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その新居は!?

 セオロナさまと二人、寝室を出てテラスに置かれたソファに座る。

 外側に向いた1人がけソファが外側の景色を眺められるように並べて置かれていて、間には小さ目のティーテーブル。今日は紅茶ではなく、氷の入った涼し気な2層に分かれたジュースのグラスにストローがささっている。

 ほっと一息。横をみると目と目があって少し照れるが、ここはお礼を言うところだ。まっすぐ見つめなおす。


「ありがとう。こんな素敵なところを新居にしてくださって。」

「気に入ってくれた?」

「もちろん!」

 笑顔がはちきれる私の頬に、心地よい潮風があたる。 


「最高の景色だわ。この大海原!」

 そう、私たちの新居となるグランドアース帝国宮殿は『超大型豪華客船』だった。

 世界中の国々の頂点に立つこの帝国自体は、どの国土にも属さない。もちろん、直轄領はそのままとして、城自体はあらゆる国から独立していることが望ましい。

 との考えで、グレイトドラゴンさまが出現してから役5カ月、世界各国の技術師・船大工・宮大工・家具職人を極めた一流の技能士さんたちが集まって、作られた『芸術品』の閾に達するものだった。


 私たちは、この広い客船をベースにグレイトドラゴンさまに乗ったり、港に降りたったりしながら、世界中を回り続ける人生を送ることになる。


 旅をし続ける人生!私の目指していたものは、想像を絶するスケールで実現されたようである。


 これから、どんな毎日が繰り広げられるのだろうか。


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