表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さつこい! 麗編  作者: おじぃ
修学旅行編
42/69

吸血鬼から救出

 私たちは江ノ島シーキャンドルの展望台から360度の絶景を堪能している。


 東には三浦みうら半島や房総ぼうそう半島やヨットハーバー、西には残雪のある富士山や丹沢山脈や伊豆半島、真鶴まなづる半島や不入斗さんの故郷である茅ヶ崎市街、南には大海原の向こうに伊豆大島の影、北は駅舎が龍宮城りゅうぐうじょうのような造りになっているという片瀬江ノ島かたせえのしま駅周辺の繁華街が見える。


 シーキャンドルを出て、神威くんのお母さんにそっくりな顔した阿吽あうんの象の前を通り過ぎた後、散策路の商店で買ったサイダーを飲みながら島を散策した。


 小魚など磯の生き物と触れ合える岩場では何故か神威くんだけ海のゴキブリと言われるフナムシに全身を覆われ、もはやフナムシの塊と化した悪役モンスターだった。上幌さんと岩見沢さんは大爆笑。


 木天蓼またたびって虫も寄せ付けるのかな?


 続いて鍾乳洞に入ればたちまち300匹は超えるであろうヒルの群れに全身を覆われて血をたっぷり吸われていた。うぅ、ナメクジみたいで気持ち悪い…。


 他のみんなは怯えて逃げてしまったけれど、失血死したら可哀相なので削ぎ落としてあげた。


「あ、ありがど…」


 神威くんは血を吸われ過ぎて貧血を起こしているみたい…。大丈夫かな?


「大丈夫?」


 心配なので声を掛けてみた。


「…大丈夫。貧血になっちまっただけさ…」


 その後、神威くんは長万部くんの肩を借りて島の入口まで戻った。


「おう! ねっぷと愉快な仲間たち!」


 学校制服を纏ったスポーツ刈りの少年が声を掛けてきた。


「おおお!! 師匠!!」


 先程までの虚弱は嘘のように元気を取り戻した神威くん。実はこの方は島の入口で待ち合わせをしていた。


 ご覧いただき本当にありがとうございます!


 今回は今後の展開を鑑みて非常に短くなりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ