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サブストーリー第八話芦川編「地獄の果てまでついてくる」

こんばんわ。

那祢です。

今回は芦川方面のピンク飛竜です。

どうやってたどり着いたか?

またあとがきで!

『誰か助けてくれ!』


遠くに写る先輩の姿。

あー先輩、飛竜に捕まったんですね。

本当にドジですねー。

アホですねー。

でも・・・・でもそんな先輩、かわいいなー!

私がそう思っているとまだ探せていないセフィロ。

声の主を探すようにキョロキョロする。

あ、二人とも気がついたようだ。


「みんなー!ここだよ!」


手を降るバイジャ。


「えっ!?あっ!バイジャさん!」


それに気がつくセフィロ。


「捕まったんですか!今から助けます!」


意気揚々として追いかけようとするセフィロ。

そんなセフィロに


「ちょっと待ち。」


私は止めた。

止めたと言うより進行方向を遮った。


「な、何するんですかっ!ビックリしたな!」


VRをしているセフィロは怒鳴る。

この子は絶対無茶をする。

そう思ったので私は邪魔をしたのだ。


「芦川さん!拓巳さんが捕まったんですよ!助けにいかないと!」


動揺しているのかキャラネームではなく名前で読んでいる。


「わかっているわよっ!でも今二人で戦いに行っても殺られるだけよ?」

「うっ!」


セフィロは下を向いた。

そう、先程黒い竜を倒した。

ヤツは罠にかけて倒したのであまり強くなかった。

でも今回はそれはできない。

むしろ、先輩の連れていかれた場所さえわからない。

無闇に歩くのは危ないのだ。

そんな時だった。


『あ、やまだ。』


ギルドチャットが飛んできた。

先輩は無事だった。


「トガリさんっ!」

「ねっ?まだ無事でしょ?あの人、悪運強いから。」


私も不安だったが少し強気で言う。

先輩を信じてたのには間違いないし彼女に負けたくないから。


「でも、やまだって何でしょう?ドラゴンの名前ですか?」

「ちょっ!そんなわけないでしょっ!多分見えてる風景をこたえているのよ。」


そう、山田ではなく・・・・


『こちらバイジャ。只今濃いピンクの竜に山のマップへ連れて行かれました。ヘルプをお願いします。』


やっぱ山のことだと思った。

でも、山マップってたしか・・・・・

するとさっそくセフィロが聞いてきた。


「山マップって森を抜けて少し戻った所にありますよね?」

「そうそう、しかもギルドチャットなら・・・・」


彼女らも気がつくだろうな。

そう、今いない彼女達なら・・・・


「トガリさん?」


気になったようで話しかけてくるセフィロ。


「いや、何でもない。じゃあこちらそちらに向かいながら返事を返しますかねっ。」


そう伝え私は山に向かいながらグループチャットでメッセージを送る。


ー チャットエラー。文字を送れません。 ー



えっ?

エラーメッセージが出た。

こんなこと初めてなんですがっ!


「トガリさん?」


セフィロが驚いている。

やはり初めてのことでだったようで驚いていた。

私は何度も送り返す。

この度に


ー チャットエラー。文字を送れません。 ー


出てくるのだ。

どうして?

プログラムのバグ?

そう思っていると・・・・


『俺はモンスター語なんて知らないよ!』


と言う声に続き私の胸にビンタが走る!

いえ、ゲームキャラではなく本体の方。

たしかそっちって・・・・


「痛っ!!!せ、先輩!」


バイジャこと、拓巳先輩がいる方だ。


「あっ!ごめん!」


VRギアはゲーム中は外せない。

はずすとクエスト1ミスになるから。

そのため私は先輩の近くまで行き大きい声で聞くことにした。


「大丈夫です。先輩こそ飛竜に連れて行かれて今何処ですか?」


一応場所を聞くことにした。


「今、山の天辺の飛竜の巣についた。」

「えっ?!」


山に巣なんてあったかな?

疑問が出る。

何故ならそんな情報攻略本にも乗っていないから。

動揺していると思ったのか・・・・


「大丈夫。餌になっていないから。」


そう伝えてきた。

もう、そんなとこまで優しいんだから。

本当に好き。


『んっ?』


あら何かと会話が始まったようだ。

私達も急いで山に向かうことにした。


『尻尾?』

『はい。人種や亜人種には無いですから。』

『竜種?』

『質問?』


誰と話しているのかなっ?

男かな?

それとも女かな?

女だったら浮気扱いで注意しないと。

そう思っていると


『つかぬことお聞きしますがもしや先程の飛竜さま?』


飛竜?

それと会話できるの?

NPCなの?


『答え?』

『もう一度お願いします。』

『聞いたのは?』


普通に先輩と受け答えしている。

ならば誰が?


『はい。罠を仕掛けて一人で倒しました。』


気にしないで先輩の会話が続くそんな時だった。

山の下あたりで冒険者二人から声がかかる。


「あ。トガリさんじゃないですか。」

「おっ?こんなとこにいるってことは?もしや?」


よく知った二人組から声がかかる。

アバランとゲイルの二人だった

どうやら先程の先輩のメッセージを見てすぐに駆けつけたらしい。

二人とも好きだからな。

でも一番好きなのは私だからね。

先輩も同じだよね・・・・・。

おっと!

話を戻さないと。

そして私達は話をして新たな飛竜討伐が開始されるのであった。


(ちなみにここから絶壁山登りとなります。)

たどり着いた仲間たち。

バイジャを助け出すことができるのか?

次回はお休みします。

またよろしくお願いします。

那祢でした。

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