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第七十五話拓己編「龍と虎」

こんばんは。

那祢です。

本日はお出かけ。

お出かけできるのか!

またあとがきで。

「よし!行くか!」


俺は支度をし終わったので未歩に声をかけ出かけることにした。

早速玄関の扉を開けてみた。


ー ぎー・・・・ ー


すると目の前に誰かがいた。

逆行で見えない。

目が光に少しずつなれてきたのでシルエットから人の顔が・・・・

そこには知っている女性が立っていた。

芦川だ。

芦川涼子がいた。


「二人してどこへお出かけするんですか?」


彼女は笑顔ではない。

さらにちらっと俺の後ろを確認すると


ー ふぅー。 ー


ため息をつく。

そして重い口を開く。


「未成年となにしてるんですか?」


言葉は冷静だが完全にお怒りのようだ。

すると靴を履き終わった未歩が後ろから出てくる。

そして、


「昨日泊まってゲームしただけです。」


と笑顔で答えた。

なんと!

いや、それ答えちゃダメですよ。

だって彼女絶対、不純異性行為したと思っちゃうでしょ?

芦川の顔を見ると・・・・

やはり凄い睨んでいる。

怖くなったので早めに声をかけることにした。


「あ、芦川さん?」

「はい、なにか?」

「そんなに怖い顔しないでほしいな?」

「・・・・・・」

「可愛い顔が台無しですよ」

「誰がさせているんですか?!」

「うっ!」

「先輩、何回注意されればわかるんですか?」

「すみません!!!」


怖すぎて反論できなかった。

後ろをうかがうと未歩も横を向いている。


五分間お説教中。


「で、何もなかったんですよね?」


話が終わり引きついた笑顔で聞いてくる芦川。

俺は、


「全くなにもありませんでした!」


笑顔で答えた。

そこはしっかり伝えないと・・・・


ー ばしゅっ! ー

「ぐふっ!」


右脇腹に重いパンチが!

芦川のパンチが炸裂。

拓巳は50のダメージを受けた。


「痛っー!」

「デリカシー無さすぎ。今回はこれで許してあげます。」


そう言うといつもの笑顔に戻った。

そして頬に手を当てて質問してきた。


「さて、本日は会社は休みですよね?」


芦川は何をいっている?

同じ会社なら知ってるだろう?

むしろお前も休みだろう?

そう思いながら


「・・・・はい。」


と答えた。

すると当たり前のように俺の腕に手を組み


「なら私とデートしましょう!」


と言ってきた。


「「えっ!!!」」


俺と未歩は同時に驚いた。

先程まで怒った相手を普通の人はデートに誘いません。

そしてその相手は恐れて行こうとは思いません。

それなのになぜ誘う?


「デートいきましょう。」


もう一度言ってきた!

重要だからか!

俺は首を横に・・・・・


「ひっ!!!!」


首もとに刃物を当てられた気がした・・・・・

いや刃物と言うかなんというか肉食獣に狙われた感じがした。

それよりも強烈な悪寒が。


「デート。」


声色が重い。

すると横から手を握ってきた。

未歩だ。


「私と出掛けるんだよね?」


しょんぼりした顔で見てきた。

行く約束をしたがこれでは無理だろう!

俺は未歩の誘いを断ることにした。


「えっと未歩ちゃん。」

「はい。」

「今日はやめて良いですか?」

「えっ!」


そう未歩に告げると


「信・て・・・に」


と未歩はぼそりと呟いた。


「えっ?何て言った?」


聞き取れなかった俺は聞き返してしまう。

それが地雷でした。


「信じていたのに・・・・・!!!」


思いきり腕を引っ張られる!


「拓巳さんは裏切らないって信じてたのに・・・・!」


未歩ちゃんがキレた!

あのやさしい未歩ちゃんが!?

目が冷たい・・・・

言葉で言うと絶対零度!

未歩を断る事もできない状況に!

バトルが始まるか俺が二つに別れるか?

どうする俺!


シンキングタイム。

俺は考えた。

どうしたらなんとかこの二人が仲良くするのか。

俺が無事生きれるか。

色々考える。

考える事0.01秒。

出た答えは・・・・


「二人でコンビニいかない?そして家でゲームしよう?」


出た答えはこれだった。

これしかなかった。

二人の反応は?


「うん!」

「まあ、いいですよ。」


俺は安堵で床に崩れ落ちたが二人に支えられてそのままコンビニへつれていかれましたとさ。

未歩と涼子。

二人の恋の行方は?

あと二人いますが彼女たちは!?

次回はやっとのゲーム編。

生き残る事ができるのか?

次回もよろしくお願いします!

那祢でした。

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