何も音沙汰がなく不安になったリボティーが剥ぎ取りながら聞いてきた。
「ああ。奴は来るさ。」
「?」
俺はそう答えるだけにした。
奴が来たらこんな風に話なんてできない。
俺は手を出すことができなくなるから。
そう思いながら罠を仕掛ける。
もう一つの飛竜を討伐するために。
ー ギャオーンッ! ー
鳴き声が聞こえる。
もう一匹が来た。
「罠仕掛け完了。」
皆に知らせて隠れる。
ー ズーン・・・ズーン・・・ ー
足跡が聞こえる。
だんだん近づいてい・・・・
ー ギャオッ! ー
んっ?
飛竜が何かに気がついた?
誰も見つかっていないはず・・・・
俺達はそっと覗き込む。
「なっ!」
そこに見えた光景は・・・
俺は言葉を失った。
ー ギャッ!ギャオンッ!ギャッフッ!!? ー
ー バゴッ!バゴンッ!バゴッ!バゴンッ! ー
「五月蝿いな。騒ぐな。」
リオラだ。
そこにはピンクの竜人がいた。
血塗れで。
彼女の手刀。
目の前で少しずつちぎられている飛竜。
その度に出る鮮血がリオラを赤く染める。
ー ぎゃ、ギャ・・・・・ ー
最後に頭を持ち上げて飛竜の頭。
ー ズバンッ! ー
その頭を跡形もなく吹き飛ばす。
「醜い。喚くな。」
そして俺たちのクエストがクリアーした。
だがギルドに戻る時間が出ていない。
そう。
戦うしかないんだ。
「ねぇ。本当にアイツに勝てるのか?」
「逃げるならー今のうちーだよー?」
前の戦闘に参加していないリボティーとハヌマ。
「身内を殺してまで戦いたいなんて!」
怯える卯月。
そんな奴だよ。
だから俺達は全滅した。
そんなことを思っていると・・・・
「いつまで隠れている?」
視線がこちらに向く。
そう、俺達は繋がっているのだ。
「ばれてちゃーしょうがない。」
俺は姿を見せる。
ちなみにコイツは意思がある。
だから書き込むと返事をする。
「バレバレだ。ほかにもいるんだろっ?」
「あー。まだ隠れていたいんだが・・・・」
怯えているから少しでも時間がほしい。
時間稼ぎを少しでもしないと。
そう思っていると
「私が来た!やあ?お初だな!私はリーダーのドラグだ。挨拶は必要だからな!」
空気が読めないやつが一番に出てきてしまった。
まあ時間を稼いでもらえれば。
「ふんっ!なんだ貴様は。夫婦の会話に勝手に入って失礼なやつだな。」
「夫婦?」
変なところに食いつくドラグ。
そして、ゲーム内での嫁候補予定だった二人からにらまれる。
早く決めない男ですみません。
そんな空気を読めずにドラグは会話する。
「いや、会話が普通にできてすごいなと!でもまあ、夫婦ならぜひともリーダーの私が挨拶しないといけないからな!」
「いや、そんなこといい!私が」
会話の邪魔をするドラグ。
まさか!
時間稼ぎをしてくれている。
そう思ったときだった。
「えっ?でも嫁候補。ギルドにいますのでそれは嘘ですねー。」
にこやかに答えた。
「なっ!!!」
驚く俺。
睨み付けていた者達はなぜか皆、頷く。
おーい。
それ誰なんだよ?
「ふんっ!私は契約でこいつとつがいになっているのだ。だから他に嫁をもらっても構わぬ契約だ。だが妻としての一番は私になるはずだ!」
言い張るリオラ。
「だから契約でなったとしても君はペットみたいなものだろ?なら嫁の方が強いよな!正妻になったら君は?」
「うううぅぅぅ!」
リオラはうなり始めた。
怒り心頭中。
握りこぶしにちからが入る。
スー○ーサ○ヤ人になるときみたいだ。
そう思う次の瞬間だった!
「ふざけるなー!!!」
ー グオゥーーー!!! ー
輝く熱風が辺りを飲み込む。
辺り一面が吹き飛んだ。
建物も・・・・・
先ほど横にあった柱も。
すべて吹き飛んだのだ。
隠れていた全員出てきた?
あっドラグがいな・・・・・・
「よっ!」
肩を叩きながらドラグがいた。
そこは俺の後ろ。
どうやら俺を盾にしたらしい。
うー!
ゆるさんぞー!
そんな俺を気にせず
「ふぅ。さて始めるか。」
ひょこっと出てきたドラグが言った。
人を盾に使った人の発言か!
怒りがピークな俺。
そんなドラグに対し
「さあ戦おう!殺し会おう!愛し合おう!」
そう言いきり笑いながら攻撃をしかけるリオラであった!
長い戦いが今始まった。
ドラグの作戦は?
バイジャは役に立つのか!
次回からバトル編。
またよろしくお願いいたします!
那祢でした。