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はじめてのディナータイムは?

   さてさて、皆さま。お待ちかねの夕食タイムですよ。


 って、テーブルの上なんものってないじゃんというお顔の皆さまを、ご案内する。


 階段を上がって、上がっていざ、屋根裏へ!

 三角屋根の部屋の隅。天井も低くなってる隅っこに。

 ちまっと。沢山の草花を布で包んだクッション風の物体と、

 ダンボールサイズの机にタータンチェックのクロス。その上にはお弁当箱に入れたのは肉巻き野菜のスティック、ゆで卵。水筒に熱々ミルクティ。と、パンはあえて、一人分づつ英字新聞で作ったオシャレ紙ぶくろに。


「どうぞ、隠れ家に~。」

 皆さん集まってチマチマすると、わくわく感募りません?

 と、皆さんをみると、おっ。目キラキラだ。しっかり少年、少女の顔になってる。

 大成功!とニコニコしながら眺めてると、踊り子のライユさまが手招きを。


 紙ぶくろから取り出したパンを半分こ。

「ほらほら。ここ座って~。なんか分け合うって素敵☆冒険中の隠れ家みたーい。」


「ありがとう。わたしは、エリアル。神殿で修行中の身だ。」と、賢者さま。 

「屋外で生き抜くすべは知り尽くしてると思ったが、あえてのチマチマははじめてだ。はじめまして、クレイだ。わたしは、辺境地警備をしている。」と、レンジャーさま。


 そして、こっちをじっと見つめるグリーンの瞳。

「あっ。ありがとう。わたしは・・・わたしは、セオロナ。王都南のグランフォード・シルヴィー領をおさめている。素敵・・・だ。この空間も、そして、あの・・・。」

「え、えええええっ。セオが、まさかセオが詰まった。」

「完璧な公爵家のプリンスで」

「爽やかで社交界の華」

「強くて堂々とした勇者の。セオが・・・。」


 思わず見つめ返すと、真っ赤に染まった頬の。勇者さま・・・


「ごあいさつが遅れて申し訳ありません。瑠奈です。

 数日前からここでお世話になっております。お迎えできて光栄です。」

 と、勇者さまが私に一目惚れ~。なんて期待し過ぎと、自分を戒めて、冷静にごあいさつ。


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